「メスティンで楽しむおうちキャンプレシピ」
最強のキャンプギア「メスティン」
メスティンとはキャンプや登山などのアウトドアでの調理に使用する用具です。
アルミ製で軽い上、熱伝導率が高く「炊く・煮る・蒸す・焼く・燻す」など色々な調理法ができるスグレモノです。
おうちでも手軽に使えるので、ベランダや屋上でキャンプ気分を満喫してみませんか?
「メスティン」を使ってみる
キャンプ人気と相まってキャンパーの所有率がうなぎのぼりのメスティン。
「トランギア」を筆頭に様々なメーカーより売り出されていますが、比較的安価で¥100ショップにも登場するなど、手に入れやすいキャンプギアではないでしょうか。
下準備
メスティンを使う前にちょっとした処理を行うと後々の使い心地が断然アップします。
ぜひやっておいてください。
1.「バリ」取り
中には本体や蓋のふちがギザギザしているものがあリます。
ヤスリがけをしておくことで使用中や洗う際に指を切ってしまった、ということを防げます。
2.シーズニング
アルミには独特のにおいがあったり、黒ずみやすい特性があります。
お米のとぎ汁を入れて20分ほど煮立たせることでこれらを防げます。
焦げつき防止にもなります。
メスティンで「炊く」「蒸す」「燻す」
それではメスティンを使ってちょっと難しそうな3種類の調理法にチャレンジしてみましょう!
今回は場所を選ばず使える固形燃料を使って調理していきます。
□メスティンで簡単「パエリア風」
まずは基本の「炊く」
【作り方】
材料
米…1カップ(炊きあがりが水っぽくなるのを防ぐため米は洗いません)
鶏肉…30g程度(モモでもムネでも)
海老…4〜5尾
玉ネギ…1/4個
パプリカ(赤)または赤ピーマン…輪切り4〜5枚程度
サフラン…3〜4本
塩・コショウ…適宜
オリーブオイル…大さじ1
水…1カップ
- 玉ネギをみじん切り、鶏肉は一口大に切り、海老の殻をむいて背ワタを取っておく。
- メスティンを火にかけオリーブオイルを入れ、玉ネギ・鶏肉に軽く火を通す。さらに米を入れて炒める。
- 水、サフランを入れ、塩胡椒を振った上に海老とパプリカを並べる。
- 蓋をして固形燃料が燃え尽きるまで炊く(およそ15〜20分)。
- 固形燃料が消えたらタオルや布袋で包んで10分蒸らして出来上がり。
サフランが手に入りにくい場合、市販のパエリアの素などを使うと手軽にできます。
アサリやイカ、タコなどの魚介をプラスするとさらに豪華な仕上がりに。
□メスティンで「シュウマイ」
卓上でできちゃう蒸し料理。メスティンに合うサイズの網を用意しましょう。
【作り方】
材料(約10個分)
豚ひき肉…100g
玉ネギ…中1個
焼売の皮…10枚
片栗粉…大さじ1
しょうゆ…小さじ1
オイスターソース…小さじ1/2 ※なければ省いても可
塩・胡椒…適宜
- 玉ネギを洗みじん切りにして片栗粉をまぶす(ベチャッとするのを防ぐ)。
- 豚ひき肉に塩胡椒、しょうゆ、オイスターソースを入れ粘りが出るまで混ぜる。さらに玉ネギも加えて全体をよく混ぜ合わせる。
- 人差し指と親指で作った輪の上に焼売の皮をのせ、スプーンで餡を軽く押し込みにぎってまとめます。
- メスティンに水を30ccほど入れ(分量外)網を置きます。網の上にクッキングシートを敷き焼売を並べます。
- 蓋をして固形燃料に火をつけ、湯気が出てきたら5分ほどそのまま蒸して出来上がりです。
豚肉は粗挽きのものを使うと肉感と旨味がアップします。
クッキングシートの代わりにキャベツや白菜の葉を敷いても。
□メスティンで「鯖の燻製」
匂いや温度調整などハードルが高そうな燻製も、メスティンなら初心者でもできちゃいます。
ここでも網を使用します。
【作り方】
材料
塩サバ…半身の1/2 ※メスティンに入るサイズ
ししゃも…
スモークチップ…20〜25g程度
アルミホイル…適宜
- メスティンを全体的にアルミホイルで覆う。
- スモークチップを敷き、具材を乗せた網を置く。
- 蓋をして固形燃料に火をつけ、消えるまで置いておく。
鯖の燻製はおつまみにぴったり。
タマゴやチーズ、ウインナーなど定番以外にも、ゆでタコ、ホタテの刺身、海老などはちょっと大人なおつまみになります。
まさに万能といっても過言ではない「メスティン」。
おうちで、アウトドアで、いろいろ試して楽しんでくださいね。