カラス被害の対策と撃退方法|実は臆病な性格で警戒心が強いことも解説

屋上メンテナンス

ゴミを荒らされたり、ガーデニングで大事に育てていた植物を食べられてしまったり…このようなカラスの被害に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

カラスを撃退するためにいろいろ試しては見るものの、あまり効果を感じていないかもしれません。

そこで今回はカラスの生態を確認しながら、カラス被害の対策と撃退方法を紹介します!

カラスの対策・撃退方法の前に生態をチェック

カラスの対策・撃退方法の前に、まずはカラスの生態をチェックしましょう。カラスの生態を知ることで、より効果的な撃退法が導き出せますよ。

高い知能がある
カラスは鳥の中でもひと際、高い知能があり、その知能レベルは、小学校低学年レベルともいわれています。

特に、観察力、記憶力、学習能力に優れているのが特徴です。カラスは一度受けた被害体験を覚えていて、人の顔や服装まで記憶します。そのため、被害を与えられた人間に対して仕返しをしてくることも。

仲間に情報を伝達する能力もあるため、賢い鳥であることがわかります。

色彩能力に長けている
カラスは色彩能力に長けています。人間は赤、青、緑の3色を組み合わせることで色を識別しますが、カラスは紫外線を見る能力があるため、4色を組み合わせて色を識別できるのです。

サンプルの食べ物と本物の食べ物を用いた実験では、見事に本物を見抜きました。さらに、色彩能力に加え、視力も人間の5倍程度あることがわかっています。

強い警戒心を持つ
カラスは本来臆病な性格のため警戒心が強く、人を襲うことは少ないといわれています。

しかし、繁殖期(3月〜7月頃)は雛を守るために攻撃的になりやすいため、この季節のカラスには、特に注意が必要です。

【カラスの対策】被害が出る前にできること

カラスの対策として被害が出る前にできることがあります。どんな対策ができるのか、確認していきましょう。

カラスが止まれないようにする
そもそもカラスが止まれないようにすれば、被害が出る前に対策できます。

例えば、カラスよけのグッズやカラスが嫌がるものをぶら下げるなど、ベランダや屋上テラスにカラスが寄ってこないようにします。

カラスの死骸やフクロウをまねて作られたものは、カラスが警戒し、近づかなくなるのでおすすめです。

防鳥ネットを利用する
防鳥ネットを利用するのも、カラス被害が出る前にできる方法です。防鳥ネットとは、ゴミ置き場などでよく見かける、ゴミをカラスから守るネットのことです。

細かな網目が特徴で、カラスのくちばしが物理的に入らないようにできます。ネットの色など、見た目が気になる人は、景観になじみやすいオリーブグリーン色がおすすめです。

テグスやワイヤーを張る
テグス(釣り糸)やワイヤーをベランダや屋上テラスに張ると、カラスを傷つけずに対策できます。

カラスは羽が傷つくだけでなく、何かに触れるだけでも嫌がるほど、羽を大切にする習性があるのです。

ちなみにワイヤーの色は、カラスが見えにくい黒や透明がおすすめです。

目玉模様などの光るものを吊るす
目玉模様などの光るものを吊るすのも、カラスが警戒し近づかないため有効です。

カラスにはゆらゆらと揺れる目玉模様の動きが、フクロウなどの天敵からこちらを見ているように見えるようです。

風船のように膨らませるタイプなら、手軽に使えますよ。

ゴミ袋には破れにくいものを使う
引っ張っても破れにくい極厚タイプのゴミ袋なら、カラスから食い破られにくくなります。

ゴミ袋が破れにくければ、カラスも途中であきらめる可能性が高くなるでしょう。特に生ごみなどの日は破れにくいゴミ袋がおすすめです。

【カラス撃退方法】今からでもできること

なかには既にカラス被害に遭われている人もいるかもしれません。一刻も早く改善したい状況ですよね。

ここでは、カラスの撃退方法として今からでもできることを3つ紹介します。 

嫌がる音を出す
カラス撃退方法の1つ目は、嫌がる音を出すことです。

カラスの嫌がる音で最も効果的といわれているのが鷹(タカ)に攻撃されている音。この音を聞かせると、動作が止まり数分で自ら逃げていくといわれています。YouTubeで検索すると出てくるため、スマホから音を出すことができます。

他にも、銃声や爆発音など、カラスが怖がる音を出すのも効果的です。

強い光を出す
カラス撃退方法の2つ目は、強い光を出すことです。カラスは視力が人間の5倍あるため、強い光が苦手です。

強力なLEDライトやレーザーポインターを使って、レーザー光線をカラスに向けてみてください。

ただし、レーザーポインターのレーザーは人間の目に入ると視力が低下する恐れもあり、大変危険です。使用する際には、周囲に人がいないかなど十分に確認するなど、取り扱いには気をつけましょう。

超音波の出る装置を使う
カラス撃退方法の3つ目は、超音波の出る装置を使うことです。カラスを含め害鳥は超音波を苦手としています。

超音波の出る装置には、ソーラー充電ができる電池不要のタイプがあります。

カラスが威嚇してきたら要注意

カラスが威嚇してきたら要注意です。

特に繁殖期(3月〜7月)は、カラスの巣のそばを通っただけでも頭を蹴られるなどの被害を受けることがあります。

カラスが人に向かってガーガー大声で鳴いたり、人間の頭上スレスレを目がけて飛んだりする場合は、巣が近くにある可能性が高いので、その場から離れるようにしましょう。

どんなにカラスを寄せ付けない対策や、自分でできる撃退方法を試してみても効果がなく、カラスが威嚇してくる場合には、専門業者に頼るようにしましょう。

効果的なカラス撃退方法で屋上テラスの安全を守ろう

実は臆病で警戒心が強いカラス。カラスの生態を知ることで、知能が高いことだけでなく弱点も発見することができました。

弱点を知っていれば、効果的な撃退方法も見つかりやすいものです。

ぜひ今回紹介した対策と撃退方法を参考に、カラスが繁殖期を迎える春に向けて、早めの対策をして屋上テラスの安全を守っていきましょう。

管理人

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