冬の時期の寝袋にはダウンシュラフがおすすめ!

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自然の中で過ごすアウトドアは、日常の喧騒を忘れさせ、気持ちをリフレッシュしてくれますよね。

日帰りのアウトドアやデイキャンプも十分に楽しいのですが、夕方帰り支度をする頃には、やはりもっとそこにとどまっていたいと、名残惜しく感じたことがある人は多いのではないでしょうか?

もし、泊まりのキャンプを未経験なら、ぜひ試してみる価値はありそうですよ。

昼間だけのアウトドアも非日常を感じられますし遊び甲斐もあるのですが、泊まりがけのキャンプは、さらに外で夜を過ごすという格別な楽しみがあるからです。

昼間とは違う自然の空気を感じながら眠りにつくのは、病みつきになるかもしれませんよ。

今回は、冬のキャンプにおすすめの寝袋『ダウンシュラフ』の選び方やお手入れの方法を紹介します。

ダウンシュラフとは

普段家で寝る時には布団やベッドがありますが、キャンプの時にすべて持っていけるわけではありませんよね。

そのため、キャンプで寝る時にはシュラフを用いるのがおすすめです。

『シュラフ』という呼び名にピンと来なくても『寝袋』と言えばご存じの人も多いでしょう。

シュラフには中綿が詰められており、その素材によって特徴も変わってきます。

ダウンシュラフに使われているのは、保温性に富む水鳥の羽毛です。

冬のアウターに多く使われていることが知られているダウンですが、軽く持ち運びやすい、適応する温度の幅も広いうえ保温力が高いというメリットから、ダウンシュラフも登山を好むアウトドアユーザーから高い人気を誇っているのだそうです。

【シュラフ(寝袋)選びに重要な温度】
これからの季節、自然の中で夜を過ごす時に最も重要なのは、いかに温かさを保てるかということでしょう。

ちなみに、シュラフよって対応できる温度にも違いはあります。

最近のシュラフには、EU統一規格であるヨーロピアンノームを用いて、使用下限温度(リミット)や快適に使用できる温度(コンフォート)などが書かれているものも増えています。

使用下限温度は、一般的な成人男性がシュラフの中に丸くなった体勢でなら、8時間睡眠できるくらいなので、快適使用温度(コンフォート)をしっかり見て、宿泊地の気温に対応できるか調べておくと良いですよ。

【シュラフ(寝袋)の形】

寝袋と聞くと、ミノムシのような形を想像する人が多いかもしれませんが、実は寝袋にもいろいろな形状があるのはご存じでしょうか。

・マミー型
『マミー』とは英語でミイラのこと。ミイラのような寝姿になることから、このように呼ばれています。体への密着度が高く冷たい空気が入らない、また保温性自体も優れているという特長があるなど、寒冷地に適している寝袋と言えるでしょう。

・封筒型
縦型封筒の形をしており、布団に最も近い寝袋と言えます。圧迫感は少ないですが、隙間も多いためほかのタイプより保温性は劣ると言えるでしょう。広げて毛布のように使ったり、連結させて大きな袋状にして使ったりすることもできますよ。

・ラップ型
マミー型と封筒型を掛け合わせたハイブリッド型とも言えるのがこのラップ型です。マミー型よりもややゆとりがあり、封筒型よりもやや保温性が上がります。

・人型
宇宙服やフードのついたつなぎ服のようなデザインで、袋に入ると言うよりも『着る』寝袋と言えるでしょう。動き回れて機能的ですから、下限温度の高いものを選べば冬のキャンプにも重宝するでしょう。

ダウンシュラフのお手入れ

ダウンシュラフを使う場合、日頃からできるお手入れとして、キャンプ後自宅に帰ったら風通しの良い日陰にシュラフを干して、湿気を飛ばしてから収納することをおすすめします。

ただし、使用回数が増えていくと、次第に汚れが目に付いてくることもあるでしょう。

その時はクリーニングに出したり、洗濯表示を確認して自宅で洗濯したりすることができますよ。

もし部分的な汚れなら、ダウン専用洗剤や液体の中性洗剤を水に溶かしたものをタオルにつけ、気になる汚れを拭き取って乾かせばよいでしょう。

一般的に寝袋をどれくらいの頻度で洗濯すればよいかは、多くの人が迷っているかもしれませんが、一般的に30~50回の使用が目安になると言われています。

また、汚れが全体的に目立ってきたり、寝袋のかさが大分減っていたり、匂いが気になったりする場合も、洗い時と捉えましょう。

洗濯の手順は以下の通りです。

1.寝袋についているファスナーやベルクロなどはすべて閉めておきます。ただし、ドローコードは緩めておきましょう。

2.浴槽や大きな桶などの容器などに寝袋がきちんと浸る量のぬるま湯を入れ、ダウン専用洗剤を溶かしましょう。

3.寝袋を丸めたりして、寝袋内の空気をしっかり抜いてからぬるま湯に沈めます。なかなかすべてが沈みませんが、手や足を使って空気を抜きながら優しく押し洗いします。

4.洗い終わったら汚れたお湯を捨て、すすぎのためにきれいなお湯を入れましょう。すすぎも同様に押し洗いをします。お湯の濁りが取れるまで数回お湯を入れ替えてすすぎましょう。

5.すすぎ終えたら脱水です。寝袋を絞ったりせず、上から押して水分を出しましょう。残った水分は、寝袋をバスタオルに挟むようにして、タオルに水分を吸い取らせましょう。

6.乾燥機を使っても良いタイプの寝袋なら、30℃以下の低温に設定し、7分くらいまでを目安に乾燥機を使用してもよいでしょう。

乾燥機の使用が認められていないタイプの寝袋は、形を整えて直射日光を避けながら平干ししましょう。中綿が完全に乾くまでの約1週間は、時々手で軽く叩いたり軽くもんだりしながら中綿をほぐし、ダウンが偏らないようにしましょう。

7.寝袋が完全に乾燥したら、最後に撥水スプレーをかけておきましょう。

また、安価なダウンシュラフの中には、獣臭の強いものもあるようです。

匂いが強い場合には、洗濯の際に酸素系漂白剤を使うと、嫌なに匂いが軽減されますのでおすすめですよ。

ダウンシュラフは冬キャンプの強い味方

冬のキャンプは、澄んだ空気で星もきれいに見えますよね。

今年の冬は、温かいダウンシュラフで寒さ対策を万全に整えて、冬キャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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