揺れる炎に癒されるオイルランタン。メリット・デメリットも解説

お家キャンプ

灯油などのオイルを燃料として明かりを灯すオイルランタン。アンティークな見た目とおしゃれな雰囲気で人気ですが、「なんだか扱いづらそう…」という印象があるかもしれません。

そこで今回はオイルランタンのメリット・デメリットに加え、選ぶポイントや使用時の注意点、おすすめ商品を紹介します!

オイルランタンのメリット・デメリット

それでは早速、オイルランタンのメリット・デメリットを確認していきましょう。

炎の揺らめきとおしゃれなデザインがメリット
オイルランタンのメリットは、おしゃれなデザインでありながら独特の暖かい炎の揺らめきを楽しめることです。

電気を使うLEDランタンやガス缶をつなげて使うガスランタンに比べ、明るさは少々劣りますが、自然な炎の揺らめきをおしゃれに楽しめるのはオイルランタンだけ。

自宅の屋上テラスでも大人の雰囲気が味わえますよ。

テント内では使用できないのがデメリット
オイルランタンのデメリットはテント内で使用できないことです。テントを閉め切った状態でオイルランタンを使用すると、一酸化炭素中毒になる恐れがあります。

換気をしたとしても、オイルがこぼれて引火する危険性もあるため、テント内の使用は避けた方が良いでしょう。

テント内でランタンを使う場合には、オイルやガスが不要のLEDランタンを選びましょう。

2種類のオイルランタン

オイルランタンは主に2つの種類があります。ここでは2種類のランタンの特徴やポイントをそれぞれ解説します。

扱いやすい、非加圧式
非加圧式のランタンは、シンプルな構造で扱いやすく、防風性能が高いのが特徴。強い雨風にも耐えられるという意味から、「ハリケーンランタン」とも呼ばれています。

明るさは控えめですが、燃焼時間が長いのが魅力。タンクの容量によっても異なりますが、1回の着火で20時間以上燃焼が続くものもあります。

灯油などの燃料を入れ、燃料が染み込んだ芯にライターで着火するだけのシンプルな構造のため扱いやすく、初心者におすすめです。

光が強い、加圧式
加圧式のランタンは、光の強さが特徴。暗闇でも周辺をしっかりと明るく照らすことができます。

非加圧式がライターで着火するのに対し、加圧式は着火前にポンピングや空焚きを行う必要があります。ポンピングとは空気を送りこんで加圧すること。空気で圧力をかけることで、タンク内の燃料を送り出し点灯する仕組みになっています。

少々手間はかかりますが、明るさを求める人やポンピングの作業も楽しみたいという人におすすめです。

オイルランタンを選ぶポイント

ここではオイルランタンを選ぶポイントを3つ紹介します。

1.使う燃料
選ぶポイント1つ目は使う燃料です。オイルランタンの燃料には、灯油またはパラフィンオイルがあります。

灯油はにおいや煤(すす)が出るのが気になるところですが、ガソリンスタンドで気軽に手に入り、コストパフォーマンスも良いのが特徴。オイルランタンの使用頻度が高い人におすすめです。

一方、パラフィンオイルはにおいも出にくく、煤(すす)もほとんど発生しないのが特徴。灯油に比べて約10倍のコストがかかりますが、メンテナンス要らずのため手間をかけたくない人や初心者におすすめです。

2.芯の形状
選ぶポイント2つ目は、芯の形状です。オイルランタンの芯の形状には平芯、棒芯、巻き芯の3種類があります。

平芯はリボンのような平らな形状で、オイルランタンの芯の中で最もスタンダードなタイプです。幅の種類も豊富で、芯の太さによって明るさが変わるのが特徴。明るさに合わせて選びやすいのが魅力です。

棒芯は丸い紐のような形状で、明るさは多少控えめですが、手元などを照らすのに向いています。

巻き芯は真ん中が空洞で筒状をしており、他の芯と比較すると厚みがあるのが特徴です。平芯と比較すると燃焼しにくく、明かりも暗めです。あえて暗めの炎で落ち着いた雰囲気を演出したい時におすすめ。

芯はオイルランタンには必須アイテムのため、ストックしておくと便利です。中でも平芯は比較的広く流通しており、ホームセンターなどでも手に入りやすいといわれています。棒芯や巻き芯はアウトドアショップやオンラインショップなどで購入できますよ。

3.火力の調整機能の有無
選ぶポイント3つ目は、火力の調整機能の有無です。火力調整機能付きなら、明るさの調整や燃焼スピードの調整もできます。

火力調整の方法は商品によって異なりますが、ハンドルやダイヤルなどでこまかく調整できるものが扱いやすいでしょう。シーンに合わせて光の明るさを変えたい人に最適です。

オイルランタンを使う際の注意点

ここではオイルランタンを使う際の注意点を2つ紹介します。

まず1つ目は説明書に記載されている燃料以外は使わないことです。爆発などの事故につながる恐れがあるので、説明書にない燃料の使用は絶対にやめましょう。

2つ目は、オイルランタンを傾斜に置かないことです。不安定な場所に置くと中のオイルがこぼれて引火する可能性があるため、必ず平らな場所に置いて使うようにしましょう。

おすすめのオイルランタン2選

キャンプ好きな人の中には、オイルランタンを自作する人もいますが、作るとなるとなかなかハードルが高いですよね。

そこでまずはお気に入りのランタンを見つけてみませんか。ここではおすすめのオイルランタンを2つ紹介します! 

フュアハンド/ベイビースペシャル 276
・価格:5,720円(税込)
フュアハンドは1893年にドイツで生まれた灯油ランタンの専門ブランドです。ベイビースペシャル 276 ジンクは非加圧式のオイルランタンで、灯油とパラフィンオイル、どちらの燃料も使えるのが特徴。

灯油を入れた場合、5Wの優しい明かりで20時間以上燃焼します。熱効率が良いため、燃料の継ぎ足しが面倒な人にもおすすめ。

やや小型で見た目も可愛く、カラーバリエーションも豊富。自分好みのカラーが見つかりやすいですよ。

ペトロマックス/HK500
・価格:42,900円(税込)
ペトロマックスは1910年にドイツで生まれた灯油ランタンの専門ブランド。HK500は加圧式のオイルランタンで、約400Wの明るさが特徴。

200以上のパーツで作られたレトロで美しいデザインが魅力。世界中のランタン愛好家からも支持されている人気商品です。

燃焼時間は約8時間ですが、その分しっかりと明るさをキープしてくれます。加圧式の工程を楽しみたい人や、明るさを求める人におすすめです。

屋上テラスでオイルランタンを灯してゆっくり贅沢な時間を

オイルランタンはLEDランタンにはない炎の揺らめきと、ガスランタンにはないおしゃれな雰囲気を演出してくれます。

オイルランタンを使ったことがない人も、今回紹介したメリット・デメリット、選び方を参考に、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。炎の揺らめきが心に癒しを与えてくれますよ。

屋上テラスで贅沢な時間をゆっくりと過ごしてくださいね。

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