やっぱりくつろげる床に近い暮らし。冬の「ロースタイルインテリア」に取り入れたいアイテム集

コーディネート

床に座って足を伸ばすとくつろげる、という方は多いのではないでしょうか。床に近い暮らしは、和室で暮らしてきた日本人にとって親しみ深いもの。低めの家具で揃えた「ロースタイルインテリア」は、そんな和の暮らしを思わせるくつろぎ感が魅力です。

でも床は冷えるイメージがありませんか。いえいえ、アイテム選びを工夫すれば寒い季節にも楽しめるスタイルなんですよ。今回は、冬ならではのアイテムもピックアップしながら、ロースタイルインテリアのつくり方や取り入れたいアイテムをご紹介します。

床に近い「ロースタイルインテリア」とは？

日本人の多くは昔から和室に親しみ、床に近い暮らしをしてきました。そんなライフスタイルに親しみがあるからか、床に近い暮らしが落ち着く、という方は多いのではないでしょうか。足を伸ばして座ったり、気軽に寝転んだり…思い思いの姿勢でくつろげるのが「ロースタイルインテリア」の魅力です。

まずは、家のなかにある低めの家具を集めて、開放的なレイアウトをつくることからスタート。ロースタイルインテリアの基本は、「背の低い家具」で揃えることです。部屋全体を低めに抑えることで天井が高く感じられ、空間がより広く感じられるというメリットがあります。たとえばリビングなら、キャビネットやテレビボードなどの収納家具などを低めで揃えてみましょう。家具の高さを低めに揃えることで、圧迫感のない空間をつくることができます。LDKが狭く感じられる…というお悩みも解決するかもしれません。

また、小さなお子さんのいるご家庭では、家具の転倒などの心配がぐっと減るのではないでしょうか。角に丸みを帯びたものや、コーナークッションを取り付けるなど対策をして取り入れたいですね。

それでは、ロースタイルインテリアをつくる時に取り入れたい、アイテムをご紹介します。

冬の「ロースタイルインテリア」に取り入れたいアイテムは？

和洋の部屋にあう和モダンな「こたつ」

冬ならではのロースタイルインテリアのアイテムを取り入れるなら、「こたつ」を選ぶのもよいでしょう。最近では、和モダンなデザインのこたつも多く、冬はこたつとして春夏秋はすっきりとしたシンプルテーブルとして使えるアイテムも登場しています。和洋どんな雰囲気のお部屋にも合うので、インテリアにも自然になじみます。

ウレタンマットや置き畳

床からの冷えが気になるロースタイルインテリア。特に戸建て住宅の1階部分は、床から伝わる寒さが身体にこたえませんか。そこで取り入れたいのが、クッション性のあるウレタンマットや厚手のラグ、置き畳など。特にウレタンマットは、ほどよいクッション性で床での座り心地がアップ。洗濯機で洗えるタイプなら、お手入れも簡単。汚れてもすぐに洗えるという気楽さも魅力です。

ウレタンマットに背もたれクッションが付いたタイプなら、寄りかかって座ることもできよりくつろげます。長く座っていても疲れにくいのが魅力です。

また、四季をつうじて快適に過ごせるのは畳。日本人にとって親しみ深い畳は、い草ならではの清々しい香りと優しい肌触りが魅力です。縁のない正方形の「置き畳」であれば、洋室にも気軽にプラスすることができます。クッション性のあるタイプであれば床付き感もなく、夏はさらりと冬は優しい温かみを感じられます。

座面に奥行きのある「ローソファ」

座るだけでなく、寝転んでも快適なのがローソファ。「背もたれが60cm以下」を目安に選ぶと、すっきりと置くことができます。よりくつろぎを求めるなら、座面の奥行きが深いタイプを選んでみましょう。どんな姿勢でも快適に過ごせるよう、背もたれやひじ掛けはしっかりと身体を支えてくれる、適度な弾力性のあるものがおすすめです。

大きなサイズが置けない場合は、座椅子を取り入れるのもよいでしょう。全身を支えるフィット感のある低反発ウレタンフォーム素材使用のものや、リクライニングが数段階できるものなど、自分だけの特等席をつくれる座椅子が数多く展開されています。カバーリングタイプなら、汚れても安心。1人掛けソファのように洗練されたシンプルデザインの座椅子を選べば、モダンインテリアにもよく合います。