屋上緑化におすすめ!初心者でも育てられるハーブ4選

屋上スペース活用

近年、自宅の屋上テラス活用した「屋上緑化」が注目を集めています。

屋上緑化はヒートアイランド現象への効果が期待できるほか、建物の保護、アウトドアリビングとして趣味が楽しめる場所になるなどのメリットがあります。

せっかく屋上テラスに植物を植えて緑化するのであれば、おしゃれで実用的な空間にしたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでおすすめなのがハーブです。環境に順応すれば繁殖力が高く、広い面を覆うので、屋上緑化に適しています。また、手入れも簡単で枯れにくいため、家庭菜園初心者の方にもおすすめです。

加えて、栽培すれば、食事の彩りや風味のアクセントとしても活用できるので実用的ですよね。

ハーブと一口に言ってもさまざまな種類があり、どのハーブが家庭菜園として扱いやすく、料理に活用しやすいのか分からない方も多いことでしょう。

そこで、今回はおすすめのハーブを4種類ご紹介いたします。特徴や育て方のコツなども合わせてご紹介いたしますので、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

1、ローズマリー

特徴

ローズマリーは夏になると淡い青色の花を咲かせます。1年中収穫ができ、チキンソテーや魚のハーブ焼きなど料理での活躍の幅が広く実用的です。

・育て方のポイント

ローズマリーはやや乾燥している土を好む植物です。そのため、土の表面が乾いているときに、葉に水がかからないように水やりをします。

水の与えすぎや葉に水を直接かけるような水やりは、蒸れの原因につながるので注意しましょう。

また、ローズマリーは育つと脇目が内側から茂っていきます。特に梅雨の時期は蒸れを解消するために、剪定をかねて収穫していくのがポイントです。

加えて、ローズマリーは病害虫の被害が少ない植物ではありますが、アブラムシが付いてしまう可能性があるため、見つけ次第歯ブラシでこすり落とすなどの対策を取りましょう。

2、ミント

・特徴

ミントは料理の彩りやアクセントだけでなく、ハーブティやモヒートなど飲み物にも使える万能なハーブです。

とても丈夫で成長スピードが速いので、育て方のポイントをおさえれば簡単に栽培できます。また、挿し木だけでなく、水耕栽培でもミントは育てることが可能です。

・育て方のポイント

ミントは乾燥を苦手とする植物なので、土の表面が乾いたら適度に水やりをするのが大切です。水をあげすぎてしまっても根腐れを起こしてしまうため、土の状態を確認した上で水やりをしましょう。

はじめてミントを栽培する方は、あらかじめホームセンターなどでハーブ用の土を購入して育て、新しい芽が出る頃に緩効性化成肥料を少し加えると香りが良く、健康なミントを育てられます。

ミントもローズマリーと同様に病害虫の心配はいりませんが、新芽を食べる恐れのあるナメクジやヨトウムシ、葉の汁を吸うアブラムシやハダニが付着する可能性があるので、こまめに様子を見ましょう。

3、バジル

・特徴

バジルはフランスでハーブの王様と呼ばれるほど、料理に万能です。サラダとしてはもちろん、肉料理のアクセントやペースト状にして調理すればパスタにも使えるのでとても実用的ですよね。

肥料をしっかりと与えて育てることで6月から9月の期間には花を咲かせるので景観も良いのが特徴です。

また、トマトと一緒のプランターや土で育てると互いに良い影響をもたらすので、良く育ちます。

・育て方のポイント

バジルはハーブの中でも乾燥に弱い植物なので土の表面が乾いていれば、しっかりと水をあげましょう。

おもに、夏場は水切れをしやすいので朝と夕方に1度ずつ、春と秋は1日に1回水やりをします。

また、バジルは枝分かれして生長するので、先端の芽をカットして剪定するのがポイントです。

そうすることで、葉の収穫量を増やせます。葉が多く茂ってきたら、蒸れ防止を兼ねてどんどん収穫していきましょう。

バジルはミントと同様の害虫が寄ってくる可能性が高いのでこまめに様子を見て、付着していれば見つけ次第捕殺するなどの対策をとりましょう。

4、タイム

・特徴

タイムは魚料理との相性が良いため、別名「魚のハーブ」と呼ばれています。

また、強い殺菌効果と抗ウイルス作用を持っているため、風邪予防のためにタイムの煎じ汁でうがいをするのもおすすめです。

4月から5月にかけては薄いピンク色の小花を咲かせるので、景観として癒やし効果もありますよね。

タイムには縦に茂る「木立性」と地をはう「ほふく性」があります。家庭菜園としてはどちらも楽しめますが、屋上緑化を目的としていればほふく性の方が、地面を覆ってくれるのでおすすめです。

・育て方のポイント

タイムは蒸れに弱いので、多湿にならないように育てるのが重要です。特に、梅雨の時期は茂り過ぎてしまうのを抑制するために、全体の1/3から半分程度刈り込んで風通しを良くしてあげましょう。

また、アブラムシや、ハダニ、ヨトウムシなどの害虫がタイムを好んでよってくるので、対策として家庭用の園芸殺虫剤を備えておくと安心して育てられます。

まとめ

今回は、屋上緑化の中でも見た目もおしゃれで家庭菜園を楽しめるおすすめハーブを4種類ご紹介いたしました。

特に地面に張って育つほふく性のハーブは、家庭菜園として実用的なだけでなく、屋上緑化としても効果を得られやすいのでおすすめです。

屋上テラスを有効活用して、ハーブで青々とした景観や料理を楽しみながら屋上ライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。

管理人

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