草加市の住みやすさを解説|治安・周辺施設・子育て環境
草加市の治安が気になる声はありますが、スーパーやショッピング施設が豊富だったり、子どもが住みやすい環境が整っていたりとファミリー向けな一面もあります。
本記事では、草加市の基本情報・治安・周辺施設・子育て環境に着目しながら、草加市の住みやすさについて解説します。
草加市の基本情報||人口・住人の特徴
埼玉県の南東部にある草加市は、南側に東京都足立区、西に埼玉県川口市、北に埼玉県越谷市が隣接しています。
草加市に住むことを検討しているのであれば、実際に住んでいる人々のことも気になりますよね。
そこでまずは、草加市の人口や住人の特徴を見ていきましょう。
【総人口】25万人越え
草加市の総人口は、日本人・外国人合わせて25万人を超えています。埼玉県の中では5番目に人口が多い都市です。世帯数は12万以上あり、日本全体で見ても決して少なくはありません。
この20年間で人口が増加傾向にあることや、商業施設の充実化などが起因しているのでしょう。
【住人】ファミリー層が多い
草加市は、一人暮らしよりもファミリー層が多いのが特徴的です。物件も、一人暮らし向けは少なく、ファミリー向けの住宅や高層マンションが多く並んでいます。
子育て環境が整っていることや、都内へのアクセスが良好な点が、ファミリー層が多い理由といえるでしょう。
また、住人の平均年齢は46.1歳。草加市で育った人がそのまま住んでいるケースも多いです。
草加市の住みやすさ|治安
ここでは、草加市の治安状況を見てみましょう。子育てをする中でも特に心配なのが治安の問題です。
草加市は治安が悪いというイメージがあるかもしれませんが、実際の状況をここで確認してみましょう。
犯罪件数は減少傾向にある
草加市の犯罪件数は多い方で、埼玉で3番目と上位に入ります。犯罪の中で特に多いのが自転車の窃盗です。中でも氷川町は特に注意が必要な地域。
自転車に乗るときには、ロックのかかる駐輪場の利用や、鍵の見直しなどの対策をとりましょう。
また、瀬崎5丁目・新里町では、住宅侵入も多く報告されています。防犯対策として、センサー付きライトを設置するなどして備えると安心です。
しかし、草加警察署が出したデータによると、犯罪発生はあるものの犯罪件数は減少傾向にあることがわかります。
※参照:草加警察署「草加市安心安全マップ」
https://www.city.soka.saitama.jp/
草加市の住みやすさ|アクセス
草加市は、交通アクセスの便利さも魅力のひとつです。ここでは、埼玉県内の主要駅と都内の主要駅に分けて、アクセス方法と移動時間を紹介します。
埼玉県内の主要駅までのアクセス
まずは、草加駅から埼玉県内の主要駅までのアクセス方法です。
・越谷レイクタウン駅 約20分
草加駅(東武スカイツリーライン急行)→新越谷駅(徒歩)→南越谷駅(武蔵野線)→越谷レイクタウン駅
・大宮駅 約40分
草加駅(東武スカイツリーライン急行)→新越谷駅(徒歩)→南越谷駅(武蔵野線)→南浦和駅(京浜東北線)→大宮駅
・川口駅 約40分
草加駅(東武スカイツリーライン)→新越谷駅(徒歩)→南越谷駅(武蔵野線)→南浦和駅(京浜東北線)→川口駅
・所沢駅 約60分
草加駅(東武スカイツリーライン)→新越谷駅(徒歩)→南越谷駅(武蔵野線)→新秋津駅(西武池袋線)→所沢駅
・川越駅 約60分
草加駅(東武スカイツリーライン急行)→新越谷駅(徒歩)→南越谷駅(武蔵野線)→北朝霞駅(徒歩)→朝霞台駅(東武東上線急行)→川越駅
乗り換える駅が多く見えますが、駅から駅までの徒歩移動も含まれているため、体感はそこまで多くはないでしょう。
乗り換えでよく使われる新越谷駅や南越谷駅も比較的栄えており、飲食店などが豊富にあるので、休日に電車でちょっとしたお出かけをするのもおすすめです。
都内の主要駅までのアクセス
続いて都内の主要駅までのアクセス方法です。
・とうきょうスカイツリー駅 約20分
草加駅(東武スカイツリーライン)→とうきょうスカイツリー駅
・東京駅 約45分
草加駅(東武スカイツリーライン急行)→大手町駅(東京メトロ丸ノ内線)→東京駅
・池袋駅 約50分
草加駅(東武スカイツリーライン急行)→大手町駅(東京メトロ丸ノ内線)→東京駅
・渋谷駅 約55分
草加駅(東武スカイツリーライン急行)→渋谷駅
・新宿駅 約60分
草加駅(東武スカイツリーライン急行)→九段下駅(都営新宿線)→新宿駅
とうきょうスカイツリー駅までは、移動時間はたったの20分です。他の主要駅でも、大半は1時間圏内で移動できます。
ただし、家から最寄り駅までが遠い場合は1時間以上かかる可能性はあるでしょう。
どの駅へ行くにもほぼ乗り換えが必須ですが、渋谷駅の場合は東武スカイツリーラインの急行を使って1本で行くことが可能です。
草加市の住みやすさ|周辺施設
草加市の住みやすい点としてよく挙げられているのが、周辺施設の充実度合いです。買い物環境が良く、飲食店も多いといわれています。
具体的にどのようなお店があるのか、チェックしてみましょう。
【スーパー】駅から近いところが多く便利
スーパーは草加駅から近いところに多く、利便性が高いのが魅力です。駅周辺に集中しているため、仕事帰りに立ち寄るのにも便利です。
以下のような大手スーパーが揃っています。
・西友
・イトーヨーカ堂
・ダイエー
・ヨークマート
・マルエツ
これだけ充実していれば、食材の買い出しに困ることはほとんどないでしょう。西友とマルエツは24時間営業しているため、時間を問わず買い物ができますよ。
【飲食店】ランチもディナーも楽しみやすい
草加駅周辺は、飲食店が特に多いです。例えば、ファミレスやカフェ、居酒屋、ファストフード店などが豊富にあり、ランチもディナーも楽しみやすいでしょう。
子連れで入りやすいお店も多いので、家族や小さいお子さん連れでも外食を気兼ねなく楽しめますよ。
【ショッピング施設】ショッピングモールから100均まで豊富 草加駅からほど近いところに草加VARIE・草加マルイ・アコスショッピングセンターなどが揃っています。そのため、わざわざ市外に出なくても衣類やバッグ、アクセサリーなどのファッション小物を一通り揃えることができます。
また、人気の100円ショップ「セリア」やドラッグストアの「マツモトキヨシ」に加え、電気屋にホームセンター、商店街などもまんべんなく配置されているため、日常的な買い物に困りません。
さらに、草加市のすぐ隣にある越谷市には、日本最大のショッピングセンター「イオンレイクタウン」があります。
草加市の住みやすさ|子育て環境
草加市には、ファミリー・サポート・センターなどの子育て支援サービスがあり、子どもを一時的に預けることができます。
また「そうか公園」という、東京ドーム4個分の大きな公園があるなど、遊び場も充実しています。
ここでは、草加市の子育て環境を詳しく見ていきましょう。
保育園・幼稚園・学校について
草加市の保育園は多く、認可保育園は9件あります。保育園の待機児童は年々減少しており、2021年4月時点の待機児童数は1名でした。私立幼稚園は15件あり、公立の幼稚園はないのが特徴です。
加えて、小学校は21校、中学校は11校あります。小学校の中には、生徒数900人を超えるマンモス校も。小学校と中学校は、徒歩でも通いやすいところがほとんどです。
災害に伴うサポート制度
草加市では火災や暴風、暴雨、洪水、地震などが起こった場合の支援制度があります。
被災状況がわかる写真や書類を草加市役所に申請することで、支援を受けることが可能です。
また、災害に伴って国民健康保険・国民年金保険の免除が適用されることもあります。
草加市に住宅を構えようと考えている家族にとって、このようなサポートがしっかりしているのは安心ですね。
建築物の耐震改修促進計画
草加市では、市内の住宅・建築物の耐震化率向上のため、耐震診断・耐震改修などの実施を行っています。令和3年から開始され、令和7年まで実施される予定です。
草加市では地震防災対策として、住宅・建物の耐震化の促進をはかるために、耐震診断と耐震改修の費用を一部補助しています。
市民がより住みやすく、安全に暮らせるための取り組みといえるでしょう。
草加市は場所によってはファミリーで住みやすい
草加市は、買い物の利便性や交通アクセスの良さ、子育て環境が整っていることなど、さまざまな点をふまえてファミリー向けの住みやすい街といえます。
治安が気になる場所もありますが、ファミリー層が比較的多く住んでいる草加駅東口方面は雰囲気が良く、安心度は高いでしょう。
子育てしやすい環境を選ぶなら、ぜひ草加市での生活を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。