屋上テラスの底冷えを防止!マットはどう選ぶ?

屋上インテリア

おうちアウトドアやおうちキャンプを楽しむ人が増えている昨今ですが、冬の屋上テラスはどうしても寒さがネックですよね。

特に地面からの冷えは厳しく、単純にレジャーシートやラグを敷いただけでは冷気を防ぐことはできません。そこでおすすめなのが断熱効果のある「マット」です。

今回は冬でも屋上テラスで快適に過ごせるよう、底冷えを防止できるマットの選び方について紹介します。

マットの効果

まず、屋上テラスの床にマットを敷くことでどのような効果が得られるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

断熱効果で底冷えを防いでくれる
マットの素材によって断熱性に違いはありますが、地面からの冷気を軽減してくれる効果があります。冬の地面は想像以上に冷たいですが、その理由のひとつに「放射冷却」が関係しています。

放射冷却とは、地面から熱を放射し、空気や地面などの温度を冷やすメカニズムのことです。

地面は昼でも夜でも熱をエネルギー(赤外線)を放射していて、日中は地面から出ていく熱よりも太陽からの光が強いため地面は暖まります。

しかし、夜になると太陽の光を受けることがないため、熱は放射され地面はどんどん冷えていきます。この現象を放射冷却と言いますが、そもそも冬は日中に太陽の光を受け取るパワーが少ないため、地面が暖まりにくいのです。

冷えた地面に座ったり横になったりしていると、あっという間に体温が奪われてしまいます。断熱効果の優れたマットがあれば底冷えを防ぐことができますよ。

腰痛対策になる
屋上テラスの地面は整備されているため、キャンプ場などと違いデコボコは少ないかもしれません。しかし、整っているからこそ地面は硬く造られているのではないでしょうか。

硬い地面に長時間、座ったり横になったりしていると体が痛くなってしまいます。

クッション性や厚みのあるマットを敷くことで、地面の硬さを和らげることができ、腰痛対策にもなるでしょう。屋上テラスで寝転がって星空を見上げたい時にも快適ですよ。

マットの選び方

いざマットを購入しようと思っても、何を基準に選べば良いのか悩んでしまいますよね。

素材や収納のしやすさ、価格などのチェックポイントがあります。ここではマットの選び方について詳しくお伝えします。

素材で選ぶ
マットにはいくつか種類があります。それぞれの素材と特徴を確認していきましょう。

◆銀マット
銀マットとはアルミ素材でできた断熱性と耐久性に優れたマットです。主にジャバラ式とロール式の2つのタイプがあります。

基本的にはアルミ部分を下にして敷きますが、寒い時期には反対にアルミ部分を上にすることで体温が反射し保温効果が高まると言われています。

敷いてたたむだけなので扱いやすく、価格がリーズナブルなところも魅力です。ただし、クッション性が少々劣るところがデメリットでしょう。

◆ウレタンマット
ウレタンマットの特徴は銀マットよりも厚みがあり、クッション性があるところです。

硬い地面でも、ウレタンマットを敷けば長時間座ったり寝転がったりしても体が疲れることはないでしょう。

また、ウレタン素材は冷気を遮断することができるため、断熱性にも優れています。底冷えを防ぐにも効果的です。厚みがあり素材も良いためその分価格が高い点がデメリットといえるでしょう。

◆エアーマット
エアマットは空気注入器などで空気を入れて使うタイプのマットです。空気のクッションで、フカフカのベッドのようなやわらかさが特徴です。

使用の度に空気を入れる必要がありますが、使用後は空気を抜けばコンパクトに収納できます。しかし、ひと手間かかるため、手早く設置したい人には難点でしょう。

また、穴が開いてしまうと使えなくなってしまうので取扱いには注意が必要です。

◆インフレーターマット
エアマットと同様に空気を入れて使うマットです。エアマットと異なる点は、バルブを外した瞬間に自動的に空気が入れられることです。

また、ウレタン素材を使用しているものもあり、エアマットに比べて硬さがあります。寝心地を求めつつも、やわらかすぎるのが苦手な人にちょうど良いでしょう。

断熱性もあるため、底冷えや地面の硬さも問題ないでしょう。使用後はバルブを緩めるだけで空気が抜けるため、コンパクトに収納可能です。

他のマットに比べて価格は高くなりますが、設営が簡単にでき、機能性もある点が魅力といえるでしょう。

コンパクトさで選ぶ
マットの種類や素材を見てきましたが、その中でコンパクトさを重視するとしたら銀マットやウレタンマットではないでしょうか。

ジャバラ式で折りたためたり、ロール式でまるめればコンパクトになり持ち運びにも便利です。けれども商品によってエアマットやインフレーターマットも空気を抜けば小さくまとめることができるため、一概には言えません。

また、長さや重さなどそもそものサイズにもよることでしょう。選ぶ際には商品をよく確認し、軽量がどうか、折りたたんだ時のサイズ感はどうかなどもチェックすることをおすすめします。

価格で選ぶ
価格で選ぶ場合に、やはり最も低価格なのは銀マットです。また、商品の質やサイズにもよりますが、エアマットも割りとリーズナブルといえるでしょう。

そして最も高価格となるのがいインフレーターマットです。しかし、低価格なものはそれなりにデメリットがあります。

銀マットは厚さやクッション性が物足りないこと、エアマットの場合は穴が開いてしまうと使用できなくなるなど、それぞれリスクがあるでしょう。

ですから価格だけを重視するなら銀マットをおすすめしますが、長期間使うことも考慮するなら、価格のみにとらわれず耐久性も判断して選んでくださいね。

中見出し3:最も重視したいことを抑えて屋上テラスに最適なマットを選ぼう!

今回は屋上テラスの底冷えを防止するための、マットの選び方ついてお伝えしました。マットは種類によって素材や厚さ、機能や設営方法が異なり、低価格から高価格のものまであります。

迷ってしまった時には、最も重視したいことを基準に選ぶと良いでしょう。冬でも快適に屋上テラスで過ごすためには、やはり底冷えを防いで体が疲れにくいマットがいちばんではないでしょうか。

冬の澄んだ空にきらめく星や月を眺めるなど、断熱効果のあるマットを敷くことで夜でも体を冷やさずに暖かく過ごすことができるでしょう。

ぜひ、最適なマットを選んで冬の屋上テラスも存分に活用してみてはいかがでしょうか。

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