出して広げるだけのポップアップテントの魅力|おすすめ商品を2つ紹介
「簡単に設営できるテント」と一口にいっても、ポップアップテント、ワンタッチテント、ワンポールテントなど、種類はさまざまです。
それぞれ特徴も異なるため、求める機能や使いやすさを持ったものを選ぶ必要があります。しかし、初心者であれば特に、なにを選んだら良いのか迷うこともあるでしょう。
今回は、屋上テラスでも使いやすいポップアップテントの紹介をします。
ポップアップテントの特徴と魅力
ポップアップテントは収納袋から取り出して広げるだけで、あっという間に自力で立ち上がるのが特徴です。軽量で、たためばコンパクトになり手軽に使えるため、公園やビーチで活用するのにも便利です。
一般的にテントは、ポールを組み立てたり差し込んだりといった手間がかかります。しかしポップアップテントは骨組みに当たるフレームが本体に仕組まれているため、ポールを取り付ける手間がかかりません。また、弾性があるフレームの力で、自動的にテントが完成します。
ポップアップテントの選び方
ポップアップテントを選ぶときには、注目するべきポイントがあります。ここからはポップアップテントの選び方をみていきましょう。
種類で選ぶ
ポップアップテントには前面が大きく開いているオープンタイプと、全部閉めて密室のようにできるフルクローズタイプがあります。
オープンタイプは開いている部分が多いため風通しが良く、フルクローズタイプより生地が少ない分、軽量です。一方、フルクローズタイプは、周囲からの視線を気にしなくて済むプライベート空間になります。
出たり入ったりする休憩場所や日除けとして使う場合には、オープンタイプが適しているでしょう。更衣室に使ったり宿泊に使ったりする場合は、フルクローズタイプが向いています。
人数に合わせて選ぶ
ポップアップテントには、使用する人数の目安が記載されていることがほとんどです。
1人で使うのに大きすぎるテントを選んでもかさばるだけですし、小さすぎるテントを選んでしまい、人が入りきれない事態も避けなければなりません。
使用人数をよく確認して、合うものを選ぶようにしましょう。
用途に合った機能性で選ぶ
ビーチなどで日除けに使用する場合には、UVカット機能があるポップアップテントを選びましょう。なかには紫外線を防ぐ「UPF値」が記載されている製品もあります。「UPF50+」が最高値なので、確認してみてください。
耐水性の有無も選ぶ際のポイントです。特に宿泊に使う場合は、急な悪天候になる可能性もあるため、耐水性があるタイプを選びましょう。強い雨の侵入を防ぐ耐水圧1500mm程度が目安です。
素材で選ぶ
テントの素材は、居心地の良さに影響します。
おすすめの素材は、ポリエステルの糸が縦横交互に織られているポリエステルタフタです。
ポリエステルタフタの生地にはツヤがあり、触り心地がなめらかなのが特徴です。また、織りの密度が高いものほど地面に凸凹があっても感じにくいため、テントで快適に過ごせますよ。
ポップアップテントの組み立て方&たたみ方
ポップアップテントの組み立て方とたたみ方を確認しておきましょう。
【手順】組み立て方
ポップアップテントは収納袋から取り出して広げると、バネの力で自動的に組み立てられます。
ペグを打たなくても設営できるため、ペグ打ちができない公園やおうちキャンプをするときにも活用できます。
ポップアップテントは軽量なものが多く扱いやすいのがメリットですが、その反面、強風だと飛ばされやすいのがデメリットです。
そのため、風が吹く場所で使うのならペグで固定するか、重しで抑えるようにしましょう。
ポップアップテントのなかには、四隅に取り付けられる砂袋が付属になっている製品があります。砂袋に石やペットボトルなどを入れて取り付ければ、風に飛ばされないようにすることが可能です。
【手順】たたみ方
ポップアップテントは組み立てるのは簡単でも、たたみ方に苦戦する方が多いようです。コツさえ覚えてしまえばスムーズにたためるため、確認しておきましょう。
ポップアップテントの形状には、おにぎり型とトンネル型がありますが、ここではおにぎり型のたたみ方をみていきます。トンネル型のたたみ方も、「4.」までできればあとは同じです。
1.左右を合わせて平らにする
2.天井部分を持って床に寝かせる
3.天井部分と床部分を合わせて2つ折りにする
4.合わせた部分を左手で持ち、自分の近くに持ってくる(「C」の字の真ん中を持っているイメージ)
5.左手を握りしめすぎないようにして、Cの字の上部を内側に丸め込んでいくと3つの輪ができるので、そのまま丸め込んで自然に3つの輪が重なるようにたたむ
6.出ている生地を内側にしまって収納袋に入れる
おすすめのポップアップテント2選
機能性に優れたおすすめのポップアップテントを2つ紹介します。
コールマン/クイックアップIGシェード
価格:8,980円
耐水圧:約500mm(フロア:約1,500mm)
定員:2~3人
サイズ:(使用時)約200cm×150cm×125cm、(収納時)約直径59cm×8cm
重量:約2.5kg
材質:シェードスキン/68Dポリエステルタフタ(UVPRO、PU防水)、フロアシート/ポリエチレン、フレーム/スチール
オープンにもフルクローズにも設営可能。通気性に優れ、防虫機能を備えた新メッシュが素材に使われています。重しにもなる砂袋4つ付き。
QUECHUA (ケシュア)/2 SECONDS FRESH&BLACK XL
価格:14,900円
2人用
サイズ:(外寸)170cm×270cm、(ベッドルーム)145cm×210cm、高さ(最高部):105cm、(収納時)直径 74cm×厚み9cm
重量:4.3kg
素材:フライシート/100% ポリエステル(PES)、内側の生地/100% ポリエステル(PES)、マット/100% ポリエチレン(PE)
荷物や靴置き場にもなる前室付き。テント外側のフライシートは遮熱・高度の遮光性・UV カット(UPF 50+)で、夏でも涼しく過ごせます。防水試験(熱帯雨に相当する1時間当たり200 mm/m2 のシャワーテスト)と耐風試験(50km/hの風:風力6)実施済みで安心。
さまざまなシーンで活躍するポップアップテントを手に入れよう
屋上テラスは、おうちキャンプを楽しめるだけではなく、災害時の避難場所としても活用できます。よって、屋上テラスでも簡単に設営できるテントがあれば、雨風、日差しや寒さから身を守れるため安心です。
ポップアップテントなら設営も簡単、収納もコンパクトにできます。キャンプ・レジャー、災害時の備えなど多彩に活躍するおしゃれなポップアップテントを手に入れてみてはいかがでしょうか。