カップボードで後悔したポイント&対策6つ|種類の特徴も解説

コラム

機能性抜群でデザインも良いカップボードでも、使う人や環境によっては合わないことがあります。今回は、カップボードで後悔しがちなポイント6つと、それぞれの対策を紹介します。種類ごとの特徴も解説するので、これから購入する人は参考にしてみてください。

カップボードの後悔ポイント6つ&対策

まずはカップボードで後悔しがちなポイントを6つ紹介します。後悔しないためにできる対策も含めて見ていきましょう。

横幅が小さかった
設置した際、カップボードの横幅が小さすぎると、ものを収納しきれないことがあります。購入当初は収納するものの量やサイズを加味し、ぴったりの商品を選んでいたとしましょう。

しかし年月が経ち、食器やカップが増え、家電を大きいサイズに買い換えるなどすると収納力が足りなくなります。家族が増える可能性がある、今より大きいサイズの家電を購入したい気持ちがあるという人は、注意したい後悔ポイントです。

<対策>
将来を見据えて横幅に余裕があるものを選びましょう。4人家族なら、作業台のないタイプでも180cm以上は欲しいところです。作業台や家電置き場が必要なときは、さらに大きいサイズにするか、別のキャビネットを用意しましょう。

奥行きが狭かった
カウンター式のカップボードの場合、奥行きが狭すぎるのも問題です。奥行きが狭すぎて家電の取っ手や本体が突出すると、家電に身体をぶつけて怪我をしてしまうかも知れません。

<対策>
奥行き45cmは一般的で種類も豊富ですが、大型の電子レンジやオーブンだとサイズが合わない可能性があります。大型家電を持っている人、買い換えるつもりの人は、奥行き50cmが安心です。

ゴミ箱の置き場所に困った
ゴミ箱を置く場所を考えずにカップボードを選び、後悔する人もいます。キッチンの中でゴミ箱だけがポツンと孤立している光景は、「ゴミ箱置き場を作っておけば良かった」と思わせる原因になります。

<対策>
一部がゴミ箱置き場になっているカップボードは、ゴミ箱を孤立させることがありません。ただしカップボードの収納力が減るので、それが嫌な場合はキッチンカウンターやキャビネットの種類を見直す必要があります。

通路幅が狭くなった

通路幅が狭いと、引き出しが開けづらくなったり、移動しにくくなったりします。余裕を持って収納力の高いカップボードを選ぶのも大切ですが、通路幅も考慮しないと後悔につながるかも知れません。

<対策>
キッチンに立つのが1人なら、80cmか90cmで十分です。2人で立つことが多い家庭では、100cmから125cmがちょうど良いでしょう。どうしても狭くなりそうなら、カップボードの扉をスライド式にするといった工夫をしてみてください。

通路幅が広すぎると、カップボードの奥行きを確保できなくなる他、作業効率が悪くなります。狭すぎず広すぎずを意識するのがコツです。

圧迫感がでた
部屋の造りによっては、壁一面を埋めるタイプや吊り戸棚のあるカップボードは圧迫感が気になるかも知れません。インテリアにおいて圧迫感は、生活感を出し、余裕のない印象を与える原因になります。

<対策>
収納量に問題がなければ、吊り戸棚なしのカウンター式がおすすめです。それだと収納量が確保できない場合は、上部が圧迫感の少ないラックになったデザインにすることも検討してみてください。

色や素材が雰囲気に合わなかった
カップボードのデザインがキッチンに合わなくて後悔するケースもあります。部屋の雰囲気とちぐはぐなものが1つでもあると、おしゃれな印象、整頓された印象が失われるものです。インテリアにこだわりたい人は、色と素材にもこだわりましょう。

<対策>
キッチンにあるものと同じ色・素材を選ぶのが無難です。例えば、オーク材がメインのキッチンには、同じような木目のオーク材カップボードにします。

ツヤのある白が基調のキッチンなら、同じくツヤのある白のカップボードが合うでしょう。素材と色の濃さは同じにする、色は同じで素材のみを変えるなどでも統一感は出せます。

後悔しないために知っておきたいカップボードの種類

種類ごとの特徴を押さえておくと、自分や家族に合うカップボードを選びやすくなります。好みの種類が定まったら、後悔ポイントを意識しながら実際に選んでみてください。

<設置方法別>

種類特徴
据え置き型・床に置くだけ
・造り付け型より安価なことが多い
造り付け型・床や壁に固定
・設置時は工事が必要
・無駄なく収納スペースを確保できる

<プラン別>

種類特徴
カウンタープラン・吊り戸棚とカウンター式収納がセットになったもの
・家電を複数置きやすい
・圧迫感が少なめ
・収納力は他より低め
トールプラン・床から天井ギリギリまで一繋がりになったもの
・収納力が高い
・家電の収納場所は少ない
・圧迫感を与えやすい
トールカウンタープラン・カウンタープラントトールプランが一緒になったもの
・ある程度の収納力を残しつつ、圧迫感を抑える

カップボード選びは収納力・インテリアとのバランスが大事

カップボードを選ぶときに重要なのは、現在と将来を加味した収納力、通路幅やゴミ箱置き場の確保、キッチンとの統一感です。すべての条件をクリアするのが難しい場合は、何を妥協しても後悔しないかを考えると選びやすくなります。

自分や家族の生活を支える、使い勝手の良いカップボードを探しましょう。

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