「リビング ダイニング」の間取りはどうする?居心地のよいレイアウト&インテリアのアイデア

インテリア

リビングダイニングは家族が集まる場所。今よりもっと居心地の良い空間にしたい、と願う方は多いのではないでしょうか。今回は、リビングダイニングのレイアウトや、居心地が良くなるインテリアの工夫をご紹介します。

 「リビングダイニング」は多用途に使う場所

オープンな空間が人気のリビングダイニング。その名のとおり、リビングとダイニングをひと続きにした部屋のことで、広々と開放的な空間をつくることができます。

リビングダイニングにすることで、家族のコミュニケーションが取りやすくなったり、空間をフレキシブルに使えたりと、メリットがたくさんあります。また、動線がシンプルになることもリビングダイニングの魅力。家のなかで長い時間を過ごす場所が動きやすく、やりたいことがスムーズにできるようになり居心地のよい空間になります。

リモートワークやオンライン授業など、家族が揃って自宅で過ごすことも増えた昨今では、リビングダイニングは、ただくつろぐだけ、食事をするだけの場所ではなくなりました。小さなお子さんを見守りながら仕事をしたり、お子さんがリビング学習をしたりと、オープンな空間ならではの多用途な使い方が求められています。

だからこそ、居心地のよさを実現するのには工夫が必要です。これからご紹介する間取りアイデアを参考に、あなたも家族が心地よく過ごせるリビングダイニングを改めて考えてみてはいかがでしょうか。

「居心地のよい」リビングダイニングのレイアウトとインテリアのポイント 

リビングとダイニングを仕切らずに繋げる

リビングとダイニングをひと続きにして、大空間をつくるアイデア。部屋を開放的に見せたい、一体感のある空間をつくりたい時に適しています。

こちらの写真のように、ダイニングセットとソファコーナーの間は扉などで仕切らず、回遊しやすいレイアウトにするのがポイントです。家族のコミュニケーションは取りやすいですが、ソファはテレビに向いているため、食事をしている人とくつろぐ人の目線が直接合わない間取りです。

くつろぐ場と食事の場を緩やかに分ける

ソファの向きによって、リビングダイニングを緩やかに仕切ったレイアウト。空間としては繋がっていますが、互いがプライベート感を得られるのがメリットです。空間を仕切るのは、背面に背板の入っていないオープンシェルフなどの家具でも便利に使えます。

リビングダイニングの間仕切りは、家具だけではなく観葉植物などを置くことでも叶います。こちらの写真のように、シンボルツリーのような大きなグリーンを、間仕切りしたい場所に置くアイデアもおすすめです。

ワークスペースをつくる

リビングダイニングが居心地のよい空間となるように、仕事場とくつろぐ場所は分けたいもの。自宅で快適に仕事をするために、ワークスペースを設けるご家庭も増えたのではないでしょうか。家族が集まるリビングダイニングの一画にワークスペースがあれば、お子さんの様子を見ながら仕事をすることもできて便利ですよね。

とはいえ、あまりにもオープンな空間では落ち着かない…ということも。そのような場合は、デスクを壁向きに設置したり、パーティションや背の低い家具などで間仕切りしたりするのもおすすめ。半個室のような空間をつくれば、リビングダイニングでもプライベート感が生まれ仕事がはかどることでしょう。

「キッズスペース」をつくる

リビングダイニングに、お子さんが安心して遊べるキッズスペースをつくるアイデアも人気です。背の高い家具や、お子さんにとって危険なモノは置かず、床を広々と見せるインテリアに仕上げるのがポイント。写真のように、収納家具はまわりのインテリアになじむシンプルなデザインを選ぶと、すっきりとした印象にまとまります。

間取りを工夫して、居心地のよいリビングダイニングに

 多用途に使われるようになったリビングダイニング。家族それぞれがほどよくプライベート感を保ちながら、コミュニケーションも取りやすい環境であることが理想的ですね。あなたも、より居心地のよいリビングダイニングを目指して、レイアウトやインテリアを整えてみてはいかがでしょうか。

伊野奈緒美

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福岡のフリーライター。Naomi.Spring代表。WEB媒体を中心に、インテリア・ライフスタイル・ファッションなどをテーマに記事を執筆しています。趣味は、...

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