アウトドアでご飯も贅沢に!うなぎの楽しみ方は?
アウトドアご飯と言えば何を思い浮かべますか?バーベキューや焼肉、ピザなどが一般的かもしれませんね。焼くだけ、温めるだけなど、アウトドア料理は手軽で簡単な調理法がベストでしょう。
そこで今回はいつもの簡単アウトドアご飯を贅沢にする『うなぎ』を使った調理法を紹介します。ちょっと工夫するだけでおいしいうな丼だって楽しめますよ。
うなぎの旬はいつ?
日本では土用の丑の日が浸透していることもあり、うなぎは「夏」の食べ物といったイメージが強いですよね。ところが、実際うなぎの旬を知る人は少ないかもしれません。しかも、天然のうなぎと養殖のうなぎで旬が違うとも言われています。まずはその違いについて、見ていきましょう。
天然のうなぎ
天然のうなぎは晩秋から初冬にかけてが旬とされています。そう、夏が旬ではないのです。晩秋から初冬のうなぎは脂が乗っていて一番おいしいと言われています。
なぜなら、うなぎは寒くなると冬眠に備えてえさをたくさん食べ、栄養をたくわえようとします。それによってうま味成分が増し、脂の乗ったうなぎになるのです。
しかし、市場に出回っているうなぎはほぼ養殖ものです。とは言え、あきらめることはありません。天然のうなぎはネット通販などで手に入れるチャンスがありますよ。
養殖のうなぎ
養殖のうなぎは徹底した水質管理のもとで育てられており、食べ頃になる時期を調整することができます。ですから、調整次第でいつでも旬にできるとも言えるでしょう。
いつでもおいしいうなぎがスーパーで買えるのはこういった理由が関係しているのですね。しかし、日本で一番うなぎが食べられる時期と言えばやはり、土用の丑の日がある夏ではないでしょうか。
うなぎはビタミンAやビタミンDなど、ビタミン類が豊富で栄養満点。消化吸収しやすく胃腸にもやさしいことから夏バテ防止にもおすすめの食材とされています。
そのため、養殖のうなぎは夏に一番おいしくなるように調整されて育てられているとも言えるでしょう。
アウトドアにおすすめ!うなぎの調理方法
アウトドアでバーベキューなどの肉料理が多い人もたまにはうなぎを楽しみませんか。青空の下でご飯を炊いて食べるうな丼は、おいしさも格別ですよ。
ここではアウトドアでうなぎを食べるための調理方法を紹介します!
『フィールドチャッカ―』で炙るだけでこうばしい蒲焼に
アウトドアでもアツアツの蒲焼を食べたい人におすすめなのが、フィールドチャッカ―を使った調理法です。
フィールドチャッカーとは、ガス式カセットボンベ缶にセットして使用するガストーチのこと。これさえあれば、ライター要らずで炎を噴射することができます。
うなぎはスーパーで購入してきたものでOK。うなぎの両面をフィールドチャッカーでほどよく炙り焦げ目をつけます。炙ることで、網焼きをしたようなこうばしい香りが漂い、アツアツの蒲焼ができあがりますよ。
おつまみとしてそのまま食べるのもおいしいですが、炊飯したご飯に乗せてうな丼にするのも最高でしょう。ただし、フィールドチャッカー使用する時には、人に向けたり中をのぞいたりしないよう取扱いには十分に注意してくださいね。
『せいろ蒸し』風でうなぎがふっくらやわらか!
焼き物以外の調理法を楽しみたい人におすすめなのがせいろ蒸しです。せいろ蒸しと言ってもここで紹介するのは、せいろを使わずに蒸すことができる調理法で「メスティン」というアイテムを使います。
メスティンとは、四角い形状をしたアルミ製の飯盒のことです。一見お弁当箱のように見えますが、炊飯だけでなく麺を茹でたり、魚を蒸したり、煮たりすることもできます。
さまざまな使い方ができるので、アウトドアでご飯を楽しむ時にとっても便利です。
◆せいろ蒸し風うな丼の作り方
メスティンを使ったせいろ蒸しはとっても簡単!うなぎはスーパーなどで売っているものを使います。
①まず、お米をといでメスティンで炊飯をしましょう。その間にうなぎは食べやすい大きさにカットしておきます。
②そして、ご飯が炊き上がったらうなぎを加えて、メスティンの蓋を閉めて10分~15分蒸らせば完成!ご飯と一緒にうなぎを蒸らすことで、ふっくらとしたやわらかいうなぎができあがります。
『缶詰』を使えばあっという間におしゃれメニューも
持ち運びにも便利なのがうなぎの缶詰。実はネット通販などで購入できます。
中でも浜名湖のうなぎの蒲焼缶づめは、パカッと開けるだけでタレの染み込んだおいしいうなぎが食べられます。通常のうなぎの蒲焼に比べるとやわらかめですが、アレンジして食べるのにも向いているでしょう。
例えば、バケットの上に乗せて食べればちょっとおしゃれなキャンプ料理になりますよ。ちなみにうなぎの缶詰は賞味期限が3年も持つというメリットも。一般的な非常食に加えて常備しておいても良いですね。
おうちアウトドアで贅沢にうなぎメニューを楽しもう!
今まで屋外でうなぎを食べることが想像できなかった人も、今回紹介した調理法ならトライしやすいのではないでしょうか。
いつものアウトドアとは違ったメニューにチャレンジすることで、家族との会話もさらに盛り上がりますよ。天然うなぎと養殖うなぎの旬の時期についても新たな発見になったことでしょう。
旬の天然うなぎが気になる人は、ネット通販で検索してみてくださいね。アウトドアをしながらも贅沢気分が味わえるうなぎメニュー。あなたも家族で楽しんでみてはいかがでしょうか。