自宅にプールがある暮らし、大人流自宅プールの楽しみ方とその魅力とは?
みなさんは子どもの頃から憧れていたプール付きの家が手に入ったら、何をしますか?
せっかくなら、プール付きの家により多くの価値や魅力を感じられる大人になったからこそできる、夢を叶えた大人流の『水遊び』を楽しんでみませんか。
今回は、大人の『趣味』を活かせる自宅プールの楽しみ方をご紹介します。
大人が夢見る家とは
子どもの頃、友達や家族とプールへ遊びに行った帰りに、「毎日でもプールで遊びたい、家にプールがあったらなぁ」と、プール付きの家を夢見た経験はありませんか。
そう思う一方で、「子どもは水遊びが好きだからプールが欲しいけど、大人になるとそうは思わなくなるのかな?」とも思ったものです。
では、実際はどうでしょう。プール付きの家を見て「いいなぁ」と夢見るのは子どもだけで、大人になるとプールのある家に憧れなくなるのでしょうか?
いいえ、洋画に出てくるプール付きの家や豪邸を見て、「素敵な家だなぁ」と心惹かれることが多いのは、むしろ大人になってからかもしれません。
それは、大人になった今は、プールで泳ぐだけではなく、『優雅に過ごせる空間』『時間を上手く使える暮らし方』など、プール付きの家に、より多くの価値や魅力を感じられるようになっているからでしょう。
プール遊びの魅力
子どもの頃と違って、大人になった今は『趣味』の名のもとに、いろいろなプールの楽しみ方があります。
自宅プールの定番である水泳の練習以外にも、充実した時間が過ごせる、リラクゼーション効果があるなど、気持ちを豊かにしてくれる水遊びがありますよ。
自宅プールを活用して、日常と非日常を上手にミックスしてみましょう。
自宅プールでサーフィンの練習
人気の高まりを見せていたサーフィンは、この東京オリンピックから競技種目にもなり、もはや一部の人だけが楽しむスポーツではなくなってきています。
実際に、30代や40代からサーフィンを始める人も増えているようですね。
サーフィンは他のスポーツに比べ、楽しめるようになるまで時間がかかる面もあるようですが、その分奥の深い魅力があるのでしょう。
ファッションや音楽、サーファーズハウスに見られるようなおしゃれなインテリアなど、ライフスタイルからも人気の高さがうかがえますね。
波に乗る印象が強いサーフィンですが、実は自宅のプールでも練習できるのをご存じでしょうか?
初心者でも人の目を気にせずにサーフィンの練習ができるんですよ。
プールで波に乗ることは難しいですが、バランス感覚を鍛えられる波待ちの姿勢や、パドリング、ドルフィンスルーなど数種類の練習なら自宅のプールでも行えます。
自宅プールを利用したパドリング練習は、筋力アップだけではなく、水をしっかりつかむコツなど、水中での感覚を養うためにも役立ちますよ。
最近は、パドリング練習の際サーフボードの代わりに使える、短めのトレーニングボードもあるようです。
サーフボードに対してプールに十分な大きさがない場合や、サーフィン初心者の場合はパドリング練習にトレーニングボードを利用しても良いかもしれませんね。
ご存じの通り、サーフィンは上半身から下半身まで全身の筋肉を使う運動です。
波に乗ってサーフボードを操る時はもちろん、移動の際のパドリングや、波待ちでサーフボードに座っている時ですら、バランスをとるためにインナーマッスルを使っています。
もし海に行けなくても自宅プールで練習ができれば、次回海に行く日までブランクを開けずに済みますので、波に乗れる機会を増やしていくことにもつながっていくでしょう。
初心者の場合は、周りがある程度経験者という状況で自分だけバランスをとる練習、というのも気が引けますよね。
今は動画でコツを教えてくれるチャンネルもありますから、ちょっとサーフィンを初めてみようかな?という気にもなりやすく、人生を豊かにするチャンスとなりますね。
自宅プールでサップヨガ
サップヨガと聞いてすぐにピンとくるなら、美や健康に、または常に新しくおしゃれなものに興味を持っているという証拠ですね。
サップヨガとは、その名前の通りウォータースポーツである『Stand Up Paddleboard=立ちこぎボード』と『ヨガ』を組み合わせた、新しいエクササイズ系のアクティビティで、水に浮かぶSUPの上で行うヨガのことです。
サーフボードよりも高い浮力を持つ専用ボードは、大きくて安定性があるとは言え、水の上に浮かぶボードに立つためには、優れたバランス感覚とインナーマッスルの力が不可欠になります。
ゆらゆら揺れる不安定なボードの上で、まさに頭のてっぺんから足の先まで、全身のいたるところの筋肉や神経に注意を払ってバランスをとったうえ、さらにヨガのポーズをとるのですから、究極のヨガのスタイルともいえそうですね。
水上でのヨガは最初は難しいので、ポーズを取るのも簡単にはいかなくて、水の中に落ちることもあるでしょう。
けれども、ポーズが決まれば本当に自然とひとつになったような、スタジオヨガでは味わえない陶酔感を味わえるそうですよ。
サップヨガでは体幹が鍛えられるほか、日常では鍛えにくい大臀筋・内転筋・ハムストリングなど下半身の筋肉も刺激できるので、しなやかで引き締まったボディ作りに効果があります。
また、空・水・風を感じながら行えるサップヨガは、ヒーリング効果の高い自然界の「1/fゆらぎ」の中で行われるので、肉体と精神のリラックスにもつながって、集中力も高められるそうですよ。
「1/fゆらぎ」とは、パワーが周波数 f に反比例するゆらぎのことで、人間はその「1/fゆらぎ」を5感のどれかで関知すると、脳波がα波の状態になりリラクゼーション効果に繋がるといわれています。
そんな自然を全身で感じることができるサップヨガですが、自宅プールで楽しむ際に、注意したいことがいくつかあります。
ボードに対し十分な広さのプールで行うことと、水に落ちるのを怖がってプールの淵付近でヨガを行わないようにすることです。
壁側に転倒してケガをしないよう、サップヨガを行う際は、プールの中央付近で行いましょう。
それから、サップヨガを行う際のウェアは、水に落ちても大丈夫なように、シンプルな水着+だぶつかないヨガウェアの重ね着や、水着+日焼け防止のラッシュガードというスタイルで、体にフィットするデザインのものが良いでしょう。
水の上は意外と日に焼けやすいですから、顔をはじめとして、肌や髪に紫外線対策をしっかり行っておきましょうね。
水辺のある暮らしを楽しむゆとり
泳ぐのが苦手でも、水の傍にたたずむだけで心が落ち着いて、心洗われるような感覚になることはありませんか?
泳ぐのが苦手でもできる、贅沢な自宅プールの楽しみ方もありますよ。
【ナイトプール】
日中のプールサイドでバーベキューパーティなども楽しいですが、気の置けない友人たちとの社交の場として、ライトアップされたナイトプールでパーティを開いてみませんか?
プールサイドのバーでお酒を楽しんだり、ライトアップされたプールで幻想的な水の景色を楽しんだりして、ラグジュアリーなリゾートの雰囲気を堪能できますよ。
脚だけプールに入ってお酒を楽しむなんてこともできちゃいます。普通はラグジュアリーなホテルの貸し切りプールでないとできないことも、お家でなら誰にも迷惑をかけずにおもいおもいの過ごし方ができますね。
【自然を愛でる】
例えば、小川のせせらぎを聞いているときのように、または美しい湖の湖畔に立ったときのように、水と自然から得られる感動は数多くありますよね。
水の中に入らなくても、風が起こすプールの水音に耳を澄ませたり、きらめく光の反射や美しい月明かりを眺めたり、水面に季節の木々を映せるスペースを併設したりすることで、暮らしに豊かな彩りを添えることができますよ。
大人だからこそ必要な非日常空間
大人になっても水遊びを楽しめる気持ちがあるのは、素敵ですよね。
働き方や暮らし方が変わりつつある今だからこそ、プール付きの住宅の付加価値はより高まっているといえるでしょう。
リモートワークが広く取り入れられている今、自宅での仕事だからこそ今までよりも気を張りながら仕事をしている人も多いです。自宅で仕事をするなら、自宅で仕事をしながら心と体をケアできる環境を整える必要も出てきますね。
そんなプライベートと仕事の境界線が曖昧になってきている世の中だからこそ、自宅に非日常の空間をプラスしてみてはいかがでしょうか。