こんな時だからこそ楽しみたい!屋上テラスで叶えるプライベートビアガーデン
コロナの影響で自粛ムードが高まる昨今。毎年楽しみにしてきたビアガーデンも、今年は中止になるかもしれません。ただ、自宅の屋上テラスさえあれば、プライベートビアガーデンが開催できてしまいます。
そこで今回は、屋上テラスで叶えるプライベートビアガーデンの作り方を解説します。今年の夏は、必要なアイテムを準備して、プライベートビアガーデンを開催しましょう。
1.屋上テラスをプライベートビアガーデンに
自宅の屋上テラスは、ビアガーデンを再現するのにぴったりな場所です。環境的には、実際のビアガーデンと変わりません。ただし、ビアガーデンに必要な小道具やフード、ドリンクはそろえておきましょう。
雰囲気作りに「パーティーライト」や「メニュー表」を用意し、「フィンガーフード」を食べながら、レンタルした「ビールサーバー」でビールを飲む……。
自宅の屋上テラスでも、ビアガーデンに必要なアイテムさえそろえておけば、お店顔負けの環境が作れます。それでは、プライベートビアガーデンに必要なアイテムを見ていきましょう。
2. 小道具でお店のような雰囲気に!
屋上テラスをビアガーデンにするなら、環境づくりが大切です。ただ、フードやドリンクだけを用意しても、どこか殺風景になりがちです。そんなときは、小道具を用意して環境を整えましょう。
・メニュー表でお店を再現
メニュー表は、お店に来ている気分を味わえるアイテムです。店員役の家族や友達、親戚に「注文する」。たったこれだけで、本物のビアガーデンに来たような気分が味わえます。その日のフードやドリンクをラインアップすれば、本格的なビアガーデンの完成です。
メニュー表は、手書きでもいいですし、ネットからテンプレートをダウンロードしても構いません。ただし、よりリアル感を出すなら、メニュー表に加えて、「ブラックボード」や「メニュースタンド」を用意しましょう。
ブラックボードとは、よくお店の前に置いてあるメニューの書かれた黒板です。その日イチオシのメニューを書いておくだけで、お店に来た気分になれます。「店長イチオシ!」などの言葉を入れておくといいかもしれません。屋上テラスの入り口部分に置いておきましょう。予算は、3,000〜5,000円程度です。
また、メニュー表を入れる「メニュースタンド」もおすすめです。机の上に立てておけば、それを見ながら注文できます。ビアガーデンは何かと机が濡れやすいので、メニュー表が破れないようにするためにも、用意しておいた方がいいでしょう。こちらは、500円程度で購入できます。
・ライトアップで幻想的に
ビアガーデンの雰囲気を支えているのは、ライトアップされた幻想的な空間です。自宅でもライトアップを行うと、よりビアガーデンにいるような雰囲気が味わえます。
そのため、屋上テラス全体にパーティーライトを設置しましょう。パーティーライトは、いくつもの電球が連なっているライトのこと。屋上テラスの植物やシェードなどに絡めるだけで使用できます。電池式のパーティーライトなら周りに電源も必要ありません。価格は2,000〜5,000円程度です。
パーティーライトの設置場所がない場合は、電池不要の「ソーラーライト」、または乾電池で手軽に使える「照明ライト」がおすすめです。ちなみにどちらも2,000〜5,000円程度で購入できます。屋上テラスの環境に合わせて、最適なものを購入してください。
・暑さ対策は万全に
プライベートビアガーデンは、屋上テラスで行うため、熱中症になりやすいです。そこで暑さ対策に「サーキュレーター」や「シェード」を用意しましょう。
屋上テラス全体に風が当たるようにしておけば、簡易的に熱中症を防げます。サーキュレーターは、安いものだと5,000円程度、高くても数万円で購入できます。
また屋上テラスに日陰を作ることも重要です。必ずシェードの下で飲むようにして、直射日光を防ぎましょう。
きちんと暑さ対策をした上で、安全にビアガーデンを楽しんでください。
3.フードは楽チンなものを中心に!
ビアガーデンに食べ物は欠かせません。そこでビール片手に楽しめるものをまとめてみました。
・フィンガーフードで食べやすく
フィンガーフードとは、その名の通り「指でつまめる料理」のことです。
主に、つまようじで食材を刺したスペイン生まれの「ピンチョス」や、コースの前菜などに登場するフランス生まれの「カナッペ」などがあります。またサンドウィッチやお寿司なども、指でつまめるため、すべてフィンガーフードに当てはまります。
ビアガーデンを楽しむ際、どうしても片手がふさがってしまいやすいです。こんなときフィンガーフードがあれば、手を汚さずに料理を楽しめます。加えて、食器も最小限に抑えられるので、後片付けも楽チンです。
・メインディッシュは豪勢に
ビアガーデンに主役級の料理を用意したいなら、「シュラスコ」や「生ハム」がおすすめです。どちらもテーブルの上で抜群の存在感を放ってくれます。
シュラスコは「ブラジルなどで食べられている料理の一つ」です。鉄串に肉の塊を刺し、岩塩をつけて炭火で焼き上げます。完成したらナイフで肉をそぎ落として食べる、迫力のある料理です。
生ハムは、切ってあるものではなく、あえて丸々一本用意しましょう。生ハムスタンドを使えば、シュラスコと同様に切り落として食べられます。
どちらもメインディッシュなので、フィンガーフードで囲うようにして、配置し豪勢に味わいましょう。
・みんなと囲むバーベキュー
夏の風物詩といえば、バーベキューです。ビールとバーベキューの相性はいわずもがな。せっかくビアガーデンを開催するなら、バーベキューもセッティングしましょう。ただし、本格的なバーベキューは、屋上テラスの立地によっては難しい場合もあります。
そこで、利用したいのが「卓上のバーベキューコンロ」です。テーブルに置けるサイズながら、バーベキューと同じ感覚を味わえます。小さいサイズなので、ご近所さんに迷惑をかける心配もありません。価格は1,500〜5,000円程度なので手軽に用意できます。
4.ドリンクの品揃えは楽しさにつながる!
最後は、ビアガーデンの主役であるドリンクです。主役ということでこだわりのものをそろえておきましょう。
・ビールサーバーで本格体験
主役のビールを本格的に楽しむなら「ビールサーバー」を用意しましょう。とはいっても、いきなり用意できるものではありません。そこで利用したいのがレンタルサービスです。
【ビールサーバーの相場】
容量 | 価格 |
7 L(14~15杯) | 5,100円 |
10 L(20~22杯) | 7,000円 |
15 L(33~35杯) | 1万100円 |
19 L(43杯) | 1万3,000円 |
20 L(45杯) | 1万3,300円 |
神奈川県茅ヶ崎市の酒屋「青木商店」さんの例を見てみましょう。こちらでは「キリン一番搾り」「サッポロ生」「アサヒスーパードライ」などのビールを取り扱っています。(各容量によって銘柄は異なります)
例えば、ビアガーデンの参加人数が6人で、1人あたり3杯飲む場合、レンタルする容量は10Lとなり「費用は7,000円」です。
ビールサーバーは意外にも安くレンタルできます。缶や瓶のビールを用意して、冷やしておく手間を考えたら、ビールサーバーを用意しておいて損はありません。
基本的にビールサーバーのレンタルは、地域の酒屋さんがやっているケースが多いです。まずは最寄りの酒屋さんに問い合わせてみましょう。
また、予めビールジョッキを冷やしておくと、よりおいしく飲めます。中ジョッキサイズなら1,000~2,000円ほどで手に入るので、本格的に準備したい方はビールジョッキも用意してください。
・簡易クーラーはバケツを使う
ビアガーデンには、ビール以外にもお酒が用意されています。屋上テラスで開催する場合も、好みのお酒を準備しておきましょう。この際、すぐに取り出せるクーラーボックスがあると便利です。
もし、クーラーボックスがない場合は、バケツに大量の氷を入れて「簡易クーラーボックス」を作りましょう。バケツの中に無造作に入れられた缶や瓶は、とてもおしゃれです。数本程度用意して、テーブルの上に置くといいでしょう。
まとめ
プライベートビアガーデンに必要なアイテムを解説しました。今回紹介したアイテムを用意すれば、一般的なビアガーデンと同じような感覚を味わえます。ただし、プライベートビアガーデンは、ほかの人の目や終電がない分、ハメを外して飲み過ぎてしまうかもしれません。
必ずビールなどの飲み物と一緒に、水やお茶を用意しておきましょう。せっかくのプライベートビアガーデンも体調を悪くしてしまったら本末転倒です。無理のない範囲でアイテムをそろえて、極上のプライベートビアガーデンを味わってください。