テントの種類一覧と4つの選び方を解説|おすすめのブランド&商品も紹介

おすすめキャンプ用品

テントはアウトドアを楽しむうえでのマストアイテム。しかし、いざ購入しようと思っても、種類があり過ぎてどれを選べば良いのかわからない人も多いのではないでしょうか?

テントは頻繁に買い換えるものではないため、できるだけ失敗は避けたいものですよね。

そこで今回はテントの種類と選び方、おすすめのブランド&商品を紹介します。

テントの種類

テントには主に5つの種類があります。まずは、それぞれの特徴やメリットなどを見ていきましょう。

ドームタイプ
丸い形状のドームタイプは、2本のポールをアーチ状にクロスして立ち上げるのが特徴です。シンプルな構造なので、初心者でも簡単に設営できます。

重心が低い設計で、風の影響を受けにくいのも良いところです。ただし、テント内の天井が低いため、背の高い人にとっては少し窮屈に感じるかもしれません。

広さがとれない場所にテントを張りたい時や、荷物置き場として使いたい時、ピクニックなどの休憩場所として使いたい場合には、ドームテントが向いています。
ツールームタイプ
ツールームタイプは、テントひとつでリビングと寝室の2つの部屋を確保できるのが特徴です。雨風の侵入を防ぐことができるため、タープを張る必要がありません。

メッシュ仕様の窓がついている製品も多く、虫の侵入を防ぎながら風を取り込めるので、夏の屋上テラスにもおすすめ。夏の屋上テラスは暑く、日差しが強いため、テントがあることで日よけになります。

ただし、設営に少々時間がかかるため、キャンプ慣れしている人に向いています。また、広めのスペースを確保する必要があるため、広々としたキャンプ場や屋上スペースにおすすめです。

ワンポールタイプ
ワンポールタイプは、「ティピーテント」とも呼ばれ、アメリカの先住民族が使っていたテントをモデルにしたもの。とんがり屋根でおしゃれな見た目が特徴です。

1本のポールで支えるシンプルな構造で、1人でも簡単に設営できます。屋上テラスをおしゃれなキャンプ空間にしたい人におすすめ。

ただし、テント内の真ん中にポールが立つため、スペースが狭くなってしまう欠点も。大人数ではなく、ソロキャンプを楽しみたい人に向いています。

トンネルタイプ
トンネルタイプは、寝室とリビングの2つの部屋を兼ね備えた、大きいトンネルのような形が特徴です。

3〜5本のポールを平行にアーチ状にして支えるため、広々とした空間が生まれます。ツインルームタイプ同様にタープを張る必要がなく、雨風をしのげるのもポイント。

屋上テラスに設置するなら、テント内に椅子やテーブルを置いて家族で料理を楽しむことも可能です。テントが大きく数人で設営する必要があるため、4人以上でキャンプをする場合におすすめ。複数の家族とのキャンプや仲間内でのキャンプに向いています。

ロッジタイプ
ロッジタイプは山小屋のような形をした大型サイズのテントで、立ち上がった広い壁に高い天井が特徴。

ポールがテント内のスペースを邪魔しないため、部屋の隅まで効率良く使うことができます。圧迫感がなく、家にいるかのような雰囲気が味わえるのも魅力です。

丈夫なコットン生地の製品が多いため、夏は涼しく冬は暖かく過ごすことができます。コットン生地で重量がありサイズも大きいので、大人数でのキャンプにおすすめ。また、使用後は収納場所をとるため、収納スペースを確保できる人に向いています。

テントの選び方

テントの選び方を4つ紹介します。使用人数や、組み立て方、機能性、予算の視点で選び方を解説するので、何を重視したいのか思い浮かべながら確認してくださいね。

サイズは使用人数に合ったものを選ぶ
テントのサイズは使用人数に合ったものを選びましょう。商品には定員数が、寝られる人数で表示されています。

使用人数ぴったりで選んでしまうと荷物の置き場に余裕がなくなるため、ソロなら2人用、カップルなら3人用、家族3人なら4人用にするなど、使用人数+1人で選ぶのがおすすめです。

組み立て方で選ぶ
テントの組み立て方によって、設営時間やかかる労力が左右されるものです。

例えば、キャンプ初心者なら、ポールを通すだけで簡単に形状維持できる「自立式」がおすすめ。「ワンタッチ式」も傘のようにフレームを持ち上げるだけで設営できます。他にも「ポップアップ式」は袋から出した瞬間にパッと開いて立ち上がる、最も手軽なテントです。

キャンプ慣れしている人やこだわりたい人は、ペグを地面に打つなどして固定する「非自立式」に挑戦しても良いでしょう。

機能性で選ぶ
耐水圧や耐水性、通気性などの機能性も忘れてはいけません。

急な雨にも耐えられるよう、耐水圧や耐水性を確認しましょう。どのくらいの水圧に対して耐えられるかを示した「耐水圧」が1500mm以上のものを目安に選ぶと、雨がテントに浸透してくる心配がありません。

また、通気性がないと、夏は熱中症や脱水症状などのリスクが高まります。冬は結露が出やすくなり、荷物や寝袋が濡れてしまう可能性も。そのため、通気性のあるメッシュ素材のインナーテントや通気口があるものを選ぶと良いでしょう。

予算で選ぶ
テントの値段は1万円以内から、10万円を超えるものまで幅があります。

サイズや機能性なども考慮したうえで、予算に合ったものを選ぶようにしましょう。安くても品質が悪ければすぐに買い直すことにならないように、必要なサイズや機能性を考慮したうえで、予算に合うテントを選びましょう。

おすすめのテントブランド&商品3選

ここでは、おすすめのテントブランドと各ブランドの商品を3つ紹介します! 

スノーピーク「ヴォールト」
スノーピークはキャンプ施設なども運営する日本のアウトドアブランド。充実した機能性がありつつも、自然の中に溶け込みやすいクールなデザインであることが人気の要因です。

「ヴォールト」は大人2人、子ども2人でも余裕で寝られる、ファミリー向けのドーム型テント。天井高は150cmと高めですが、風にあおられにくい設計です。

付属のインナーテントを取り外せば、シェルターとしても使用できます。初心者にも組み立てやすい、シンプルな構造です。

コールマン「タフスクリーン2ルームハウス」
コールマンは世界最大級ともいえるアメリカのアウトドアブランド。テントは多種多様ですが、中でもおすすめなのが「タフクリーン2ルームハウス」です。

4〜5人がゆったりくつろげる大型リビングが特徴。テント内で料理をしたり、テーブルや椅子を置いて食事をしたり、家のリビングにいるかのように快適に過ごせます。

ファミリー向けの大型テントですが、設営は1人でできるため、初心者にも人気のベストセラーモデルです。

ロゴス「ナボハ ティピー」
メープルリーフの葉がトレードマークのロゴスは、実は海外ではなく日本のアウトドアブランド。ポップなデザイン性が魅力です。

ここで紹介する「ナボハ ティピー」はワンポールタイプのテント。軽量で部品も少なく、設営や撤収もとっても簡単!

このテントさえあれば、あっという間におしゃれなキャンプ空間が演出できます。夫婦やカップルでデュオキャンプするのもおすすめ!また、屋上テラスなどでも手軽にキャンプを楽しむことができますよ。

屋上テラスにお気に入りのテントを設置してアウトドア気分を楽しもう!

テントは実にさまざまな種類とサイズがあります。今回紹介した、5つのタイプと4つの選び方を参考に、ぜひとっておきのテントを選んでみてはいかがでしょうか。

自宅の屋上テラスにテントを置くだけでいつもと違った雰囲気が生まれ、気軽にアウトドア気分が味わえます。

家族や友人の笑顔も咲き、豊かな時間が過ごせますよ。

管理人

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