玄関の庇をおしゃれにするポイント3つ|メリット・デメリットや実例も紹介

コラム

「ドアの開け閉めで雨に濡れたくない」「家の外観をおしゃれにしたい」と考える人おすすめなのが、玄関に設置する庇(ひさし)です。家全体で見ると小さなパーツですが、外観の印象を大きく左右するため、選び方にはこだわりたいところ。

本記事では、玄関の庇をおしゃれにするポイントと実例、庇を設置するメリット・デメリットなどを紹介します。

玄関の庇をおしゃれにする3つのポイント

庇は、玄関ドアや窓などの上部に設置する、小さな屋根のような存在です。

おしゃれにする主なポイントは、デザイン・素材・バランス感の3つ。外観に合う庇を選ぶことで、統一感のあるおしゃれな見た目になります。具体的にどうすれば良いのか、各ポイントを見ていきましょう。

1. 外観に合わせてデザインを選ぶ
庇は玄関ドアの上に設置するため、家の外観に合うデザインにすることが大切です。外観に合わないと庇だけが浮いてしまい、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。

おしゃれにするために意識したいのは、庇の色と形です。色が家の外壁と合っていないと見栄えが悪くなってしまいます。庇の形は家の雰囲気に合わせましょう。重厚感がある家にはボリューム感のある庇が、モダンな家にはスタイリッシュな庇が似合います。

玄関だけでなく家全体を見ながら考えると、庇の最適なデザインがイメージできるでしょう。

2.仕上げたい雰囲気に合わせて素材を選ぶ
庇の主な素材は、木、ガラス、アルミ、ガルバリウムの4つ。種類によって見た目や雰囲気、特徴は異なります。

種類見た目/雰囲気特徴
・温かみがある
・落ち着いた雰囲気
・和風の家に合う
・耐久性を上げるため、
金属と組み合わせることが多い
ガラス・透明感がある
・シャープな雰囲気
・家の外観になじみやすい
・耐風性・耐水性に優れる
アルミ・シンプルな印象を与える
・スタイリッシュな雰囲気
・庇の素材として一般的
・さびにくい
・耐久性に優れる
ガルバリウム・メタリック感がある
・モダンな雰囲気
・さびや摩擦に強い
・耐久性・耐熱性に優れる

3.ドアや窓とのバランスを考える
庇を設置する際は、玄関ドアと窓とのバランスを考慮すると、すっきりまとまっておしゃれな印象に。庇が小さすぎると本来の役割を果たさないだけでなく、バランスが悪く見えてしまいます。

デザインと同様に、家の外観とバランスを見つつ、どんな庇が良いか考えてみましょう。

おしゃれな玄関の参考に。庇の実例2つ

玄関ドアにおしゃれな庇を設置したいと思っても、どんなものが良いか分からない場合は、実例を見ると具体的にイメージしやすくなります。手前で紹介したおしゃれにするポイントを踏まえながら、2つの実例を見ていきましょう。

実例①バランス感が絶妙&おしゃれな庇

玄関ドアより少し長めの庇を設置した住宅。庇はコンパクトですが、家の横幅や窓とのバランスが絶妙です。素材感と色味が家の外観に合っているため、遠目で見ても統一感のある印象を与えます。

また、こちらの実例は庇が斜めになっているのも見逃せないポイントです。庇の素材感がよく分かるだけでなく、雨や雪が降っても上部に溜まりにくいメリットがあります。

実例②家の外観とマッチしているおしゃれな庇

こちらの住宅は、外壁の素材と色に近い庇を設置しています。庇の横幅が長いものの、外観とマッチしているため違和感はありません。

こちらの実例は庇と窓が好バランスです。バランスよくすっきりまとまっているため、スタイリッシュでおしゃれな見た目に仕上がっています。

玄関に庇を取り付けるメリット・デメリット

庇の取り付けを検討した際は、メリット・デメリットの両方を把握しておくと後悔のない家づくりができます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

メリット
玄関に庇を取り付ける主なメリットは、「雨・雪除け」と「直射日光のカット」「おしゃれな見た目」の3つです。

<雨・雪除け>
庇を設置すると玄関ドアの上に屋根ができるため、雨や雪の日でも濡れなくて済みます。家族の出入りはもちろん、置き配を頼んでも安心です。

<直射日光のカット>
真夏の太陽光は非常に強く、玄関内に日差しが入り込んだり、外壁や玄関ドアの劣化を招いたりします。その点、庇があれば直射日光をカットでき、玄関内の温度上昇や建物の劣化を防げます。

<おしゃれな見た目>
庇は機能面だけでなく、見た目も左右するポイントです。外観に合う庇を設置すると、一気におしゃれな印象に。周囲の家と差別化を図りたいときにもぴったりです。

デメリット
玄関に庇を取り付ける際の注意点としては「コスト」と「メンテナンス」が挙げられます。

<コスト>
庇を取り付ける場合は別途費用が発生します。手前で紹介したように、庇は素材やデザインが豊富ですので、こだわるとその分コストがかかる場合があります。

<メンテナンス>
庇の設置後は定期的なメンテナンスが必要です。劣化したまま放置すると、雨漏りや腐食などにつながります。

玄関の庇は後付けできる?

庇は独立したパーツですので、後付けは可能です。

ただし、後付けする際は建ぺい率に注意が必要です。建ぺい率とは、「敷地面積に対し、どの程度の建物を建築できるか」を示したもの。建ぺい率と敷地面積をもとに、建築面積を算出します。

後付けできる庇の大きさは建築面積によって変わるため、気になる場合は後付け工事を依頼する業者に確認してみましょう。

なお、庇の後付けにかかる費用は「庇の本体+造作工事の費用」です。庇本体の費用は素材やデザインなどによって異なりますが、安いと3万円程度です。設置費用は5万円程度で、庇本体の価格に幅があることを踏まえると、総額10万~30万円が目安となるでしょう。

庇にこだわって、玄関をもっとおしゃれに

庇を設置すると雨や雪、直射日光を防げるだけでなく、外観のおしゃれ度がアップします。

家全体のバランスを考えた上で、庇の素材やデザインなどを考えると、外観に合うものが見えてくるでしょう。こだわりの庇を設置して、玄関をよりおしゃれな空間にしてはいかがでしょうか。

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