「ホワイトインテリア」でお部屋を明るく。寒々しく見せないコツは?

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 導入文:洗練された明るいインテリアをつくるなら、「ホワイト」を取り入れるのが近道。でも多く使いすぎると眩しく感じられたり少し寒々しく見えたりと、分量や色選びが難しい色です。今回は、そんなお悩みを解決する、温かみのある「ホワイトインテリア」をつくるコツをご紹介します。お部屋を広く見せたい、という方もぜひチェックしてみてくださいね。

お部屋を広く明るく見せる「ホワイトインテリア」

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壁紙や天井など、お部屋のベースカラーはホワイト、というお宅は多いのではないでしょうか。内装だけでなく家具などをホワイトにすると、光を反射して明るく見えるだけでなくお部屋が広く軽やかに感じられます。また生活感を醸し出す家電や生活用品も、ホワイトを選べばスタイリッシュなイメージに。モダンインテリアをお好みの方にもぴったりの色なのです。

でも白で統一してしまうと、お部屋全体が寒々しくなるのでは…と気になる方も多いのではないでしょうか。そんな時には、これからご紹介するポイントを意識しながらコーディネートしてみてください。

温かみのある「ホワイトインテリア」をつくるには?

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1.黄みがかった白を選ぶ

「ホワイト」と言っても、さまざまな色があります。ホワイトを中心につくるインテリアなら、ホワイトを取り入れる分量と色合いにこだわってみてください。全てのアイテムをホワイトで統一してしまうと、緊張感が生まれ落ち着かないお部屋になってしまいます。少量ベージュやグレーなどをプラスしてバランスをとるとよいでしょう。

また、雪のようにクリアなホワイトではなく、少し黄みがかったアイボリーや生成り色などを選ぶのもポイント。優しい白の色合いなら、多めに取り入れても温かみを感じさせます。

2.布などで柔らかな雰囲気を演出する

ホワイトインテリアに欠かせないアイテムが布。寝室のベッドカバーや窓辺を彩るカーテン、クッションカバーなど、柔らかな雰囲気を演出するファブリックアイテムを多く取り入れてみましょう。春夏なら、コットンやリネンなどさらりとした素材を、秋冬ならニットやファーなどあったか素材でホワイトを取り入れるのと季節感も演出できて素敵です。

3.植物でナチュラル感を添える

ホワイトで統一された空間はモダンで洗練されたインテリアをつくれますが、どこか寂しく感じられることも。そんな時には、植物でナチュラル感をプラスしてみては。葉の形やサイズなどが違う植物を織り交ぜれば、みずみずしく優しい雰囲気の空間が生まれます。ホワイトとグリーンの組み合わせは、明るさと癒しをもたらしてくれるので、爽やかな気持ちに包まれるはずです。

4.異素材を組み合わせれば奥行きが生まれる

色を多く使わないホワイトインテリアは、単調な印象になりがち。そこで意識したいのが「素材感」です。たとえば、木・陶器・布など異素材を組み合わせれば、ホワイトで揃えても奥行きのあるインテリアに。モダンな雰囲気がお好みなら、ツルツルとした鏡面仕上げの素材やガラスなどを、ナチュラルな雰囲気がお好みならホワイトオークやマットな質感を意識して選んでみてはいかがでしょうか。

5.少量のベージュやグレーをプラスする

前述でも少し触れましたが、ホワイトだけのインテリアでは寂しい印象を与えてしまいがち。ほんの少しベージュやグレーなどをプラスすることで、雰囲気をこわすことなくニュアンスのあるインテリアをつくることができます。

壁の一部を変えるアクセントクロス、カーテンやソファなど大型家具、建具などでベージュやグレーを取り入れてみると、ほっと落ち着く心地よい空間づくりがかないます。

季節をとわず楽しみたい「ホワイトインテリア」

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 ホワイトインテリアは、清潔感のある明るい空間づくりをしたい方にぴったり。ホワイトインテリアを改めて考えてみると、ベーシックなカラーでありながらとても奥深い色であることがわかりますね。あなたもぜひ、お好みの素材感や色合いにこだわりながら自分だけのホワイトインテリアを楽しんでみてはいかがでしょうか。

伊野奈緒美

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福岡のフリーライター。Naomi.Spring代表。WEB媒体を中心に、インテリア・ライフスタイル・ファッションなどをテーマに記事を執筆しています。趣味は、...

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