屋上テラスで使えるロープワーク12選!基本の結び方をマスターしよう

お家キャンプ

ロープワークを知っていれば、さまざまなシーンで物を固定させたり、まとめたり活用できます。

今回は、屋上テラスなどの身近なアウトドアシーンでも使えるロープワークを12個紹介します。

ロープワークとは

ロープワークとは、ロープの結び方、扱い方という意味です。

ロープワークは屋上テラスやキャンプなどのアウトドアシーンで用いることが多いのですが、日常生活に役立てられるものもあります。意外と簡単なロープワークもあるので、ぜひ覚えてみてください。

屋上テラスで使える!基本のロープワーク8つ

基本のロープワークを8つ、紹介します。

もやい結び(ボーラインノット・ボーリンノット)
力が掛かっても輪の大きさが変わらず、大きな力にも耐えることができるのが特徴です。重たい物を吊したい場合には、耐久性のあるロープを使うようにしましょう。

1.結び目を作るところで、一重の輪を作る
2.上になっているロープで新たに作る輪を確保しながら、先を最初の輪の下から通す
3.そのままロープの後ろ側をくぐらせて、上から同じ輪に通す
4. ロープの両端を引っ張り、締める

8の字結び(フィギュアエイトノット)
タープに通してストッパーにしたり、ポールに引っかけるループを作ったりできます。また、次に紹介する巻き結びと併用可能です。

1.結び目を作りたい部分をつまむ
2.つまんでいる部分を支点にして、右方向へ2回転させる
3.ロープの先を下から輪に通す
4.両端を引っ張る

巻き結び(クローブヒッチ)
木や柱にロープを結びつけるときに使える方法です。複数の物がばらけないように結びつけることもできます。

1.結びつけたい木や柱にロープを回す
2.Xのようにロープを交差させる
3.片方のロープの先端を、木や柱の裏側に1周巻いて正面に戻す
4.正面に戻したロープの先端をXの交差部分に通して締める

ロープの先端の長さは、必ず10cm以上残すようにしましょう。短いと荷重が加わった際に外れることがあります。

中間者結び(バタフライノット)
ロープ上に蝶のようなループをいくつも作る結び方で、小物を吊したり、洗濯物を干したりするときに使えます。

1.ロープを手のひらに掛ける
2.後ろ側のロープを持ち、手のひらに3周巻く
3.縦に3本あるロープの真ん中を左のロープの下を通るようにしながら左につまみ出す
4.つまみ出したロープを、手前を通って右方向へ引っ張り、右手でつまんでいた部分を左手に持ち替える
5.左手でつまんだまま、ロープから手を抜き、そのままロープを引っ張って結び目を締める
6.ロープの両端に持ち、結び目を締める
※輪をいくつも作ると、より多くの物を吊せます。

ふた結び(ツーハーフヒッチ)
ロープと対象物を結ぶためのシンプルな結び方です。引っ張る力が加わることで強度が増します。

1.先端をロープの下を通して、1回結ぶ
2.もう1度同じように結んで、締める

南京結び・万力結び・かんぬき結び(トラッカーズヒッチ)
倍力を利用して固定する結び方で、バタフライノットを木や柱に固定するときにも使えます。また、物干し用のロープを張ったり荷物をひとまとめにしたりするのにも最適です。

【2本の木や柱にロープを張る方法】
1.もやい結びで片方の木や柱にロープを固定
2.2本の木や柱の間にバタフライノットを作る
3.もう一方のロープを結んでいない方の木や柱に回してから、バタフライノットの輪の中に通す
4.ロープを回した木や柱へ戻り、もう1周回す
5.最初のもやい結びとバタフライノットの間で、ツーハーフヒッチを使いロープの先端を固定し、ロープのたるみを伸ばす

【荷物をまとめる場合】
1.もやい結びとバタフライノットを作っておき、2つの結びの間に荷物を置く
2.バタフライノットを作った方のロープの先端をもやい結び、バタフライノットの順に通して、最後にツーハーフヒッチで固定

トグルヒッチ
輪と輪を枝1本で繋ぐことができ、ワンタッチで着脱できる結び方です。ループがついている小物を吊すときに活用できます。

1.2つの輪を作り、1つの輪にもう片方の輪を通す
2.通したほうの輪に小枝を通す

二重止め結び(エバンスノット)
紐を取り付けるときの結び方で、ビニールシートをタープのように利用するときにも使えます。

1.ロープを固定したい対象物に巻き、もう一方の手前に伸びるロープの裏側に通す
2.対象物に向かっていくように、2本のロープを巻いた方のロープで3周巻く
3.その3周巻いたロープの先端を、対象物側から手前に向かって3つの輪の間に通す
4.ロープを引き、結び目を締める
5.手前に伸びるロープを引き、結び目を対象物の方に移動させて締め付ける

知っていると役立つ!便利なロープワーク4つ

知っていると役立つロープワークを4つ紹介します。

自在結び(トートラインビッチ)
ロープの張り具合を調節する自在金具の役割を果たせる結び方です。

1.対象物に回したロープの先端をもう片方のロープの下に通し、輪の中を通す
2.10cmほど離したところで、同じようにロープの下を通して、その輪の中にロープを通す
3.もう1度ロープの下から輪を通してから、輪の外側(手前)のロープの下を通し輪を通って締める

棒結び
他の何かを結びつける目的のロープワークとは違い、ロープをコンパクトにして携帯しやすくしたり収納しやすくしたりする結び方です。

1.収納したいサイズに調整して、折り返して束ねる
※束ねる回数はロープの長さに応じて変更する
2.束ねたロープの先端から、束ねたロープに残っているロープを巻いていく
3.軽く締め付けながら、束ねたロープのもう一方の端までロープを巻きつける
4.巻き終わり側のロープの束でできた輪の中に、巻きつけていったロープの先端を通す
5.反対側のロープの先端を引っ張ると、通した輪のうちの1つが締まる

ひとつえつぎ結び
ロープ同士を結んで長くする結び方です。

1.1本のロープを折り、もう1本のロープの先端を折った空間に通す
2.そのまま折ってあるロープの裏側を通す
3.1で通したロープの裏側にロープを通して締める

二重てぐす結び(ダブルフィッシャーマンズノット)
ひとつえつぎ結びと同様にロープ同士を繋ぐ結び方ですが、特に滑りやすい材質のロープ同士を繋ぐのに適しています。

1.AのロープにBのロープを上から重ねて交差させ、BのロープをAのロープの下から通す
2.通したBのロープを、交差させた地点よりも手前で、ふたたび上から回す
3.回したBのロープを、全てのロープの下から通して2を繰り返す
4.Bのロープでできた2つの輪の中に通して締める
5.Aのロープでも2〜4までの手順を繰り返す
6.最後にロープの端同士を引っ張って、2つの結び目をくっつけて完成

屋上テラスでロープワークを活用しよう

結び方によって、さまざまなシーンで活用できるロープワークは、アウトドアでも屋上テラスでも活躍します。

難しそうと感じるかもやってみると意外と簡単です。まずは今回紹介した結び方から挑戦してみてください。

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