憧れのインテリアを自宅に。「ホテルのような部屋」をつくる5つのコツ
非日常を感じられるおしゃれさとともに、暮らしやすさも実感できる「ホテルのようなインテリア」。あなたも、旅先で訪れたホテルの部屋に憧れたことはありませんか。今回は、「おしゃれなだけではない」ホテルのようなインテリアの魅力と、インテリアのポイントをご紹介します。
「ホテルの部屋」のようなインテリアの魅力は?
ホテルのスタイルにもよりますが、多くのホテルに共通するのは「無駄なモノが一切ない」ということ。生活感がなく洗練された印象を与える家具や小物の配置、空間を演出する照明づかいもインテリアのお手本になります。
ホテルは、「リラックスできる空間」を目指して空間づくりをされているスタイルが多く、そのメソッドは私たちの暮らしにも役立ちます。モノを探さなくても、どこに何があるのか分かりやすい、複雑化されていない収納や配置は、改めて住まいの整理収納を考える際にも参考になることでしょう。
「ホテルのようなインテリア」をつくる5つのコツ
1.モノを厳選してすっきりとした空間に
ホテルのようなインテリアの基本となるのが、「モノの厳選」です。生活感のあるモノや不要なモノを手放したり、ボックスなどを使って隠したりすることですっきりとした空間をつくりましょう。
こちらの写真のように、デスク上やベッド上にモノがほとんどない状態が理想的です。目に触れる場所は、モノを置かずすっきりとさせるクセをつければ、ホテルのようなインテリアに一歩近づきます。
2.家具は低めを選ぶ
背の高い家具は、収納力もあり便利に使えますが、ホテルのような雰囲気を意識するのなら少し圧迫感を与えてしまうかも…。背の低い家具で構成された部屋は、開放感を演出し、ロースタイルならではの「リラックス感」が魅力です。低めで脚付きの家具、浮かせた家具を取り入れると、床が多く見え限られた空間でも広々とし感じさせます。
3.インテリア小物は「デザイン性」も重視
ホテルの部屋に置かれたモノは、ひとつひとつの小物にもこだわりを感じさせますよね。シンプルで上質感のあるデザイン、色、素材感を意識して選ぶと、ホテルのような空間を楽しむことができます。そのなかでも特に意識したいのが「デザイン」です。
選ぶポイントは、「統一感」と「アート感覚で飾るように置くことができるか」ということ。部屋に置く小物は、色やデザインなどがバラバラになりすぎると雑然とした印象になってしまいます。特に住宅に多く取り入れられることの多い、収納ボックスなどの収納アイテムは統一感を意識して選びましょう。
部屋のアクセントになるフラワーベースや時計、スタンドライトなどはアートを飾るようにディスプレイに映えるアイテムを選ぶとフォトジェニックなコーナーをつくることができます。
4.ほの暗い暖色系の照明を取り入れる
部屋で過ごす時間を快適にする鍵は、「照明」です。暖色系の温かみのある光を取り入れ、ほの暗いくらいのやわらかな光のなかで過ごせるよう、照明使いにもこだわりましょう。
部屋の主照明だけで照らすのではなく、スタンドライトやフットライトなどで光を分散させると、光の量を調整しやすくよりホテルのような空間に近づけてくれます。
5.色は3色程度に絞り、多用しない
ホテルの部屋を思い浮かべると、色が統一されている印象があるのではないでしょうか。部屋のベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの3色を決めて、それ以外の色は使わずにインテリアコーディネートするとまとまりのある空間がつくれます。
写真のように、ナチュラルで明るい印象に仕上げたい場合は、ホワイトやアイボリー、ベージュ(木目)、グレーといった淡い色合いを組み合わせるのがおすすめです。大人の雰囲気を演出したい場合は、アクセントにブラウンやネイビーなどダークな色合いをプラスするときりっと引き締まります。
旅するように暮らす「ホテルのようなインテリア」
「旅するように暮らす」
そんな非日常感を得たいと思ったら、ホテルのようなインテリアを取り入れてみてはいかがでしょうか。自宅にいながら、ホテルにいる時のようなリラックス感や心地よさを感じられたら、食事や家族団らんなど日々の何気ないひとときがもっと充実しそうですね。あなたもぜひ、ホテルのような空間づくりの参考にしてみてはいかがでしょうか。