マダコは冬が旬!屋上テラスでタコ料理を作ってみよう

屋外料理

秋から冬にかけて、野山では多くの作物が収穫されます。

私たちは、この時期さまざまな旬の食材で秋の味覚・冬の味覚を楽しめますよね。

しかし、海の幸の中にも豊かな味わいで私たちを楽しませてくれるものがたくさんあります。

今回は、その中から冬の南三陸を代表する海の幸「マダコ」にスポットを当て、マダコのおいしさを堪能できるアウトドア料理をご紹介します。

タコの旬

私たち日本人はよくタコを食べますが、その多くは1年中水揚げされるミズダコです。

では、11月から1月にかけてのわずかな時期にしか手に入らない貴重なタコがいるのはご存知でしょうか。

それは南三陸産の「マダコ」です。

程良く身が締まった小ぶりなタコですが、濃厚な旨みがあり「高級タコ」として贈答品でも人気があります。

タコと聞くと淡白な味を想像する人も多いかと思いますが、実はタコの味はそのタコがどんなものをエサとして食べていたかによって決まると言われています。

一般的にタコが主食としているのは貝類や甲殻類なのですが、南三陸産のマダコがエサとして食べているのは、「アワビ」なのです。

エサとして食べてきたものの味が反映されるのなら、南三陸産のマダコは間違いなくおいいしいタコだと言えそうですね。

タコが主役!みんなで楽しめるタコ料理レシピ

屋上テラスで作るたこ料理。ここでは、みんなで楽しめる「たこ焼き」と、主役にもなれるご飯料理「たこ飯」を紹介します。

タコを使った最も身近な食べ物と言えば、ほとんどの人がたこ焼きと答えるのではないでしょうか。

最近は市販の自動たこ焼き器も増えていますが、キャンプなど電気のない屋外でたこ焼きを作る場合は、ガスコンロを利用するのがおすすめです。

キャプテンスタッグやコールマンなど名立たるアウトドアブランドからも、カセットコンロで使えるたこ焼きプレートやミニパンが発売されています。

ひとつ手に入れておけば、たこ焼きだけでなく、アヒージョやデザート作りまで万能に活躍してくれますよ。

【たこ焼き】
自宅で作るたこ焼きは、好きな具材を入れたりしながら、みんなで一緒に作る過程も楽しいですよね。ここで紹介するのは基本のたこ焼きですので、具材を変えれば何通りでもアレンジを楽しめますよ。

材料(4人分):
薄力粉 400g,卵 6個,顆粒だし 小さじ4,牛乳 100cc,水 1.1L,ゆでだこ 400g,あさつき 20g,天かす 60g,紅ショウガ 40g,たこ焼きソース 適量,トッピング(青のりや鰹節など) 適量

作り方:
1. あさつきは小口切りに、ゆでだこはたこ焼き直径の1/3を目安にしたぶつ切りにします。

2.ボウルに卵と水を入れてよく混ぜ合わせた後、粉を入れます。泡立て器を使い、ダマがなくなるまできちんと混ぜましょう。

3.たこ焼き器を中火で熱し、穴の窪みに少し油が溜まる程度に油を引きます。

4.たこ焼き器を十分に熱したら、窪みが埋まるくらいの量の生地を流し込みます。

5.最初にたこを入れ、その後は天かす・あさつき・紅ショウガの順番に入れましょう。

6.生地の端の方が白っぽく固まりかけたら、竹串を穴の縁に沿って1周させ、手首を返しながらたこ焼きを90度立ち上げます。

7.竹串を使って少しずつ回し続け、たこ焼きをきれいな球体に整えていきましょう。

8.たこ焼きに火が通り、表面全体にきれいな焼き色がついたらお皿に取りましょう。

9.ソースをかけて、青のりや鰹節を振りかけたら完成です。

たこ焼き器専用の油引きがない場合、キッチンペーパーでてるてる坊主を作ってみてください。

てるてる坊主の服の周りをアルミホイルでくるんで、ぎゅっと握って絞れば球形の油引きが作れます。

たこ焼き器の穴の大きさに合わせて作れますので、使いやすいですよ。

【キャンプにもおすすめ簡単たこ飯】
旨みがギュっと詰まった冬のマダコを使って作る炊き込みご飯です。歯ごたえもあるマダコを噛むたびに口の中に深い旨みが広がりますよ。

材料(4人分):
お米 2合,ゆでだこ(または蒸しだこ) 300g,冷凍枝豆 100g,塩昆布 20g,調味料(しょうゆ 大さじ1,みりん 大さじ1,お酒 大さじ1),水 360cc

作り方:
2合のお米に具材を加えた量なら、3.5合まで炊けるラージサイズのメスティンがちょうど良い大きさです。

1.お米を洗います。洗い終わったら、メスティンの中に水とお米を入れて、30分浸水させましょう。

2.ゆでだこ(または蒸しだこ)を食べやすいひと口大に切っておきます。足の太いところは薄めに切って食べやすくし、足先の細い方は厚めに切って歯ごたえを出すなど、切り方を工夫するとさらにおいしく食べられますよ。

3.冷凍枝豆は流水で解凍し、さやから出しておきましょう。

4.メスティンに調味料を加えたら、軽く混ぜて全体に行き渡らせます。その後、塩昆布・枝豆・たこをバランス良く全体に並べ、しっかりとメスティンの蓋を閉めます。

5.炊飯中の吹きこぼれで蓋が外れてしまわないよう、蓋の上に重しを乗せて、弱火で15分~20分炊きます。

6.香ばしい香りが立ったら、火から下ろして蒸らしましょう。タオルや新聞紙などでメスティン全体を包んで、15分程そのままにしておきます。

7.蒸らし終えた後は、全体をざっくり混ぜて蓋をしておきましょう。このひと手間で、ふっくら柔らかいご飯が食べられますよ。

メスティンでご飯を炊くのは難しいと感じている人も少なくないようですが、メスティンで上手にご飯を炊くポイントは、音をよく聞くことです。

炊飯中に、メスティンから聞こえるブクブクという音が消え、パチパチまたはチリチリというような音に変わったら、火から下ろすタイミングと考えるとよいですよ。

屋上アウトドアで、旬の味覚「マダコ」を堪能しよう

マダコの生産量日本一を誇る明石のマダコが横綱なら、南三陸産のマダコはまさしく東の横綱でしょう。

今回紹介したたこ焼きもたこ飯も、タコが主役の料理です。

子どもから大人まで楽しめる料理ですので、今が旬の濃厚な味を、ぜひ堪能してみてください。

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