今年は本気でモノを減らす!上手な「モノの手放し方」

コラム

年末の大掃除をする時期になると、モノの多さに愕然としてしまう…そんな経験はありませんか。大掃除をする前にやっておきたいのが、モノの取捨選択です。「今年は本気でモノを減らしたい!」というあなたへ、今回は上手な「モノの手放し方」をご紹介します。捨てるのが苦手、すぐにモノが増えてしまう…そんな方にも役立つアイデアがいっぱいです。

大掃除をする年末は、「モノを手放す」チャンス

師走は何かと忙しさが加速する時期。ですが、あえて時間をつくって年末にモノを手放すことには、下記のようにさまざまなメリットがあります。

・気持ちがすっきりとして軽やかに新年を迎えられる

・モノを全体像を把握できるため、重複買いや買い忘れを防ぐことができる

・重複買いが減れば、無駄遣いも減る

・リサイクルやフリマアプリを活用すれば不要品が生かされる

・環境に優しい暮らしにつながる

新しい年を迎える前に、部屋のなかも心もすっきりとさせたいもの。大掃除で「きれいにすること」へのモチベーションも高まる年末は、モノの取捨選択をするのに良いタイミングです。あなたも、自分らしく居心地のよい空間づくりを目指して、取り組んでみてはいかがでしょうか。

年末に上手に「モノを手放す」ポイント

クローゼット整理のポイント

部屋のなかで大きな面積を占める衣類を取捨選択すると、部屋のすっきり感を実感できます。クローゼットのなかにある衣類を全て出し、季節ごとや家族それぞれのアイテムに分け、着なくなった服や傷んだ服、古びたデザインの服などを見極めていきましょう。

着る予定の内服や、サイズの合わなくなった服は潔く手放すのがおすすめ。「いつか着るだろう」と置いておくと、どんどん増えてしまい収納スペースを圧迫します。「今」にフォーカスして、これからの自分に似合う服だけを残すと、コーディネートもラクになりますよ。

書類整理のポイント

日々の暮らしのなかで、どうしても溜まりがちなのが書類。DMやチラシ、学校や塾などからのお便り、家電などの取扱説明書…気付くと、棚などにいっぱいになっていませんか。

時期が過ぎてしまった内容や、使わない書類は潔く処分を。カテゴリ別に書類の置き場を決めてファイルボックスなどを準備しておけば、気負わず一時置きすることができます。溜まったきたな…というタイミングでこまめに取捨選択すると年末の負担が減ることでしょう。

個人情報などが掲載されている書類の処分は、シュレッダーを使うとぐんとラクになります。書類そのものが不要である場合は、デジタル化して残すのもひとつの方法です。

キッチン・生活用品の整理のポイント

モノが溢れがちなキッチンは、年末を機にすっきりと一掃すると気持ちが軽やかになります。食事の支度が楽しみになるような、自分らしく整ったキッチンを目指したいですね。

どのお宅のキッチンにも、長く使っていない調理器具や保存容器、食器などが一つはあるはず。年末は一度モノを全て出して取捨選択することをおすすめします。

長く使っていないモノはこれから先も使う可能性が低いと考え、新品であればリサイクルに出したり人に譲ったりすると処分するよりも気持ちの負担を軽減できるはずです。また「これから先の暮らし」にフィットする調理器具や食器だけを残し、それらを大切に使っていくことで軽やかさを実感できることでしょう。

キッチンアイテムの取捨選択とともに食品も整理したいもの。賞味期限の近い食品をピックアップして早めに使ったり、賞味期限を過ぎてしまい食べられない食品は処分したりと今一度食品ストックを見直すと無駄遣いが減ることでしょう。

年末に、上手に「モノを手放す」アイデア 

先ほどもご紹介したように、モノを手放すのにはいくつかの方法があります。無理なく、あなたの気持ちにフィットする方法を取り入れてみてくださいね。

・近くのリサイクルショップに持ち込む

 ・フリマアプリを活用して自分で販売する

 ・フードドライブなど寄付キャンペーンを活用する

少しでもお金に変えてこれからの暮らしに役立てたい場合は、リサイクルショップを活用するのがおすすめ。一気にモノを減らすことができるため、気分もすっきりします。

一つひとつのモノを自分で値付けしたい場合や、大切に使ってもらえそうな人に直接譲りたい場合はフリマアプリを活用するとよいでしょう。まだ賞味期限が長めに残っている食品は、フードドライブなどを活用して寄付すれば、新たな場所で役立ててもらえるという実感を得られますよ。

捨てるのが苦手…どうしたら、気持ちよく手放せる?

人に譲ることが難しいモノは、潔く処分しましょう。ですが愛着があるモノほど、手放すときには躊躇してしまうもの。迷ってしまい時間がかかりそうなら、モノを手放すことで得られる事柄に少しだけ目を向けてみてはいかがでしょうか。

・画像などに残してから処分する

・ありがとう、とお礼を言ってから処分する

・大掃除とともにモノを手放すことで、気持ちよく新年を迎えることができる

・これからの自分に合ったモノだけが残り、心地よい空間になる

このような考え方でモノと向き合えば、モノを手放すことに前向きになれるかもしれませんよ。

モノを手放して、心とスペースに余裕を

モノを手放すことは時間も労力も、そして気力も必要です。そのため、どうしても後回しになってしまいがち…。ですが、年末は大掃除をするというモチベーションもあるため、1年の締めくくりとしてよいチャンス。モノを手放した先には、心とスペースに余裕がもたらされることでしょう。あなたもぜひ、風が吹き抜けるような気持ちのよい空間をめざして、モノに向き合ってみてはいかがでしょうか。

伊野奈緒美

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福岡のフリーライター。Naomi.Spring代表。WEB媒体を中心に、インテリア・ライフスタイル・ファッションなどをテーマに記事を執筆しています。趣味は、...

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