【キャンプ飯】屋上テラスでラムチョップを楽しもう!基本の焼き方を紹介
屋上テラスではさまざまなキャンプ飯を楽しむことができます。
そこで、今回紹介するのはラムチョップ。
「ラムはクセがあって、調理が難しそう」と思う方もいるかもしれませんが、調理のコツを覚えてしまえば意外と簡単です。
本記事では、美味しい理由や基本の焼き方、もっと美味しくなるコツを紹介します。屋上テラスで美味しいラムチョップに舌鼓を打ってみませんか?
ラムチョップは子羊の骨付き肉
骨付きの羊肉のことをラムチョップといいます。羊肉のなかでも「ラム」は生後12カ月未満の子羊の肉を指し、チョップは「叩き切る」「厚切りの骨付き肉」などの意味です。
ラムチョップは、ロースの部位を1本ずつの骨に沿って切ったもの。羊特有のにおいやクセがなく、やわらかくジューシーなのが特徴です。
部位のなかでももっともやわらかいため、ヨーロッパでは最上級品といわれています。
ラムチョップがヘルシーで美味しい理由
肉というと高カロリーと思われがちですが、ラム肉は牛肉や鶏肉よりも低カロリーです。そのうえ高たんぱくのため、ヘルシーでダイエット中の方にもおすすめです。
ラムチョップが身体にも良く、美味しい理由を詳しく説明します。
骨付き肉だから
元々、骨の近くの肉は筋肉がないためやわらかいのですが、骨から切り離してしまうとたんぱく質が結合して硬くなってしまいます。そのため、骨が付いたままのラムチョップはやわらかくジューシーです。
また、骨の髄液には、コラーゲンや旨み成分が含まれています。調理のため加熱調理することにより、これらが染み出して肉を美味しくするのです。
高い栄養価があるから
ラムチョップには豊富な栄養素が含まれていて、健やかな身体を維持するためにも役立ちます。
必須アミノ酸と不飽和脂肪酸の一部は体内で作れず、不足すると体調に影響を及ぼします。そのため、食料から摂取するのが必須です。
ラムチョップには、この必須アミノ酸と不飽和脂肪酸がバランス良く含まれています。
また、ラムチョップに含まれる主なビタミンは3つ。ビタミンB1とビタミンB2は皮膚を健康に保ち、ビタミンEは血管の老化を防ぐ効果が期待できます。
健康や美容のためにも、ラムチョップを積極的に摂ることがおすすめです。
【基本】ラムチョップの焼き方
ラム肉は傷みやすいため、冷凍で販売されることが多いのですが、焼く前には必ず常温に戻しましょう。これにより、きちんと中まで火が通るようになり、ジューシーに仕上がります。
では、基本の焼き方を2つ紹介するので、参考にしてください。
1.肉を離して置いて強火で焼く
ラムチョップの旨みを逃がさず仕上げるには、熱したフライパンなどを使い、強火で一気に焼くことが大切です。また、何度もひっくり返さず、片面ずつこんがりと焼き色を付けましょう。
ここで、肉同士を離して置くことがポイント。肉同士が近いと水蒸気が発生し、蒸し焼きのようになってしまうのを防ぐためです。
2.余熱で中まで火を通す
両面にしっかりと焼き色が付いたら、火を止めます。焼き過ぎてしまうと肉が硬くなってしまうため、要注意です。
あとは蓋をして、余熱で仕上げましょう。蓋がない場合は、アルミホイルで代用してもOKです。
ラムチョップをもっと美味しくするコツ
ラムチョップは塩コショウして、シンプルに焼き上げるだけでも十分美味しい料理です。とはいえ、味付けや調理方法を少し工夫するだけで、なお一層美味しく味わえます。
ここからは、ラムチョップをもっと美味しくするコツを紹介します。
下味の塩は肉に対して1%の量にする
塩で下味を付ける場合、塩の量は肉の量の1%にするのがコツです。
塩は多過ぎると、脱水作用により肉が硬くなってしまいます。しかし、少な過ぎても風味に欠け、味気ないものになってしまうでしょう。
ワイルドに目分量で味付けをしたいところですが、美味しくするためには、肉の量から最適な塩の量をきちんと計算するのがおすすめです。
味付けは焼く前にする
ラムチョップの味付けは、焼きながらではなく焼く前にするようにしましょう。味付けによっては、焼く直前がベストタイミングになります。
例えば塩を振って放置すると肉が硬くなったり、ローズマリーやセージなどのハーブに漬けたままにすると、香りが強くなり過ぎたりすることがあります。
またラムチョップは、下ごしらえ次第で味のバリエーションが増やしやすいのが特徴です。ハーブのほか、塩こうじをもみ込んで漬け込みをすることで、肉がやわらかく焼きあがります。
下味をしっかり付ければ、ソースを作る手間が省けるでしょう。
焼くときは”アロゼ”に挑戦する
肉全体に火を通し、ふんわりと仕上げるために、フレンチの調理技法「アロゼ」に挑戦してみましょう。
アロゼを使うレシピの一例を紹介します。まず、下準備として、ラムチョップを次の材料でマリネにしましょう。
・塩
・コショウ
・お好みのハーブ
・ガーリック(薄切り)
・唐辛子
・オリーブオイル
マリネにしたラムチョップを焼きながら、油をまんべんなく回し掛けるアロゼを行います。こうすることで、肉が硬くならないよう熱を通すことができるため、ふんわりジューシーな味わいになります。
屋上テラスでラムチョップ調理に挑戦してみよう
ラムチョップには低温調理でじっくり火を通すレシピもあります。
しかし、調理器具が必要だったり時間がかかったりするため、強火で焼き色を付けてから余熱で仕上げるほうが簡単に美味しく仕上げられるでしょう。
健康志向の方にも美容に関心がある方にも、ラムチョップはおすすめです。ぜひ屋上テラスで、美味しいラムチョップを味わってみてください。