ツーバイフォー工法って何?メリット・デメリットも紹介

コラム

ツーバイフォーはパネルを組み合わせ、六面体の構造体を造る工法のこと。ツーバイフォー工法の住宅は柱や梁がなく、壁によって支えるのが特徴です。安全面に関する複数のメリットがある一方、事前に知っておきたいデメリットもあります。

今回はツーバイフォー工法の意味を始め、メリット・デメリットをわかりやすく解説します。

ツーバイフォー工法とは?

ツーバイフォー工法とは木造住宅の工法の一つで、木材と合板が接合されたパネルを使用します。2×4インチのツーバイフォー材を用いることが多いため、「2×4」とも表記されます。ツーバイフォー材はDIYでもよく使われる木材です。

ツーバイフォー工法では、屋根用・壁用・床用のパネル計6枚を組み合わせ、箱のような六面体を形成します。在来工法とは違って柱や梁は存在しないため、“面”で住宅を支えるのが大きな特徴です。

在来工法とツーバイフォー工法の見分け方としては、住宅の外観や形状の違いが挙げられます。ツーバイフォー工法の住宅は箱型です。外から見たとき、デザインの自由度が高かったり、形状に凸凹があったりする住宅は在来工法の可能性があります。

ツーバイフォー工法の5つのメリット

ツーバイフォー工法の住宅には、安全面や暮らしやすさ、工期に関するメリットがあります。その中から5つのメリットを紹介します。

1. 揺れに強い
面で支えられているツーバイフォー工法の住宅は、地震や強風による揺れが発生したときに外力を分散しやすい構造です。建物全体で揺れを吸収、分散するため耐震性が高く、強く揺れてもゆがみや損壊が発生しづらいとされます。

地震に強い家について詳しく知りたい人は、以下の記事もご覧ください。
“地震に強い家”の特徴や工法を解説!耐震・免震・制震の違いも知っておこう

2. 耐火性が高い
ツーバイフォー工法の住宅は耐震性だけではなく、耐火性にも優れています。なぜならば、天井や壁の内側に石膏ボードが組み込まれているからです。火災の発生時は石膏ボードに含まれる結晶水が水蒸気を発生させ、発火を抑えてくれます。

また、壁紙と外壁までの間には断熱材や枠組材などもあるため、発火しても火が広がりづらい構造になっています。

3. 気密性・断熱性能が高い
ツーバイフォー工法による六面体の住宅は気密性が高く、断熱性が高い特長があります。室内の空気が外に逃げず、外気も入りづらいため、冷暖房機器の効率が上がり省エネにつながります。

4. 耐久性に優れている
「ツーバイフォー工法の住宅は寿命が短いのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

家の劣化を招く大きな原因は湿気です。その点、ツーバイフォー工法の住宅は高い断熱性能によって結露が発生しにくい上、乾燥材や防湿シートによる湿気対策が万全です。耐久性に優れた家で、家族みんなが安心して暮らせます。

5. 工期が短く、品質が安定しやすい
ツーバイフォー工法では大量生産された材料を用意し、現場で組み立てます。柱や梁を組んだり、家に合わせて材料を加工したりする在来工法よりも短い工期で家が完成します。

また、ツーバイフォー工法の住宅は規格が統一された材料を使用し、マニュアルに沿って造っていくため、仕上がりが職人の腕に左右されにくいのもメリットの一つです。

ツーバイフォー工法の3つのデメリット

ツーバイフォー工法にはコスト面や間取り、リフォームに関するデメリットがあります。後悔しないよう、メリットに加えてデメリットも把握しておきましょう。

1. コストを抑えにくい
住宅の建築費用を抑える方法として、材質やサイズを変える案があります。しかし、ツーバイフォー工法で使用する材料は建築基準法によって定められているため、変更はできません。そのため、住宅の骨組み部分のコストを抑えるのは困難です。

ただ、ツーバイフォー工法の住宅は耐震性や耐火性、耐久性などに優れているため、安心感はあります。

2. デザイン・間取りの自由度が低い
ツーバイフォー工法の住宅はデザインや間取りの自由度が低めです。凸凹や湾曲のある外観にしたいと思っても、ツーバイフォー工法ではパネルを組み合わせて箱型にするため、デザインに制限があります。

また、壁を取り払うことができないので、壁のない大きなリビングや、大きな窓を設けることは困難です。

しかし、工夫次第でデザインも間取りも理想に近づけることはできるので、設計の段階でよく話し合いましょう。

3. リフォームしにくい
ツーバイフォー工法の住宅は壁が家を支えているため、後から壁を移動するのが難しい場合があります。間取りを変えたい、廊下の幅を広げたいと思っても、リフォームが困難なことも。

ただ、建築基準法の基準内であれば、リフォーム自体は可能なので、工務店やハウスメーカーに相談してみましょう。その他、家を建てる際にリフォームを見越した設計にする方法もあります。

ツーバイフォーは安心感のある家を造る工法の一つ

 

ツーバイフォー工法は工期が短く済む上に、地震や火災、耐久性に優れる安心感のある家を造れる工法です。

「やめたほうが良い」という体験談もありますが、それは事前にデメリットも把握しておくことで回避できるでしょう。ツーバイフォー工法の特徴を理解した上で、納得のいく家づくりをしてくださいね。

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