環境に配慮したエコバッグの種類と選び方|アウトドアでの活用方法も

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近年、サスティナブルな暮らし方が注目され、使い捨てを減らしたり、リユースの工夫をしたりしている人も多いのではないでしょうか。

今回は、エコバッグ選びのポイントや、アウトドアでの活用方法を紹介します。

エコバッグが注目されている背景と課題

一体なぜ、エコバッグが使われるようになったのでしょうか。

背景
2018年主要国首脳会議(G7)により採択された「海洋プラスチック憲章」がきっかけとなり、レジ袋が有料化されるようになりました。

近年ではその動きがさらに発展し、ヨーロッパを中心に、プラスチック製品の再利用化ではなく、プラスチック製品自体の利用をなくす動きが活発になりつつあります。

レジ袋に関して言えば、「約70か国が、プラスチックを原料とした袋の使用を、何らかの形で禁止している」と報告されているほどです。

日本においても、SDGsの環境面で脱プラスチックの取り組みを進めている企業が増加しています。

このように世界的に脱プラスチックの取り組みが行われていることも、エコバッグが注目される一因になっているのです。

エコバッグの課題
環境を配慮したエコバッグですが、課題もあります。

まず、エコバッグ自体の素材が、ブラスチック由来のものが多いということです。次に、エコバッグを新たに購入しても、使用回数が50回に満たなければ、レジ袋よりも環境への負荷が大きいとも言われています。

環境に配慮するためにエコバッグを使っても、選び方や使い方によって逆効果になってしまうことも。エコバッグの素材は、綿などの天然素材を選び、できるだけ長く使い続けることを心がけたいですね。

エコバッグの種類

エコバッグは、さまざまな形のものがあります。

ここでは、トートバッグタイプ・レジ袋タイプ・リュックタイプの3つについて解説します。ライフスタイルに合ったタイプを見つけてください。

トートバッグタイプ
トートバッグタイプは、口が広く物の出し入れがしやすいのが特徴です。また、手に提げたり片方の肩に掛けたりできるので、持ち運びもしやすいです。

このタイプはキャンパス生地を使ったものが多くあります。シンプルなデザインを選べば、どんな服装にも合わせやすいため、普段使いがしやすいでしょう。

レジ袋タイプ
レジ袋タイプは大容量のものも多く、スーパーなどでの利用に向いています。生地はナイロンやポリエステルが多く、水に強い、生地自体に強度があるという特徴があります。また、生地が薄く軽いため携帯もしやすいです。

リュックタイプ
リュックタイプは両手があくため自由が利きやすく、小さな子どもと手をつないだりするのに便利です。また、重い物も持ち運びやすいため、荷物が多いときや自転車に乗るときなどにも向いています。

エコバッグの選び方

エコバッグを選ぶ際には、使用目的やライフスタイルに合わせた機能を選ぶことが大切です。

機能性で選ぶ
使用目的やライフスタイルに合わせた機能を選ぶことは大切です。例えば、冷凍食品や生鮮食品を買うためなら保冷機能があるものを選びましょう。さらにファスナーつきなら温度を低く保ちやすくなりますよ。

雨や雪などの悪天候時には、防水や撥水機能がついたものが良いでしょう。仕事の帰り道などに立ち寄ることが多ければ、コンパクトになるものがおすすめです。

サイズで選ぶ
普段の買い物の量でサイズを決めても良いでしょう。買う量が一定なら、その量が入るサイズを選びます。多く買うときもある場合は、もちろん大きいサイズを選びますが、あわせて耐荷重も確認しておきましょう。

素材で選ぶ
ナイロン、ポリエステルなどの化学繊維素材は、速乾性と強度に優れているだけでなく、軽量で持ち運びやすいです。綿や麻などの天然素材は、サブバッグとして普段使いにも使えるデザインが多いと言えます。

レザー素材は、他の素材よりも重量があり高価でもありますが、耐久性が高いので長く使えるでしょう。また、使い込むほどに馴染んでいくため味が出てきます。

さまざまな素材はありますが、SDGsの観点からも、天然素材を選ぶ方が環境保護に貢献できると言えるでしょう。

デザインで選ぶ
自分の服装と合う色柄やテイストのものを選びたいなら、デザイン重視で選んでも良いでしょう。ファッションブランドや、アウトドアブランドから発売されているものを選べば、服装や使用シーンにマッチするものを選びやすくなります。

アウトドアシーンでのエコバッグの活用方法

エコバッグは、日常の買い物だけではなく、アウトドアでも活躍するアイテムです。

荷物の持ち運び
持ち物が多いアウトドアシーンでは、持ち運びするバッグ自体はかさばらず軽量な方が、楽に運搬できますよね。そんなときにエコバッグが役に立ちます。

食品や消耗品などを入れたバッグは、帰りに空になることもありますので、コンパクトに畳んで収納できれば、とても便利に使えます。リュックと手提げの2ウェイで使えるタイプは、必要に応じて両手を自由にできるので、特におすすめです。

濡れたり汚れたりしたものを収納する
道具や衣類が雨に濡れたり、泥汚れがついたりすることがあっても、防水機能のついたエコバッグに入れていけば、他のものまで濡らしたり汚したりすることなく、収納しておけます。

食品や飲み物の保冷
アウトドアブランドのエコバッグには、開口部をファスナーなどで閉じられるものや、内ポケットがついているものが多くあります。内ポケットに保冷剤を入れ、口をきちんと閉じておければ、食品や飲み物を保冷しながら運搬することも可能です。

使い続けるだけで、環境を守る力になれる

美しい自然や限りある資源を未来に残していくことは、とても大事なことですよね。

エコバッグは、一度にたくさんの変化を起こすものではないかもしれませんが、私たちが使い続けるだけでも、環境を守ることに貢献できますので、自分に合うお気に入りのエコバッグを見つけてみてはいかがでしょう。

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