天気や花粉を気にせず干せる。便利な「室内干し」スペースのすすめ

コラム

梅雨など雨が多い時期や、花粉・黄砂・大気汚染物質などの影響が気になる方、ほかにも共働きで家事を夜にしかでいないご家庭では、毎日の洗濯にお困りではないでしょうか。

最近の住宅は「室内干しスペース」を完備していることも多く、快適に洗濯ができるようランドリースペースが充実している物件も少なくありません。今回は、室内干しスペースをつくるメリットと、そのアイデア集をご紹介します。

 「室内干しスペース」があるメリットは?

天気や花粉、大気汚染物質などが気になる、また共働きで帰宅が遅くなるなど屋外に洗濯物を干したままにできないご家庭などは、「室内干しスペース」があると便利です。ですが専用のスペースをつくることは難しく部屋の窓際やハンガーラックなどを使い室内干ししている、というご家庭も多いかもしれません。

もし今、何となく空いたスペースに室内干しをしているという場合は、少しだけ工夫をすると生活感を抑えることができるかもしれません。暮らしの風景に洗濯物が常にあると、せっかくのインテリアも残念な印象になってしまいますよね。

これからご紹介するアイデアを取り入れながら、ぜひ生活感を抑えた室内干しスペースをつくってみてはいかがでしょうか。

生活感を抑えて「室内干しスペース」をつくるアイデア集

1. 洗面所の一角にキャスター付きハンガーラックを置く

キャスター付きのハンガーラックを置いて室内干しスペースをつくるのが、最も気軽な方法。移動できるため、使わない時には目立たない場所へ隠すことができます。

昼間はあまり使用していない洗面所など、居室以外にハンガーラックを置くとよいでしょう。

2.取り外し可能なハンガーバーを設置する 

竿を着脱できるハンガーバータイプの室内干しを設置するアイデアも。一度設置してしまうと移動はできませんが、壁に設置する(折り畳み可能)タイプ、天井からつるすタイプであればあまりスペースをとらずスマートに室内干しスペースをつくることができます。

竿を外してしまえばすっきりとするため、必要に応じて着脱すれば空間を有効活用できることがメリットです。

3.室内干しのバーのデザインにもこだわる

リビングなどの居室に室内干しスペースをつくる場合は、天井にシンプルなアイアンハンガーバーなどを取り付けるアイデアも。主張のないスリムなデザイン、モノトーンカラーでまわりになじませれば、洗濯物を干していない時間もインテリアの一部として空間のアクセントになります。

取り付け箇所に芯材があるか、下地を取り付ける必要があるかなど設置に不安がある場合は、施工業者に委託することをおすすめします。くれぐれも、ハンガーバーが落下しないよう取り付けには十分に注意してください。

4.浴室やランドリースペース、家事室に室内干しを集約する 

もし可能であれば、洗濯をする機能を集約した「ランドリースペース」や、家事全般がはかどる専用スペース「家事室」を室内干しスペースにすると居室を広々使うことができます。目に触れることも少ないため、生活感を抑えることにも繋がることでしょう。

これらをつくることが難しくても、浴室に備え付けられたハンガーバーを室内干し用に使えば即席の室内干しスペースに。できるだけ換気をよくしたり換気扇を活用したりして湿気がこもらない工夫をしてみてください。

室内干しスペースをつくって家事を快適に

日々の暮らしのなかで欠かせない家事が洗濯。洗濯物を干す場所に困ると家事が進まずイライラしてしまうこともありますよね。予め室内干しスペースがあれば、急な雨や大気汚染物質などの飛来、お出かけ時の洗濯なども安心。ぜひ、それぞれのご家庭に合った方法で室内干しスペースを取り入れてみてはいかがでしょうか。

伊野奈緒美

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福岡のフリーライター。Naomi.Spring代表。WEB媒体を中心に、インテリア・ライフスタイル・ファッションなどをテーマに記事を執筆しています。趣味は、...

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