家族のコミュニケーションがとりやすい「ダイニング」とは?インテリア計画のポイント

インテリア

食事をするだけでなく、家族のコミュニケーションの場として大切な役割を持つ「ダイニング」。この場所が居心地がよいかどうかで、住まいの「快適さ」が大きく変わると言っても過言ではありません。

今回は、食事の時間がもっと楽しくそして家族の距離が近づくダイニングのインテリア計画のアイデアをご紹介します。

 「家族のコミュニケーション」の中心となるダイニング

日々の食事だけでなく、会話や趣味の場など家族がコミュニケーションをとる中心となるのがダイニング。できればゆったりと居心地のよい空間にしたいですよね。家具の選び方や配置はもちろんですが、色使いや照明の選び方などインテリア全般にこだわることで、より居心地のよい空間を演出できます。

ダイニングのインテリア計画に、これからご紹介するポイントをヒントにしてみてはいかがでしょうか。

 家族で心地よく過ごせる。「ダイニング」のインテリア計画 

ダイニングテーブルはどう選ぶ?

ダイニングの主役になるのがダイニングテーブル。デザインや素材にこだわりたいという方は多いのではないでしょうか。ダイニングテーブルは、2人が横に並んで4人用ダイニングテーブルを使用する場合、最低でも幅120㎝奥行きは90㎝程度必要です。

ダイニングセットとソファセットを置くスペースがない場合は、ソファーダイニングというアイデアもあります。ソファーダイニングとは、ソファタイプのダイニングセットのこと。食事用の椅子としてソファを使い、合わせるテーブルは、ダイニングテーブルとリビングテーブルの中間ほどの高さを選びます。

ダイニングチェアはどう選ぶ?

ダイニングチェアも居心地のよさを左右するアイテム。選ぶポイントは以下のとおりです。

・ひじ掛けの有無をチェック

・座面の素材やクッション性

・デザインや素材感

ひじ掛けがない場合は、テーブルの天板に引っ掛かることもなくテーブルに収まります。長時間ダイニングでくつろぐなら、身体預けられるひじ掛け有りがおすすめです。

ラクな座り心地なのはクッション性のある布地タイプ。汚れを拭き取りやすいのは合皮タイプです。レザータイプを選べば、人気のヴィンテージ風インテリアを楽しめます。デザインや素材を統一するもよし、あえてバラバラに選ぶのも家族の個性が演出しながら楽しい空間をつくれます。

ダイニングに取り入れたい色は?

ダイニングは食事がおいしく感じられる色使いを心がけたいもの。おすすめなのは、楽しい気分になれるオレンジやイエローなどの暖色系カラーです。ダイニングのテーマカラーを決めて、ファブリックや雑貨で小さく取り入れると派手になりすぎずセンスよくまとまります。

ブルーなど寒色系は、ダイニングには少し不向きかも。寒々しい印象になるため、もしどうしても取り入れたい場合はネイビーなど濃い色を小さくアクセントづかいするのがよいでしょう。

ダイニングに合う照明は?

ダイニングに適した照明は、「ペンダントライト」です。コードやチェーンなどで天井から吊り下げるタイプの照明で、テーブル上の高さ調節もできて便利。シェードのデザインも多彩で、好みのインテリアに合わせて選ぶことができます。

ダイニング照明は、デザインだけでなく「光の質」にもこだわってみてください。食事をおいしそうに照らすのは「暖色系の光」。オレンジがかった温かみのある光で食卓を照らせば、より食欲をそそることでしょう。

ダイニングにプラスしたいアイテムは?

ダイニングの印象をチェンジするのに役立つのはファブリック。大きなモノならテーブルクロス、小さく取り入れるならランチョンマットでダイニングテーブルを彩ってみましょう。

春夏はリネンやコットンなど軽やかな素材感を選ぶのがおすすめです。ファブリックとともに植物もダイニングを素敵にしてくれますが、香りが強い品種はNG。食事に影響のない香りの少ない葉や花を選んでみてください。小さくグラスなどに挿して飾るのも素敵です。

ダイニングを家族のお気に入りの場所に

家族がくつろぎのひとときを過ごすダイニング。木の温もりを感じるテーブル、座り心地のよいチェア、そして居心地をよくしてくれる光や雑貨でインテリアを彩れば、きっと今よりもっとダイニングがお気に入りの場所になるはずです。

ぜひライフスタイルやご家族の好みに合ったダイニングのインテリア計画を楽しんでみてはいかがでしょうか。

伊野奈緒美

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福岡のフリーライター。Naomi.Spring代表。WEB媒体を中心に、インテリア・ライフスタイル・ファッションなどをテーマに記事を執筆しています。趣味は、...

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