冬が旬のあんこう鍋を屋上テラスで楽しもう!新鮮さの見極め方も解説

屋外料理

心も体も温まる鍋料理は冬の屋上テラスでの食事にぴったりのメニューです。旬の食材を使ったお鍋なら、なおさらおいしいはず。

そこで旬の「あんこう」を使ったお鍋にチャレンジしてみませんか?難しいイメージがあるかもしれませんが、下ごしらえのポイントさえ抑えれば、意外と簡単です。

今回はあんこう鍋のレシピと新鮮さの見極め方を解説します。

あんこうの旬と産地

まずは、あんこうの旬と産地に加え、あんこうの栄養や効果を簡単にお伝えします。


あんこうの旬は12月から2月といわれています。旬のあんこうは栄養と脂を蓄えるため、肝が肥大し、一番おいしい時期です。

産地
あんこうの主な産地は、山口県、青森県、福島県、茨城県です。中でも山口県は全国トップの収穫量を誇っています。

栄養や効果
あんこうは良質なたんぱく質とコラーゲンが豊富に含まれています。コラーゲンは皮膚にハリや弾力を与え、しわやたるみを防ぐ美肌効果が期待できます。

また、「あん肝」と呼ばれる肝臓の部分は、抗酸化力を持つビタミンEやビタミンAが豊富で、老化防止効果があるといわれています。

新鮮なあんこうの見極め方

ここでは、新鮮なあんこうの見極め方をお伝えします。

切り身の場合
透明感のあるピンク色の身のものを選びましょう。透明感のない白っぽい身は新鮮ではないため、避けた方が良いでしょう。

1匹まるごとの場合
表面の黒い皮に透明なヌメリがあるものを選びましょう。表面が乾いていたり、ヌメリが白っぽくなっていたりするものは新鮮ではないため、おすすめしません。

あんこうの保存方法

あんこうの正しい保存方法を確認しておきましょう。

切り身の場合
切り身は冷蔵、冷凍どちらでも保存できます。

1.冷蔵保存
あんこうの切り身を冷蔵保存する場合は、冷水で洗い生臭さを取り除きます。キッチンペーパーなどで水気を良く拭き取り、保存袋などに入れ冷蔵庫で保存します。冷蔵の保存目安は1日です。

2.冷凍保存
あんこうの切り身を冷凍保存する場合は、保存袋に入れ密閉保存するか、ラップで隙間なく包みましょう。冷凍の保存目安は10日程度です。

解凍する場合は、容器に氷水を張り、袋ごと入れて氷水解凍をします。

1匹まるごとの場合
1匹まるごとの場合は、買ったその日のうちに調理しないのであれば、冷凍保存をおすすめします。

内臓を取り出すなどの下処理はせず、そのままラップできっちり包むか密閉袋に入れて冷凍保存してください。解凍する場合は、容器に氷水を張り、袋ごと入れて氷水解凍をします。

調理のポイントはあんこうの下ごしらえ

ここではおいしいお鍋を作るうえで重要な、あんこうの下ごしらえを解説します。

身の下ごしらえ
あんこうをまるごと1匹捌く場合は、必ず軍手をして作業しましょう。あんこうの鋭い歯で怪我をしてしまう可能性があるからです。また、吊るし切りではなくまな板で捌いていきます。

1.水洗いし、あんこうの表面のヌメリを落とす。水気を拭き取り、まな板に腹を上向きにして置く。腹びれの真ん中から肛門に向かって包丁で切り込みを入れ腹を開き、内臓をすべて取り出す。この時肝をつぶさないよう気をつける。

2.下あごに包丁を入れて切り進め、下あごの付け根の両側に包丁を入れ完全に外す。上あごも同様に、包丁を入れて切り進め、完全に外す。

3.左右の胸びれ、しりびれ、尾びれ、背びれをすべて包丁で切り落とす。

4.すべり止めのため、手に塩をたっぷりつけ、口の切り口から皮を剥ぐ。背から腹側に向かってすべての皮を剥いでいく。
※皮は食べられるので、捨てずにとっておく。

5.腹を上向きにして置き、包丁で胴を開いて身を切り出す。身を3枚おろしにし、背骨を含め、ひと口大にぶつ切りにする。

6.鍋にお湯を入れて沸騰させ、肝以外の切り身を入れ、20秒ほど湯通しする。あんこうを水にとって5分冷やした後、ざるに上げる。

肝の下ごしらえ
1.肝は水洗いし、汚れを落とす。

2.全体に塩を振りかけて10分ほど置いたら、包丁で叩いておく。

屋上テラスでできるあんこう鍋レシピ

あんこうの下ごしらえができれば、あんこう鍋も簡単に作ることができますよ。ここではあんこう鍋のレシピを紹介します。

【材料】(4人分)
・あんこう      800g(ひと口大に切ったもの)
・あんこうの肝    1匹分
・白菜        1/4個
・にんじん      1本
・長ねぎ       1本
・えのき        1パック
・春菊         1パック
・しらたき(あく抜き済み)1パック 
・焼き豆腐       1丁
・みそ        大さじ4.5
・水         1600ml

◆しょうゆ      100ml
◆みりん      大さじ4
◆酒         大さじ2 
◆和風顆粒だし    大さじ2

【具材の下ごしらえ】
1.白菜はざく切りに、長ねぎは斜め切りにする。

2.にんじんは皮をむき、いちょう切りにする。

3.えのきは石づきを切る。

4.春菊は茎のかたい部分を切り落とし、3等分に切る。

5.焼き豆腐は8等分に切る。

6.しらたきは軽く水洗いし、食べやすい長さに切る。

【作り方】
1.土鍋を弱火に熱し、あんこうの肝を乾煎りする。

2.脂が出てきたら、分量の水とみそ、◆の調味料をすべて加える。

3.沸騰したら、湯通ししたあんこうの切り身を入れ、強火にかける。あくを取りながら煮ていく。

4.あくを取ったら、中火に調整し、残りの具材をすべて入れ蓋をして煮込む。

5.具材に火が通ったら完成。

身がぷりぷりでおいしい!屋上テラスで旬のあんこう鍋を堪能しよう

あんこうの下ごしらえのコツさえつかめば、具材を煮込むだけで、簡単に調理できるのがあんこう鍋の魅力です。

自宅であんこう鍋を食べたことがない人も、今回紹介した下ごしらえやレシピを参考に、挑戦してみてはいかがでしょうか。

冬の屋上テラスで、この時期ならではの旬のあんこう鍋を存分に堪能してみてください。

管理人

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