わが家にソファは必要?「ソファを置かない」くつろげる部屋づくりのポイント

コラム

くつろげる部屋づくりに、あると嬉しい家具がソファ。ですが、大型家具のため部屋を狭めてしまう、一度設置すると移動しづらいなど、取り入れるのに躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。今回は、あえて「ソファを置かない」という選択をした場合でも、ゆったりとくつろげる部屋にするためのポイントをご紹介します。

ソファは必要?「置くか、置かないか」を決めるポイント

理想のくつろぎ方から考える

ソファを置くかどうかに迷ったら、まず「理想のくつろぎ方」を改めて考えてみるのが近道です。たとえば、好きな姿勢で身体を預けてゆったりと座りたい場合は、ソファがあると便利。背もたれの高さや座面の肩さ、幅、ひじ掛けの有無なども「どのようにくつろぎたいか」によって取捨選択することができます。

反対に、床に座って思いきり足を伸ばしたいなど、ソファがない方がゆったりと空間を使える場合は不要なのかもしれません。理想のくつろぎ方を考えることで、インテリアに取り入れるアイテムも選びやすくなります。

部屋の広さから考える

ソファのサイズ感はさまざまですが、例として2人掛けソファであれば140cm~160cm程度の横幅があります。収納家具などに比べても多くの面積を占める家具ですね。そのため、ソファを置きたくても、部屋のスペースに余裕がない場合は諦めざるを得ない場合も。

また、ソファのサイズによっては間口から搬入できないこともあります。どうしても置きたいという場合は、事前に置きたいスペースをしっかりと計測し、限られたスペースでも無理なく置くことができるサイズのソファを選びましょう。

家族構成から考える

家族構成もソファを取り入れるかどうかのヒントになります。たとえば、小さなお子さんのいるご家庭では、家具を置くことで生まれるちょっとした段差も事故の危険を感じることでしょう。

小さなお子さんのソファからの転落、転倒して頭を打つなど事故が心配な場合は、安心して取り入れられる時期になるまでは、「そもそもソファを置かない」という選択肢もあります。

「ソファを置かない」くつろげる部屋づくりのポイント

モノを置き過ぎず、すっきりとさせる

ソファを置かないという選択をしても、その他の家具やモノで空間が埋め尽くされていてはくつろぐ部屋をつくることは難しくなります。モノが多い方が落ち着く…というタイプの場合でも、やはり「何も置かれていない広々としたスペース」は必要と感じられているのではないでしょうか。

モノを置き過ぎずすっきりとさせておけば、好みのくつろぎ方に合わせてクッションや座椅子など身体を支えてくれるアイテムをプラスしやすくなります。

床に座れるように、ラグや置き畳を敷く

ソファを置かずにくつろぐ部屋をつくるためには、「床」に座っても居心地がいいように工夫する必要があります。フローリングの場合は、そのまま座ると冷えたり硬さから足や腰が痛くなったりとくつろげませんよね。そこで取り入れたいのが、ラグや置き畳。季節に合わせた素材感のラグ、年中気持ちよく過ごせる畳などを敷けば、床に座ったり寝転んだりしても快適です。

座椅子やクッションなど「体を支えるアイテム」を準備する

先ほどもご紹介したように、一人掛けの座椅子や身体を支えてくれるクッションなどを置くとソファがなくてもゆったりとくつろぐことができます。ソファを置くよりもコンパクトに設置できるため、限られた空間を広々と使いながら居心地のよいコーナーをつくることができますよ。

座椅子は、一人掛けソファのようにおしゃれなデザインのタイプや回転式のタイプ、ひじ掛けやリクライニング機能が付いたタイプなど種類もさまざま。あなた好みの1台を探してみてはいかがでしょうか。

ソファを置かなくても居心地いい。くつろげる空間をつくろう

さまざまな理由からソファを置くことが難しい…そのような場合でも、工夫次第でくつろげる空間をつくることはできます。ポイントになるのは、床面を居心地よくすること、身体を支えてくれるアイテムをプラスすることです。

ソファを置かないデメリットもありますが、反面モノを置き過ぎず、広々とした空間をつくることができるというメリットもあります。あなたのライフスタイルや好みに合わせて、選択してみてはいかがでしょうか。

伊野奈緒美

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福岡のフリーライター。Naomi.Spring代表。WEB媒体を中心に、インテリア・ライフスタイル・ファッションなどをテーマに記事を執筆しています。趣味は、...

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