【部屋別】大掃除しやすい部屋づくりと「念入り掃除」のポイント

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年末が近づくと、気になり始めるのが「大掃除」のこと。一気にやるのは時間も労力も大変。それなら、毎日少しずつきれいを積み重ねてみてはいかがでしょうか。今回は、大掃除しやすい部屋づくりのコツと、特に念入りに掃除したいポイントをご紹介します。

年末に慌てない。「大掃除」しやすい部屋って?

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部屋のインテリアを「掃除のしやすさ」も意識して整えると、日々の暮らしがラクに感じられます。これは年末の大掃除にも言えること。どのような部屋なら、大掃除がしやすくなるのでしょうか。ポイントは以下の5つ。

1.家具が少ない部屋

家具が減るとお部屋が広く感じられるだけでなく、ホコリも溜まりにくくなります。家具を移動して掃除をする手間も省けます。

2.モノを定位置に戻しやすい部屋

モノが放置されておらず、すっきりとした状態は掃除しやすさに繋がります。そのためには、モノが定位置に戻っていることがポイントに。家族全員が「出したら戻す」をしやすい部屋が理想です。

3.汚れをさっと拭き取りやすい部屋

キッチンや洗面所など、汚れやすい水回りはモノをできるだけ置かない工夫を。水や洗剤、油などが飛び散った後、すぐに拭き取れる状態を保っておくと掃除がしやすくなります。

4.移動できる収納アイテムを取り入れた部屋

モノをすっきりとまとめるためには収納アイテムが必要。ですが、多く取り入れすぎると1.でご紹介したように掃除にしづらい部屋になってしまいます。そこで便利に使えるのが、移動可能なワゴン収納。空間を有効活用できるだけでなく、掃除の時にもさっと動かすことができて便利です。

■掃除しやすい部屋づくりのポイントについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。:

ストレスフリーにきれいなお部屋を保つ。掃除しやすいお部屋づくりのポイント

大掃除で「念入り」にしたいポイントは?

1.「よく手を触れる」場所

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【ドアノブ、インターホン、家の中のスイッチ】

人が頻繁に手を触れる場所は、こまめに除菌をするなどきれいにしたい場所です。大掃除では、より念入りに掃除したいですね。特にドアはノブだけでなく、お子さんが手を触れやすいドア扉の下部分など全体的にアルコールスプレーを塗布した布などでしっかりと拭きましょう。

2 . 排水口や洗面ボウルなど

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【細菌やカビなどが繁殖しやすい排水口】

ぬめりや配管から上がってくる匂いが気になる排水口。大掃除では、専用の洗剤などを使用して徹底的に掃除しましょう。

また、歯磨き粉や石鹸カス、洗顔料などが残りやすい洗面ボウルやシンクもしっかりと磨きたい箇所。普段は中性洗剤を付けたスポンジや網たわしなどでこするだけでもOKですが、大掃除では、メラミンスポンジで汚れを落とし、中性洗剤などをスポンジにつけて磨き上げると美しく仕上がります。素材によりキズが入る場合がありますので、メラミンスポンジや研磨剤などが入った洗剤を使う場合は事前にテストすると安心です。

3.ホコリが溜まりやすい通気口

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【ホコリが吸着しやすい通気口】

天井の通気口はホコリが溜まりやすい箇所。普段のドアの開閉や振動によってホコリが上部から降ってくることもあります。

大掃除では、通気口周辺のホコリをきれいに取ってから不織布のホコリ取りカバーを取り付けて対策をします。ホコリ取りカバーは、定期的に交換するときれいな状態が保てます。

4.日々使い続けている冷蔵庫やキッチン家電

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【念入りに掃除したいのが野菜室と製氷機】

大掃除で冷蔵庫を整理する方は多いのではないでしょうか。特に念入りに掃除したいのは野菜室。食品カスや土などが溜まりやすい箇所です。

大掃除では、食材を全て出して清潔なダスターなどで水拭き&アルコール除菌を。普段から野菜を紙袋に仕分けて保存すると袋ごと入れ替えれば、きれいな状態を保ちやすくなります。

もうひとつ、念入りに掃除したいのが製氷機。水アカやぬめりから細菌やカビが発生することもある箇所で盲点になりがちです。まずは、冷蔵庫の取り扱い説明書に記載されているお手入れ方法を確認してみましょう。食器のように洗える場合は、分解して洗いしっかりと乾かして除菌をします。

そのほかのキッチン家電は、普段よく手が触れる持ち手やツマミ、ボタンなどをアルコール除菌スプレーを含ませた布で拭きます。大掃除では、電子レンジの庫内や炊飯器の内側なども取り扱い説明書を確認しながらお手入れをしましょう。

特に手がかかるのは電子レンジのこびりついた油汚れ。庫内の汚れがひどい場合は、台所用中性洗剤を布にしみ込ませて庫内の底面や側面を拭き取った後、濡れ布巾で拭きます。

電子レンジの外側は、意外にガンコな汚れがついていることも。庫内と同様に台所用中性洗剤を布にしみ込ませてふき取り、最後にしっかり乾拭きするとさっぱりします。

5.土や砂、汚れが気になる玄関のたたき

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【土や砂などが溜まりやすい玄関のたたき】

土や砂、ホコリも溜まりやすい場所が玄関のたたき。まずは隅に溜まった汚れなどをホウキで掃き、その後使い捨てできるダスターなどでたたきを水拭きします。何度も水拭きするのが大変な時には、リーズナブルに手に入るウェットダスターを使うと時短に繋がります。

 大掃除がラクになる部屋づくりを

時間も手間もかかる大掃除ですが、部屋づくりによってラクになることもたくさんあります。ぜひインテリアにも注目して、大掃除のしやすい部屋づくりをめざしてみてはいかがでしょうか。

伊野奈緒美

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福岡のフリーライター。Naomi.Spring代表。WEB媒体を中心に、インテリア・ライフスタイル・ファッションなどをテーマに記事を執筆しています。趣味は、...

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