「エアコン」+何をする?夏を涼しく過ごす【5】のアイデア

コラム

夏の部屋を素早く涼しくするためには、エアコンのチカラを借りるのが近道。ですが、それ以外の方法でも涼しさを感じられれば、夏の暮らしはもっと快適になります。今回は、エアコンに+したい「夏を涼しく過ごすアイデア」をご紹介します。

適度に汗をかくことも大切?

暑い季節は無理をせずエアコンを使用することが大切ですが、部屋の冷やしすぎにも注意が必要です。専門医によると、冷えに慣れてしまい汗をかかないのも問題があるのだそう。

特に発育期のお子さんは、汗腺が退化し体温調整機能が働かなくなるのは大問題。高齢者も暑さや冷えへの対応が苦手だと言われています。無理をせず、適度にエアコンを活用して温度管理をしながら、他の方法でも涼しさを感じられるように工夫してみましょう。

湿度にも注目しよう

温度管理と同じくらい大切なのが「湿度管理」です。

湿度が高すぎると、たとえエアコンの設定温度が低くても不快感があります。人が快適だと感じる湿度は、55~65%だと言われているため、温湿度計などを設置してこまめにチェックしてみましょう。

日本の夏はジメジメとした印象がありますが、からりと晴れている日は温度が高くてもそれほど熱く感じない場合もありますよね。部屋のなかも湿度管理をすることで、エアコンの温度を下げすぎなくても涼しく感じられることもあるのだそう。

「エアコン」+取り入れたい涼感対策は?

1.扇風機やサーキュレーターを使う

環境省が推奨する室内温度は28℃、「クールビズ」という言葉も浸透してきました。ただし、この28℃というのは目安の温度であるため、エアコンの設定温度を必ずしも28度にしなければならないということではありません。

無理のない範囲で適切にエアコンを使いながら、扇風機もプラスするとより涼しさを感じることができます。さらに、手元にうちわや扇子を常備しておくと気軽に風を感じることができ体感温度を下げることができますよ。

2.夏野菜を食べて身体の中から自然に冷やす

夏は、トマト、きゅうり、ナス、ピーマンなど暑い季節に美味しくなる「夏野菜」。そのなかでもきゅうりとナスは、90%以上が水分で構成されており身体を冷やす野菜としても知られています。また、きゅうりやナスに含まれる栄養素も身体を冷やすのに一役かっているのだとか。

マリネやサラダ、カレーなどお好みのレシピで夏野菜を摂取することで、身体のなかから適度にクールダウンすることができるでしょう。

3.すだれなどで日差しを遮る

涼し気な見た目だけでなく、日差しを遮り適度に風も通してくれる「すだれ」は、夏の住まいにプラスすると涼しさを感じさせてくれるアイテム。和風の住まいに取り入れられるイメージですが、シンプルなデザインであるためモダンな住まいにも違和感なくなじみます。

さらに外から差し込む光を遮るため、外出時にはカーテンを閉めたりブラインドを設置したりして室温上昇を防ぐことも有効だと言われています。

4.風鈴の音などで、涼しげな雰囲気を演出する

風鈴の音は、耳にするだけ涼しさを感じさせてくれるだけでなく、夏らしい雰囲気を演出してくれます。実際の室温は変わっていないのに、涼しさを感じさせてくれるので夏の風物詩としてインテリアにプラスしてみてはいかがでしょうか。

ただし、集合住宅など隣家が近い場合は、風鈴の音が「騒音」と捉えられてしまうことも…。風の強い日は取り外す、屋外ではなく室内に設置するなど設置するタイミングや場所を工夫することも大切なポイントです。

5.涼しい素材の衣類を着る

涼しい素材の洋服を選んで着ることで、涼しさを感じることができます。吸水性や通気性に優れたリネン、吸水性吸湿性に優れた綿など天然素材は、さらりとした爽やかな肌触りが魅力です。ややゆったりとしたシルエットの服を選べば、服と身体の間に風が通りより涼しさを感じられるでしょう。

エアコン以外でも「涼感」対策しよう

無理をせずエアコンを適切に使うことは大切ですが、エアコン以外でも涼感対策をすることで、より夏を快適に過ごせることでしょう。ほんの少しクールビズも意識して、取り入れやすいアイデアから試してみてはいかがでしょうか。

出典:COOL CHOICE ウェブサイト 

出典:COOL CHOICE ウェブサイト どうして「28℃」?  

出典:この夏、実践したい夏野菜クッキング!<第1回:夏野菜を知る>体のなかから涼しくなれる「夏野菜のマリネ カレー風味」

伊野奈緒美

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福岡のフリーライター。Naomi.Spring代表。WEB媒体を中心に、インテリア・ライフスタイル・ファッションなどをテーマに記事を執筆しています。趣味は、...

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