家族で防災を考える。屋上テラスで防災キャンプ!非常食を消費しよう
いざというときのために非常食を備蓄しているけれど、『気がついたら賞味期限が切れていた問題』を抱えている方は多いのではないでしょうか。
災害がないのは良いこととはいえ、期限切れで消費できないことが続くと、もったいないですよね。
そこで、非常食の賞味期限切れの問題を解決する方法を紹介します。
自宅に屋上テラスがあるのなら、お家キャンプで楽しみながら非常食を消費していきましょう。自宅の屋上テラスであっても、キャンプをすると災害が起きてしまったときの予行練習にもなるのでおすすめですよ。
非常食をチェックするタイミングはいつ?
非常食は日持ちするからと、賞味期限をチェックするのを忘れがちです。
非常食の賞味期限をチェックするタイミングを、非常食を用意するおすすめポイントとあわせて紹介します。
好みの味の非常食にする
災害が起きてしまった場合、日常とは違う事態に疲弊します。心も沈みがちになり、いつものような食欲もわかないでしょう。
それでも栄養を摂らなくてはと、味気ない非常食を口に運ぶのでは気が重たくなります。
非常事態だからこそ、元気を出さなくてはいけないこともあるでしょう。
非常食には、なるべく好みの味の食べやすいものを選ぶのがポイントです。
食のバランスを考える
災害時、普段の生活が送れなくなると、食生活のバランスが乱れることがあるでしょう。
特に、野菜不足になってしまうケースがあるのだそう。
ビタミンやミネラル不足になると、体調を崩しやすくなります。
非常食の中にフルーツ缶詰や野菜の加工品、ジュースなども入れておくようにしましょう。
賞味期限チェックのタイミング
非常食は少なくとも人数×3日分、ゆとりを持って人数×1週間分を備蓄しておくのが理想です。
賞味期限の確認は、1ヶ月に1度、行うようにしましょう。
確認しようと思っていても忘れてしまいがちなので、チェックのタイミングでお家キャンプをして、賞味期限切れに近いものから消費していくのがおすすめです。
お家キャンプで非常食を食べてローリングストック!
非常食の賞味期限切れを防ぐために、お家キャンプをして、ローリングストックをするようにしましょう。
キャンプを楽しみながら、いざというときの予行訓練もでき、賞味期限切れも防げます。
ローリングストックとは
ところで、ローリングストックとはなんだろうと疑問を持っている方もいるかもしれません。
ローリングストックとは、賞味期限切れを出さず、非常食を消費していく方法です。
賞味期限をチェックするタイミングで、期限切れが近いものから消費していき、足りなくなった分を買い足します。飲料水は普段飲んでいる市販のものをストックしておき、消費した分新しいものを買い足しておけば良いでしょう。
どのタイミングで必要になっても良いように、ストック分を全部消費してから購入ではなく、必ず必要な分を使用する前に新たなストックは購入してくださいね。
ローリングストックは文字通り、ストックをローリング(回転)させていくことなのです。
お家キャンプで消費するメリット
賞味期限切れが近いものを、普段の食卓に並べるのも良いかもしれません。
しかし、お家キャンプをして消費するほうが、特別感があり楽しめるでしょう。またキャンプをする状況を、災害時だと想定すると、より効果的です。
いざというときに、いきなり非常食を見たのでは、食べ方がわからない可能性があります。
好みの味のバランスがとれた非常食を揃えるためにも、お家キャンプで食べてみるのは役立つでしょう。
温める食べ物や省スペースで食事をする方法など、屋上テラスで実践してみると万が一の時も慌てず冷静に対応できますよ。
防災キャンプでいざというときに困らないためのアイデア
防災キャンプを災害時と仮定した場合、なにを確認しておけば困ることにならないのでしょうか。
困らないための2つのアイデアを紹介します。
非常食の作り方チェック
非常食を備蓄しておいても、いざというときに作り方がわからないのでは慌ててしまいます。
火がおこせない非常時では、キャンプで使うようなバーナーなどのキャンプグッズが活躍するでしょう。
バーナーを使っての料理の仕方を練習しておくのがおすすめです。
また、「調理をするのに水をたくさん使ってしまう」「パサパサしていて喉が渇く」ということもチェックして、非常食選びの参考にしましょう。
ただし災害時、避難した場所やタイミングによっては火災防止のため火が使えない場合もあるため、お水で温められるような非常食を持っておくと良いでしょう。
これなら安心!おすすめの非常食
非常時でも簡単にできるレシピをチェックして、お家キャンプで作る練習をしてみましょう。
焼き鳥缶詰を使った鶏飯は、ビールの缶やメスティンを利用してカセットコンロで炊き上げることができます。
またおにぎりを作るなら、握るときに塩を付けるのではなく、ご飯を炊くときに塩を入れておくと、程よい塩分が米全体に広がりますよ。あとは備蓄してある具を入れるだけで、簡単おにぎりの完成です。
お家キャンプで訓練しながら災害に備えよう
災害は起こって欲しくないものの、いつ起きるか予測はできません。
そのため、起きてから慌てるのではなく、日常生活の中で非常時を想定しておくことは大事なことといえますね。
非常食を備蓄しているとはいえ、いざというとき賞味期限切れや調理方法がわからなかったり、美味しくなくて食欲が落ちてしまったりという状況は避けたいことです。
屋上テラスがあれば人目を気にする事なく防災キャンプができますから、非常食のローリングストックと共に必要なキャンプグッズはどれか、味付けは好みか、アレンジはできるかなど実際に試しながら今後の備蓄品の選定もできます。
大きな災害を考える季節です。ただ、災害のあった日だけではなく、様々な季節で必要なものを知るために少なくとも季節の変わり目に1度は防災キャンプができると良いですね。
家族を守るために、ぜひ一度防災キャンプや非常食について考えて屋上テラスを活用してみましょう。