「エコ」に暮らしたいあなたへ。環境にやさしい家づくりのポイント

日々の暮らしのなかで自然にできると嬉しい「エコ」。自分たちの暮らしにメリットが多いだけでなく、環境にもやさしい住まいを意識すればより持続可能で満足感の高いマイホーム計画ができることでしょう。今回は、エコに暮らしたいあなたへ、環境に優しい家づくりのポイントをご紹介します。

環境にやさしい「これから」の住まい

これからマイホーム計画をするなら、家族が好む住まいのデザインや必要とする設備を導入するだけでなく、「エコ」にも配慮したいもの。そのなかでもポイントになるのが「断熱」です。高断熱の住まいづくりをすることで、自宅で過ごす時間が快適になり生活の質が向上するのはもちろん、地球環境にもよくことがたくさんあります。

私たち一人ひとりが考えたい「これから」の住まい。

今回は「ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）」や断熱リフォームなど環境や人にやさしい住まいについてご紹介します。

「エコ」に暮らすには？環境に配慮した家づくりのポイント

ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）とは？

ＺＥＨ（ゼッチ）（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）とは、快適な室内環境と年間で消費する住宅エネルギー量の終始がゼロとなることを目指した住宅のこと。夏は涼しく、冬は暖かい快適空間を実現できる住まいです。

快適でエコな家のポイントは「断熱」

ＺＥＨの住まいでポイントになるのが、「断熱」です。壁や床、天井、窓などから逃げていく熱によって部屋が寒くなるため、これらの断熱性を高めることで部屋が暖まりやすくなり、空調設備で使用するエネルギーを減らすことができます。また、断熱性を高めそれぞれの部屋の温度差が少なくすることで、ヒートショックなどの健康被害を防ぐことにもつながります。

断熱性を高めるアイデアは？

断熱性を高めるアイデアには、以下のような項目があります。リフォームしたい箇所や住まいに求める機能などに合わせて検討してみてはいかがでしょうか。

・天井の断熱

天井を断熱することで、50度近くにもなると言われている天井裏の暑さをおさえ、冬は室内で温められた熱を逃がさず冷暖房効果を高めることにつながります。

・床の断熱

ひんやりとした床から伝わる冷たさはツラいもの。床を断熱することで、冷気の侵入を防ぐだけでなく、底冷えする冬の寒さを和らげます。

・外壁の断熱

外壁を断熱することで、夏は熱の侵入を、冬は熱が逃げるのを防ぎ冷暖房効果を高めます。これは省エネにも繋がり、家計にやさしいだけでなくエコにも配慮することができます。

家を「断熱する」とさらに嬉しいことが！

断熱性の高い家にすることで、嬉しいポイントがたくさんあります。たとえば、窓辺のお困りごとである「結露」が減ったりなくなったりする、カビが発生しにくくなる、家全体の温度差が小さくなるなど…。また、先ほどもご紹介したように冷気の侵入が気にならなくなったり、冷暖房効率がアップしたりと暮らしやすさだけでなく家計にもやさしくなるのが魅力です。

さらに住まいの「断熱性」は、人の健康面にもメリットが多いことがわかってきました。

結露が減ることでカビやダニの発生が改善されることも要因のひとつで、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎、気管支喘息などの疾病にも効果的であったという研究もあります。このようにさまざまな視点から、エコに暮らすことは環境や人にやさしいことがわかりますね。

エコに暮らせば、心も身体もすこやかに

住まいづくりを工夫してエコに暮らすことを 意識すれば、身体だけでなく心も健やかにしてくれそう。そのポイントになるのが「断熱性」です。下記にリンクした公式の情報などをリサーチしながら、さまざまな研究や有識者たちの情報発信を参考にすることも、理想的な住まいづくりの近道になるかもしれません。あなたもぜひ、マイホーム計画のヒントにしてみてはいかがでしょうか。

出典：COOL CHOICE ウェブサイト　（https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/kaiteki/jyutaku/index.html）

出典：COOL CHOICE ウェブサイト　（ https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/jutaku/study/）

出典：COOL CHOICE ウェブサイト　（  https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/kaikae/housing/）