夜の屋上テラスが上質なリゾート空間に!屋上をおしゃれにライトアップできる照明5種類を紹介
梅雨を過ぎて本格的な夏が始まると、屋上テラスやバルコニーに吹く夜風がとても心地良く感じられますね。
夜のお散歩が難しいときでも、自宅の屋上テラスは安全なプライベート空間ですので、女性1人でも安心して夜の静けさを楽しめます。
今回は、夜の屋上テラスを大人が静かにくつろげるラグジュアリーな空間に活用できるよう、ガーデニングライトを効果的に使う方法と、おすすめのガーデニングライトをご紹介したいと思います。
間接照明の効果で、リラックスできる空間に
昼間の公園や遊園地はとても明るく賑やかですが、日が暮れ始め、植え込み付近のライトアップや柵に設置されたやわらかい光のライトがつくと、一変して落ち着いたムードに包まれますよね。
そんなとき、もっとその場にとどまっていたくなる気分になった経験はありませんか?
カフェやレストランも、夕方以降は店内を間接照明に切り替えて、テーブルにキャンドルを置いた途端に喧騒が消えて、昼間よりも少し高級な雰囲気に変わることもあります。
これは、間接照明の使い方やオレンジ系の照明の色によって、「上品で居心地の良い空間」と「包み込まれるような温かい雰囲気」が作られるからです。
自宅の屋上テラスも同様に、ガーデンライトの効果を上手に取り入れることで、高級感のある素敵なリラックス空間に変えられますよ。
ガーデンライトでおしゃれな屋上テラスに見せる 5つのテクニック
簡単にできるものもあるので、ぜひ取り入れてみましょう。
1.屋上のインテリアに合う雰囲気のライトを選ぶ
洋風のインテリアならアンティーク調、アジアンテイストならリゾートスタイルなど、屋上のインテリアに合う雰囲気のデザインを選ぶことで、センス良く上品にまとまります。
2.ライトの種類を使い分ける
ポールタイプや壁・手すりの上など高い位置に置くライト、フロアに埋め込みや足元に置く低位置のライト、壁にかけて光を反射させるタイプやテーブルに置くランタンのように中間の高さで使用するライトなど、高低差で使い分けてみましょう。
また、ラティス・ガゼボ・花壇など広い面にフェアリーライトを這わせると、明かりの大きさや強弱が出ておしゃれな空間が作れますよ。最近ではソーラータイプのライトもあります。フェアリーライトはイルミネーションライトともいいますが、小さな電球を壁から垂らしてカーテンのようにしてみるとファンシーな雰囲気が出て可愛らしくまとまりますね。
3.植物やオブジェなどインテリア小物に直接ライトを当てる
間接照明が多い中で、数か所だけインテリア性の高いおしゃれな小物に直接照明を当てると、メリハリが出ておしゃれな印象が強まります。
4.影を映す
ランタンなど透かし模様や、編み上げられたような隙間があるデザインのもの使ってみましょう。隙間から漏れる光と周囲に映し出される影模様の美しいコントラストによって、余裕のある雰囲気がうまれます。
また、モンステラなど大ぶりな観葉植物をライトと壁の間において、葉っぱの影を壁に際立たせることで、高級リゾートのようなラグジュアリー感も出せますよ。
5.足元のライトで導線を作る
屋上の出入り口から離れたところに置かれたテーブルや花壇、眺望の良い壁際まで、小道を作るように、やわらかい光のガーデンライトを設置して足元を照らしてみましょう。
どこかへ誘導する光は、日常とは違う幻想的な雰囲気を感じさせますよ。
ガーデンライトを設置する際の注意点
日中は太陽の光に照らされているので、どこかの家だけが特別見えやすいということはありません。けれども、日が暮れて家に明かりが灯り始めると少し違いが出てきます。
暗い部屋から、明るい部屋の様子がはっきり見えるということがありますよね。同様に、照明の強さや色によっては、屋上テラスのプライベートな空間が周りから見えやすくなってしまう場合があります。
プライバシーを守ってゆっくりくつろげる空間にするためは、イスやテーブルなど人がいる周辺にはトップライトのような直接照明を使わず、低めの位置や、明るさを抑えたオレンジ系のライトを利用することをおすすめします。
防犯の観点から、部屋の電気は真っ暗なのに、屋上テラスだけ人の気配がする、というような状況を作るのはおすすめ出来ません。1階の玄関や窓の施錠、防犯対策は日頃からしっかりしましょう。
屋上テラスが壁で囲われているタイプのお家では、外から屋上テラスの様子が丸見えにはならないので安心できますね。
ガーデンライトの選び方
屋外コンセントが少なくても、備え付け照明のほかにガーデンライトをDIYで増やすことができます。
こちらではガーデンライトを使用する電源ごとに分けて、メリット・デメリットを紹介しますので、設置する際の参考にしてください。
【ソーラーライト】
日中は太陽光で充電し、夜はセンサーが暗さを感知して自動で点灯する。設置も簡単で使いやすく、1,2年で充電池の交換が必要ではあっても、コスパが良いタイプです。
メリット:自然電力,電気代がかからない,設置が簡単,壁固定型・吊り下げ型・杭型(地面差し込み型)・置き型など種類が豊富,いろいろな場所に設置できる
デメリット:天候や日当たりに左右される(明るさや点灯時間が不安定)
【乾電池式ライト】
乾電池を入れ、使いたい時に電源をオンにするだけのシンプルなライト。
メリット:使い方が簡単,持ち運びできる
デメリット:種類が少ない,センサーなど機能性がないものがある
【ローボルトライト】
コンセントの電源を低電圧に変圧した電力を使ったライト。天候に左右されず、照明機能が安定している。コードが多くなるためペットや子どもがいる場合は注意が必要。
メリット:天候に左右されない安定した明るさ,タイマーで消灯時間の管理ができる,配線を使うが工事資格は不要
デメリット:屋外コンセントが必要,変圧器や専用延長コードなど付随するアイテムも必要,電気代がかかる,設置場所が多少限られる
屋上テラスのライトアップにおすすめのガーデンライト
【植栽になじむ!ローボルトLEDクラスターライト(dinos)】
屋内外で使えるLEDイルミネーションライト。マイクロLEDの小さな花が咲いたような可憐な光で、コードが細く植物やインテリアに絡めやすいのが特徴です。
サイズ:全長約3.8m(160球),全長約6.8m(400球)
【ローボルトLEDマリンライト】
重厚な雰囲気とレトロな真鍮の輝きがおしゃれなマリンランプは高級感があり、パーゴラやウッドデッキとの相性も抜群です。
サイズ:直径132×高さ198mm,重量:約1.2kg,コード長:約0.3m
【ゴルトランタンソーラーライト(Takasho)】
ろうそく型のレトロな雰囲気で、やわらかいオレンジの光を出せるおしゃれなソーラーライトです。スタンドを使った置き型と地面に差し込む杭型の2ウェイで飾ることができます。
サイズ:ライト 幅12.8×奥行き12.8×高さ21.5cm,スタンド 高さ30.5cm,差し込みパーツ高さ80cm(うち地中差し込み部分16cm)
【スパイク埋め込み置き型2ウェイソーラーライト(Jorft)】
植え込みや芝生・玉砂利などに埋め込んだり、スパイクピンを外して置き型として使ったりもできます。防水仕様なので、水に入れることも可能です。プールに入れて水と光のリゾート感を演出するのも素敵ですね。
【電池式セラミックLEDランタン リーフ】
電池式で屋内外持ち運び可能な陶器製のランタンです。模様の隙間からろうそくのように揺らぐ明かりがこぼれて、リラックスできる雰囲気を作ります。ナイトヨガや瞑想を屋上テラスで行うときには空間作りにぴったりです。
サイズ:幅10.5cm×奥行き10.5cm×高さ15.6cm
まとめ
安心してリラックスできる「癒やしの空間」があるのは、とても大事なことですよね。そして、その空間で過ごす時間が豊かな気持ちにつながれば、さらに笑顔とゆとりが増えていきそうですね。
最近の住宅は屋外コンセントが設置してある場合が多いですが、照明器具や電化製品の使用状況によってはコンセント増設の工事を検討する場合があるかもしれません。
これから住宅を建設するに予定があれば、メンテナンスやリフォームなど万全のバックアップ体制が整ったハウスメーカーを意識して探してみるのもよいですね。備え付けの照明にもこだわれば、一層ラグジュアリーな屋上テラスになりますよ。
みなさんも屋上テラスで夜の雰囲気にもこだわってみてはいかがでしょうか。昼間の陽をたっぷりと浴びる健康的な雰囲気から一転、夜の大人時間にぴったりなラグジュアリー感は、日頃の喧噪を忘れさせ1日の疲れを癒してくれるでしょう。