屋上テラスをいつでも綺麗に。紫外線対策は屋外家具にも必要?

屋上インテリア

日差しが強い季節になってきました。日焼けしないようにと、お肌のための日焼け対策をしている方もいらっしゃることと思います。

ところで、人間だけではなく家具も日焼けすることをご存じでしょうか。特に屋上に設置した家具は太陽に近く屋外でもあるため、紫外線の影響を受けやすいと言えるでしょう。

でも「家具の紫外線対策はどうやるの?」と疑問に思ってしまうのではないでしょうか。そこで今回は、屋外家具の紫外線対策についてお伝えします。

紫外線対策は人だけじゃない…家具にも必要です

太陽光線は、波長によって「赤外線」「可視光線」「紫外線」の3種類に分類されます。

この中で、最も波長が長く日焼けの原因になるのが紫外線です。

紫外線は英語で「UltraViolet」というため、略してUVと呼ばれることもあります。

さらに紫外線は波長の長さによって、UV-A、UV-B、UV-Cに分けられますが、一番波長が短いUV-Cはオゾン層に阻まれ地表に届くことはありません。

UV-Bは肌が赤くなる日焼けの原因になります。ほとんど地表には届きませんが、直射日光に当たらないようにしたり日傘をさしたりなどの日焼け対策を取らないと、健康に影響を及ぼすこともあると言われています。

地表まで届く紫外線の多くが最も波長が長いUV-Aです。UV-Aは肌の奥まで達し、時間をかけて悪影響を及ぼします。

またUV-Aは雲も窓も通り抜けるため、雨の日でも室内でも紫外線対策が必要となるでしょう。

人間が紫外線によって影響を受けるのと同じように、家具も長い間、紫外線に当たると日焼けしてしまいます。

室内に設置した家具でも、窓を通り抜ける紫外線によって日焼けしてしまうのです。屋上テラスに設置した屋外用家具は太陽に近く屋外であることから、なおさら紫外線対策が必要と言えるでしょう。

紫外線焼けする素材は?

紫外線によって日焼けしてしまう素材にはどのようなものがあるのか、確認していきましょう。


木製の家具はナチュラルな雰囲気があって人気です。

しかし木は、紫外線によって日焼けすると色褪せしてしまうでしょう。

また、ひび割れたりささくれたりしてしまうこともあります。

特に無垢材のような無加工の素材は、日焼けによるダメージを受けやすいので注意が必要です。


カバーとして使われることもある布製のものも、日焼けによって色褪せたり変色したりします。

一見、汚れのように見える色の変化が、実は日焼けしていることがあるのです。

布は蛍光灯の光でも焼けてしまうため、注意しましょう。

プラスチック
軽くて、設置する手間も少ないプラスチックのものも、日焼けで変色したり劣化したりします。

屋外に置きっぱなしにしていたプラスチック製の洗濯ばさみが、劣化して折れてしまうのを見たことはないでしょうか。日差しや雨にさらされていると、次第に白くなり折れやすくなるのです。

レザー
高級感を楽しめる革製品も、日焼けにより色が変化してしまうことがあります。

ただし、革製品はあえて使い込んでいる雰囲気を出すということもあるので、好みによって紫外線対策を取るか取らないかを決めると良いでしょう。

金属
アンティークな雰囲気を醸し出すことができる金属素材の家具も、日焼けによってサビが発生します。

金属製は雨や風によってもサビてしまうので、注意が必要です。

紫外線焼けで古ぼけた印象になるのを防止するためには?

屋上テラスに設置した家具を紫外線から守るにはどうしたら良いのでしょうか。

ここからは、屋外家具の紫外線対策を紹介します。

紫外線に強い素材を選ぶ
屋上テラスに置く家具の紫外線対策として、最初から紫外線に強い素材の家具を選ぶという選択肢があります。

例えば、アクリル樹脂は紫外線に強く変色や劣化が少なめと言われています。

アクリル樹脂はプラスチック素材の一つであり、ガラスよりも透明度が高いため、テーブルの天板にも使用されることが多いそうです。

ワックスやオイルでメンテナンスする
紫外線による劣化があるとわかっていても、ナチュラルな素材の家具にこだわりたい方もいるでしょう。

その場合、UVカットスプレーやオイルを使うのも一つの手段ですが、とことんナチュラルにこだわるなら蜜蝋ワックスでお手入れするのがおすすめです。

蜜蝋ワックスにはUVカット効果はありませんが、上質な無垢材の家具を守ります。

表面の汚れを拭きとってから丁寧に塗り、数時間乾かしましょう。無垢材の家具に油分を補い、色褪せや劣化がしにくくなります。

お手入れや移動が簡単なものを選ぶ
屋外に置く家具は、少なからず風雨や紫外線の影響を受けることを避けられないでしょう。

なるべく長く綺麗な状態を保つためには、丸洗いできるといったようなお手入れが簡単なものを選ぶことがポイントです。

また使わない時期や急な天候変化などのときに、移動が容易にできるかどうかも大切でしょう。

屋上テラスの家具に紫外線対策を

人間と同様に、家具にも紫外線対策が必要です。

特に屋上テラスに設置する家具は紫外線だけではなく風雨にもさらされてしまうため、対策を講じないと色褪せや劣化が避けられないでしょう。

屋上テラスに設置する家具の紫外線対策としては、はじめから紫外線に強い素材のものを選ぶというのが一つの手段です。

また、どうしても天然素材にこだわりたい場合はワックスやオイルでメンテナンスをして劣化を遅らせることも挙げられます。

丸洗いができるといったお手入れや移動が簡単なものを選ぶようにするのもポイントと言えるでしょう。

屋外家具付きの屋上のある家もあるようなので、これからマイホームを手に入れる予定の方は相談してみると良いですね。

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