「快適な家」はこうつくる。『これからの暮らし』にフィットする住まいの5アイデア
暮らしが大きく様変わりした昨今、「家」に対する考え方にも大きな変化が生まれました。リモートワークや外出自粛などにより「おうち時間」が増えたことにより、より快適に暮らせる家への需要も高まっています。今回は、これからの暮らしに合わせた「快適な家」をつくる5つのアイデアをご紹介します。
「これからの暮らし」に求められる家とは?
家で過ごす時間が長くなった昨今、さまざまな面で「快適さ」を求める方が増えています。たとえば、以下のようなことが代表的な例。これまでも家に求められていたこと、新たに求められていることなど、さまざまなポイントが挙げられます。
1.「職住融合」で自宅でも仕事を快適にできる住まい
2.オンオフを切り替えやすいくつろげるリビング・ダイニング
3.おうち時間で増えた「家事をできるだけラク」に
4.自宅で非日常を楽しめる屋内外が繋がる開放的な間取り
5.感染対策に配慮された住まい
住まいに求めるものは人それぞれですが、近年注目されている上記のようなアイデアも意識することでより快適な家を実現できるのではないでしょうか。ぜひ、マイホーム計画のご参考になさってみてください。
「これからの暮らし」にフィットする家づくり5つのアイデア
1.「職住融合」で自宅でも仕事を快適にできる住まい
自宅で仕事をする方が増え、ワークスペースの需要も高まっています。そんな職住融合の暮らしに対応した家は、幅広い世代の方にとって重要なポイントになるのではないでしょうか。
たとえば、扉や稼働できる棚によって緩やかに部屋を仕切ることができるなど、半個室のような集中できるワークスペースが欲しいと思う方は多いことでしょう。
またワークスペースには、自分の体格や好みに合わせたデスクやチェアを用意するとより快適な空間に。造作家具ですっきりとしたインテリアをつくるのも素敵です。資料などを収納する棚なども設置すれば小さくても快適なホームオフィスに。
2.オンオフを切り替えやすい「くつろげるリビング・ダイニング」
自宅にいる時間が長くなると、意識したいのが「オンオフの切り替え」。特に家族が集まるリビングやダイニングは、ゆったりとにくつろげる空間にしたいですね。快適に過ごせる空間をつくるためには、できるだけ広々と使える工夫をしてみましょう。
たとえば、家具を低めに揃えて圧迫感を軽減したり、家具のレイアウトを工夫して動線をふさがない、造作家具を取り入れて家具を減らし床を多く見せるなどアイデアはたくさんあります。
また好みのインテリアで整えたり、温かみのある照明でリラックス感を演出したりと「くつろぐ」ことを意識して部屋づくりをしてみてはいかがでしょうか。
3.おうち時間で増えた「家事をできるだけラク」に
おうち時間が長くなったことで、家事の負担が増えたという方は多いことでしょう。たとえば、外食が減って自炊が増えたことで生まれた食材ストックのまとめ買いや整理、宅配荷物の一時置き場の確保や段ボールの処理など、ライフスタイルの変化によって生まれた「名もなき家事」はたくさんあります。
また洗濯物が増えたというご家庭も多いよう。パントリーなどの食材ストックの収納場所の確保やランドリースペースの充実、室内干しスペースの確保、家族の衣類を一箇所に集めたファミリークローゼットなど、できるだけ家事をシンプルでラクにする工夫を取り入れてみてはいかがでしょうか。
4.自宅で非日常を楽しめる「屋内外が繋がる開放的な間取り」
家にいても屋外を感じられる開放的なスペースがあると暮らしが豊かになります。たとえば、自宅の屋上につくられた「屋上テラス」もそのひとつ。周辺に高い建物がない立地なら、近隣の視線も気にならず屋外の気持ちよさを存分に楽しめます。
また、リビングからウッドデッキなどに出られる「屋内外が繋がる開放的な間取り」も人気。太陽の光を浴びながらストレッチやヨガなどができる環境をつくるのも素敵です。
5.感染対策に配慮された住まい
新しいライフスタイルのなかで、最も重要視されるのが「感染から家族を守れる住まい」ではないでしょうか。たとえば外から持ち帰ったものを家中に広げないために、玄関でアウターやバッグなどを一時置き出来る場所があると便利です。
また手洗いやうがいがスムーズにできるように洗面台を玄関近くにつくるというアイデアも。さらにマスクなど外出時に必要なモノをまとめておける収納スペースを確保するなど、玄関はできるだけ広くしておくと快適に使えます。
新しいライフスタイルに合った快適な住まいを
暮らしの変化に慣れてきた昨今ですが、より快適に暮らすためにはさまざまな工夫が必要になります。今回ご紹介した5つのアイデアも参考に、理想の住まいを思い描いてみてはいかがでしょうか。