戸建ての宅配ボックスは狙われる?盗難の手口や対策を解説

コラム

不在のときでも荷物の受け取りができる便利な宅配ボックスですが、一方で盗難のリスクがあるのも事実です。特に戸建ては狙われやすい特徴があります。

被害を防ぐには、盗難にあう理由や盗難の手口を知った上で対策をとるのが重要です。そこで今回は戸建ての宅配ボックスが盗難にあう理由や盗難の手口、対策を解説します!

戸建ての宅配ボックスが盗難にあう理由

戸建ての宅配ボックスはマンションに比べて盗難にあいやすいといわれています。まずは戸建ての宅配ボックスがどんな理由で盗難にあいやすいのか、確認していきましょう。

戸建ては人目に触れにくく、留守の時間を把握しやすい
マンションは住人が多いため、常に人の出入りがあり人目につきやすい特徴があります。一方、戸建ての場合は住人のみであるため、人目につきにくいのです。

また、戸建ては留守の時間を把握しやすいのも、狙われやすい理由のひとつです。

窃盗犯は入念に下調べを行い、誰も居ない時間を狙って盗みを行います。戸建ては窃盗犯にとって犯罪をしやすい条件が揃っているのです。

宅配ボックスが固定できていない
戸建ての宅配ボックスでよくあるのが、据え置きタイプで固定されていないケースです。宅配ボックスが固定されていないと、そのまま持ち去られてしまう可能性が高くなります。

また、ワイヤーで柱にくくりつけるなどして固定されていたとしても、ワイヤーが弱いものだと簡単に切られてしまうのです。

ダイヤル式の宅配ボックスを使っている
宅配ボックスには、大きく分けてダイヤル式と電子式の2種類があります。ダイヤル式も電子式も同様に、施錠と施錠番号の設定をその都度行う仕組みです。

電子式はテンキーを押して入力する上、磁気カードを使用するものもあるなど、セキュリティー面では高いといえます。それに引き換えダイヤル式は、比較的作りも単純で開けやすく盗難のリスクが高くなります。

自作の宅配ボックスを使っている
最近では自作の宅配ボックスを使う人が増えている傾向です。しかし、自作の宅配ボックスは販売されているものに比べて強度が低く、収納庫自体もプラスチックで作られているものもあります。

このような宅配ボックスは、簡単に壊されて中身を取り出されてしまいます。また、固定しているワイヤーも切られる可能性が高いでしょう。

戸建て宅配ボックスの盗難手口例

戸建て宅配ボックスの盗難手口は、2つの方法が多いといわれています。戸建てによく見られる宅配ボックスの盗難手口を見ていきましょう。

不在連絡票を盗んで暗証番号を入手する
ダイヤル式(機械式)の宅配ボックスの多くが、宅配業者が設定した暗証番号を入力し、施錠して荷物を取り出すシステムです。

このときの暗証番号は不在連絡票に記入され、ポストに入れられます。窃盗犯はポストから不在連絡票を抜き取り、暗証番号を入手するのです。

不在連絡票を抜き取る際には、粘着テープを付けた紙を入れるなど、単純な手口が見られます。

宅配ボックスごと盗んでしまう
宅配ボックスが固定されていない、あるいは固定ワイヤーが弱い場合、宅配ボックスごと盗まれてしまうことがあります。

戸建ての場合、宅配ボックスを後付けで導入する人も多く、置き型など簡単に取り付けられる宅配ボックスも少なくありません。

そのため、このような手口で盗難に合うケースは多いのです。窃盗犯は業者や営業マンを装うなどして、変装していることも多いため注意しましょう。

戸建て宅配ボックスの盗難対策

戸建て宅配ボックスの盗難を防ぐには、施錠しにくい鍵付きのものを選んだり固定を強化したり、埋めこみ式を選んだりといった対策法があります。

ここからは、戸建て宅配ボックスの盗難対策をチェックしていきましょう!

宅配ボックスは施錠しにくい鍵付きを選ぶ 
戸建ての宅配ボックスには、南京錠のような鍵が付いているものがありますが、このタイプは比較的簡単に壊され、施錠されてしまいます。

南京錠はセキュリティ面で不安があるため、頑丈で施錠されにくい鍵付きを選びましょう。

また、ダイヤル式の場合はロック後にすべてゼロに戻さないと暗唱番号を推測されやすい特徴があります。そのためロック後に自動で0にリセットされる機能付きがおすすめです。

宅配ボックスごと持ち去れないよう盗難防止ワイヤーで固定する置き型の宅配ボックスを使っている人は、丸ごと持っていかれないよう、固定を強化するのが大切です。

ワイヤーは簡単に切られてしまうものではなく、盗難防止用の強固なワイヤーで固定しましょう。

最近では、盗難対策として宅配ボックスにあらかじめワイヤーが付いているものも登場しています。

埋め込み式の宅配ボックスを検討する
埋め込み式の宅配ボックスを検討するのも盗難防止対策としておすすめです。

門柱に埋め込んだタイプや、ポストと一体型のタイプ、外壁に埋め込んで室内で荷物を取り出せる便利な宅配ボックスもあります。

ただし、ポストと一体型のタイプは大きさに考慮して作らないと、荷物が入らない恐れがあります。また、外壁に埋め込むタイプは新築を建てる際に、施工の相談が必要です。

埋め込み式の宅配ボックスなら荷物を盗まれたり、ボックスごと持ち去られたりするリスクがなく、安心です。

宅配ボックスの盗難対策を強化して、大切な荷物を守ろう!

戸建ては人目につきにくく、留守の時間が把握されやすいため、宅配ボックスの盗難にあいやすい傾向があります。

特に固定されていないものや自作の宅配ボックスは狙われやすいため、注意が必要です。せっかく宅配ボックスを設置したのに盗難にあってしまっては、後悔してしまいます。

また宅配業者は宅配ボックスに荷物を入れた時点で「配達完了」となり、それ以降の盗難に関して責任を追及することは難しいとされています。

大切な荷物を守るためにも、今回紹介した盗難対策を参考に宅配ボックスの防犯を強化していきましょう!

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