いつ頃、何を贈る?「お歳暮」の基本マナーとおすすめの贈り物4選
お歳暮(おせいぼ)は、年末に贈り物をする習慣のひとつ。年末が近づく12月頃にお世話になった方へ感謝の気持ちを込めて贈り物をする日本の文化です。今年初めてお歳暮を贈る方、毎年贈っている方いずれも、「何を贈れば喜んでもらえるのか」悩みどころではないでしょうか。そこで今回は、お歳暮の基本マナーやおすすめの贈り物5選をご紹介します。ぜひ、お歳暮選びの参考にしてみてくださいね。
お歳暮の基本マナーとは?
お歳暮は、もともと年神様を迎えるにあたって必要なものを「親元へ届ける」儀式に由来しており、今ではお世話になっている方へ「感謝の気持ちを込めた、季節の贈り物をする」ことが一般的になっています。
お歳暮を贈る時期は?
お歳暮は、関東と関西で多少の違いがありますが、12月初旬から20日頃までに送ることが一般的です。ただし、お正月のおせち料理に使ってもらいたい賞味期限の短い食品などを贈る場合は、できるだけお正月に近い時期を選ぶと良いでしょう。
お歳暮の相場は?
お歳暮の相場は、関係性やお付き合いの深さによって多少は異なりますが、3,000円から5,000円程度が一般的だと言われています。贈り物があまりにも高額すぎる場合、相手に気を遣わせてしまうこともあるため、負担にならない金額を心がけましょう。
手紙、メッセージカードは添える?
お歳暮とともに、手紙やメッセージカードを添えることができれば、なお丁寧な印象を与えます。簡潔であっても、直筆のメッセージを添えることで日頃の感謝の気持ちが伝わることでしょう。
お歳暮の品物を選ぶポイントは?
お歳暮の品物は、相手の趣味や好み、予算に合わせて選ぶとよいでしょう。
同じ食品でも、個包装で日持ちのするものがよいのか、ボリュームがあるものがよいのか、少量でも名店のアイテムがよいのかなど贈る相手によって最適な商品はことなります。
食品や飲み物、カタログギフトなどが定番品ではありますが、贈る相手の家族構成、ライフスタイルや健康状態がわかれば、より適切な品を選ぶことができますよ。
お歳暮におすすめの贈り物4選
1.季節に合わせた地元の名産品
お歳暮の定番と言えば、季節に合わせた地元の名産品。果物やご飯のお供になる名物、こだわりのハム、名店グルメ、ご当地スイーツなどは喜ばれることでしょう。身近なところで手に入らない、とっておきのご当地グルメはお歳暮ならではの特別感を演出してくれます。
人の味の好みはそれぞれですが、食べたことのないものよりも、普段自分が好んで食べている「美味しい」と太鼓判を押せる名産品を選ぶのが失敗を減らすポイント。自分用としてお試し注文できるサービスもあるため、活用してみてはいかがでしょうか。
2.日持ちのする食品
多くの方々からお歳暮をもらうご家庭は、一度に同じような品が届く可能性も考えられます。もし他の方と贈り物が重なってしまった場合でも、日持ちのする食品であればストックしておくことができるため安心です。
また、個包装になっていれば身近な方におすそ分けもしやすく、より親切かもしれません。賞味期限の長い少し贅沢な海苔やお茶、個包装のスイーツなどもよいでしょう。
3.少し贅沢な生活雑貨
食品以外の品物を贈りたい場合は、生活雑貨を選んでみてはいかがでしょう。お歳暮で生活雑貨を選ぶ場合のポイントは、「少し贅沢な品物」であることです。
例えば、上質なタオルギフトなどが代表的です。自分ではなかなか買うことがない高級なブランドタオルや、こだわりの国産タオルなどを相手の好みをイメージして選びましょう。タオルは「白」と決めている方もいらっしゃるため、カラフルでデザイン性のあるものよりもシンプルで洗練されたアイテムを選ぶのがおすすめです。
4.いくつあっても困らない生活用品
上質な洗濯用洗剤など、いくつあっても困らない生活用品は、どなたにでも贈りやすいお歳暮ギフト。長く置いておくことができ、万一使わない場合は人にも譲りやすいため、どうしても困ってしまった時に選択肢のひとつとしてチェックしてみてはいかがでしょうか。
ただし、香りには好みがあり、香りの強さによっては体質に合わない方もいらっしゃるため、ほのかに香る程度の自然な香りのものか、無香料を選ぶのがおすすめです。
喜んでもらえる、お歳暮ギフトを選ぼう
贈る相手の立場になって品物を選ぶこと、これがお歳暮ギフト選びのポイントです。健康を気遣ったり、地元の恵みを遠くに暮らす方へ届けたり…そんなあなたの相手を思う気持ちが、品物を通してお世話になっている方に届くとよいですね。あなたもぜひ、お歳暮ギフト選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。