犬と暮らす家にするためのアイデア5つ!ドッグランで運動不足を解消

コラム

犬と暮らす家を考えるとき、大事なのは安全性と快適性です。犬も人間もストレスが少ない、過ごしやすい家を目指しましょう!

今回は犬の気持ちについてや、犬と暮らす家のコツ・アイデア・おすすめの間取り・注意点を紹介します。犬と暮らすための家を考える際の参考にしてみてください。

犬と暮らすために!知っておきたい犬の気持ち

犬と暮らす家にするには、犬の気持ちを知ることが大切です。ある程度犬の気持ちを理解しておくと、どんな住環境を整えてあげれば良いのかが見えてきます。まずは犬の気持ちを確認してみましょう。

「思い切り走り回りたい」
犬は走り回ることで溜まったストレスを発散したり、遊びたいという欲求を満たしたりします。また、全身で喜びを表現するときにも走り回ることがあります。

このように、走ることは犬の本能であり気持ちを表す行為でもあるので、犬の生活に運動やお散歩は欠かせません。

「外を眺めるのも好き」
犬は窓から外を眺めるのも好きです。「ご主人様の帰りはまだかなぁ〜」と思いながら待っていたり、「外の世界は面白そうだなぁ〜」と鳥や虫などを観察していたります。

また、物音を聞きつけたときに「大丈夫かな?!」と警戒心で外を眺める場合もあります。ぼーっと外を眺めているようで、実は自分や家族の安全を守るために眺めていることもあるのです。

「狭いところ大好き」
犬は穴倉のような狭いところが大好きです。その理由は、犬の先祖であるオオカミが、穴倉の中で暮らしていた名残だと言われています。

犬は狭くて暗いところに入ると、安全を確保できたと感じ、落ち着くのでしょう。そのためソファと壁の間や椅子の下など、狭いスペースに入り込み、リラックスして眠りにつくことも多いです。

「大事なものは穴の中へ」
大事なものを穴の中に隠したがるのも犬の特徴です。これも先祖のオオカミが穴を掘って獲物を隠していたからと考えられています。

大好きなおもちゃやおやつを自分で穴の中に隠して、どこへ隠したかわからなくなってしまうなど、可愛い姿が見られるときもあります。

「1人にしないで」
犬は寂しがり屋で1人にされるのが嫌いです。先祖のオオカミが群れで行動していたこともあり、家族が一緒でないと不安になるのかもしれません。

犬がゆっくり休みたいときは、あえてリビングなど家族が集う空間を選びます。

「暑いのは苦手だよ」
犬は人間のように全身に汗をかいて体温調整できないため、暑いのが苦手です。

犬は呼吸で体温調整をしますが、汗をかいて放熱するよりも効率が良くありません。特に鼻が低い犬は呼吸がしづらいため、暑さに弱い特徴があります。また、足が短い犬も地面との距離が近くなるため、暑さに弱いです。

犬は体温を下げるために、毛が比較的少ないお腹の部分をタイルに当てるなどして体を冷やします。

【大型・小型別】犬と暮らす家のコツ

犬の気持ちを理解できたところで、ここからは犬と暮らす家づくりのコツを見ていきましょう。大型犬と小型犬に分けて、それぞれのコツを解説します!

大型犬と暮らす家のコツ
大型犬と暮らす家のコツは、スペースを広くとることです。大きい体でも移動しやすいように、部屋だけでなく廊下の広さにも気を遣うようにしましょう。

また、大型犬は腰を悪くしやすいため、高低差がつくところにはスロープなどがあると良いでしょう。また、お散歩の後大型犬の足を洗うために洗面台まで抱えていくのは、飼い主の負担が大きいですよね。なるべく負担がかからないよう、玄関近くに足を洗える場所を作るのがおすすめです。

小型犬と暮らす家のコツ
小型の場合は、怪我や寒さ対策をするのがポイントです。小型犬は骨が弱いため、骨折に注意しなければなりません。高いところに登らせないようにしたり、散らかりやすい場所に近づかせないようにしたりなどの工夫をしましょう。

また寒さが苦手なので、ついストーブなどに近づいてしまい、火傷する恐れがあります。暖房器具はエアコンや床暖房など、怪我の危険性が低いもので対策をとると良いでしょう。

犬と幸せに暮らすための家アイデア5つ

犬と幸せに暮らすには、お互いがストレスなく、心地良い住環境を作ることが不可欠です。人間だけでなく、犬にとっても快適な空間を作るよう意識していきましょう。

ここでは犬と幸せに暮らすための家アイデアを5つ紹介します!

1. 床・壁・天井にはニオイ対策を
犬と幸せに暮らすためには、床・壁・天井のニオイ対策を万全にしましょう。犬を飼っていると、えさやトイレ、体臭など、いろいろなニオイが気になります。

ニオイ対策としては、床や壁、天井に消臭効果のある壁紙や床材を使うのがおすすめです。また見た目がおしゃれなタイル建材も、さまざまなニオイが家中に染み付くのを防げるでしょう。

2. 床は滑りにくく、足が傷つかない素材を選ぶ
犬の肉球は滑りやすくデリケートなため、床は滑りにくく足が傷つかない素材を選ぶようにしましょう。犬は家の中でも走ることがあるため、滑りやすい床では怪我の恐れがあり大変危険です。

一般的なフローリングではなく、ある程度グリップ感のあるコルク材を使用している床などが良いでしょう。

3. 快適に動ける回遊動線を作る
家の中で犬のストレスが溜まらないよう、快適に動ける回遊動線を作ってあげましょう。回遊動線のある家とは、壁などで仕切らないことで行き止まりをなくし、部屋から部屋へとぐるりと回って移動できるような家を言います。

扉を開けられない犬にとっては、部屋を自由に行き来できるストレスフリーな環境です。リビングを広めにとり、そのまま廊下や中庭に出られるようにしてみてください。

4. 犬の目線に合わせた見晴らし窓を設ける
階段の踊り場や玄関脇などに見晴らし窓を設けるのもポイントです。犬の目線に合わせて設置することで、犬がご主人様の帰りを待ったり、外の様子を観察したりしやすくなります。

快適に外を眺められるよう、窓のそばに水飲み場を作ってあげるのも良いでしょう。

5. お手入れが楽にできる間取りにする
犬と暮らす家では、犬のお手入れが楽にできるかどうかも大切なポイントです。お散歩帰りの犬の足洗いを始め、シャンプー、ブラッシング、爪や歯のお手入れなどがしやすい広めの洗面所などを設置すると良いでしょう。

また、犬の抜け毛や足の汚れがつきにくい素材の壁紙や床材、掃除がしやすいよう段差のないフラットな床がおすすめです。

犬と暮らす家におすすめの間取り

間取りを工夫することで、犬との暮らしがより心地良いものになります。犬と人間、どちらもストレスや負担が減ることでしょう。ここでは犬と暮らす家におすすめの間取りを紹介します。

ドッグラン
屋上テラスや庭などにドッグランを作るのがおすすめです。飼い主が忙しくてお散歩に行けないときにも、ドッグランがあれば犬を気軽に遊ばせることができます。

思いっきり走り回れば運動不足が解消でき、ストレスも発散できるでしょう。また、肥満防止や筋力アップ効果など、犬の健康維持にも役立ちます。

玄関ポーチの足洗い場
玄関ポーチに足洗い場を作ることで、お散歩帰りやドッグランで遊んだ後も足がきれいな状態でお部屋に戻れます。

抱っこするのが大変な大型犬も、玄関ポーチの足洗い場があれば、浴室まで連れて行くという飼い主の負担を減らせるでしょう。

また、お湯を使えるようにすれば寒い冬でも快適に使えます。

グルーミング可能な洗面所
グルーミングするスペースや、グルーミング用の道具がしまえる収納が十分にある洗面所があれば、犬のお手入れがしやすくなるでしょう。

グルーミングとはシャンプーやブラッシング、爪切り、耳掃除など犬の全身を整えることを言います。グルーミングは犬の健康状態をチェックする大事なケアです。日々のケアによって、皮膚の異常や腫瘍ができていた場合でも、早期発見につながります。

リビングの犬専用ルーム
リビングに犬専用ルームを設置するのもおすすめです。犬は寂しがり屋とはいえ、人間から離れてくつろぐ時間も必要なこともあります。

リビングの一角を犬専用ルームにすれば、家族の気配を感じながらもプライベート空間を満喫でき、犬が寂しい思いをせずに1人の時間を楽しめるでしょう。

犬専用ルームの床はタイルにするなどして、体温調整しやすい環境にしてあげてくださいね。

犬と暮らす家での注意点

犬と幸せに暮らすには、事故や怪我を防いで安全に過ごせるよう、危険を予測して安全性に配慮した環境を整えるのが重要です。ここで犬と暮らす家での注意点を確認しておきましょう。

ドッグランでは飛び出し防止対策をする
ドッグランでは犬が家の外に飛び出していかないよう対策してください。高さがあるフェンスや柵を設置して、犬が脱走できないようにすれば安心です。

ジャンプ力も考慮して、小型犬の場合は120cm以上、大型犬なら180cm以上フェンスの高さがあると良いでしょう。また、犬がフェンスの下や隙間からすり抜けることがないよう、しっかりと固定することも大切です。

危険な場所・荒らされたくない場所には犬が入れないようにする
キッチンなど刃物や火気を扱う危険な場所や、貴重品が保管してある荒らされたくない場所には、犬が入れないよう犬用ゲートを設置するのがおすすめです。

特にキッチンでは誤飲・誤食などの危険性があり、嘔吐や体調不良につながる恐れがあるため、犬を入れないようにしましょう。

留守番をさせるときは安全なケージの中へ
留守番をさせるときには安全なケージの中へ入れるようにしましょう。そうすることで留守中のいたずらや事故を防げます。

ケージの高さが犬の頭よりも低いと飛び越えてしまう可能性があるため、犬の頭より10cm以上高いものがおすすめです。

また、犬は寝床から離れた場所で排泄する習性があるため、トイレと寝床を離して置けるとベストです。

大切な愛犬と快適に暮らす家を

犬と幸せに暮らす家にするには、愛犬の気持ちや習性を理解し、心地良い住環境を整えてあげるのがポイントです。

思い切り走り回れるようドッグランを設置したり、外の様子が観察できるよう見晴らし窓をつけたりなど、犬がストレスなく過ごせるように工夫してみてください。

犬がストレスなく過ごせれば、人間も心穏やかに暮らせることでしょう。ぜひ今回紹介したアイデアを参考に、愛犬と快適に暮らす家を実現させてみてはいかがでしょうか。

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