明日への活力を養う場所。「リラックス」できるお部屋のつくり方
おうち時間が長い昨今では、インテリアの傾向として「リラックスできる空間をづくり」にこだわる方が増えているよう。このサイトをご覧の皆さまのなかには、やっぱり生活感を抑えたモダンインテリアが好き、という方も多いでしょう。でもそこに「リラックス」の要素をプラスすれば、もっと暮らしやすくほっとできるお部屋づくりが叶います。インテリアを工夫して、心からくつろげる住まいをめざしましょう。
本当に「リラックス」できるお部屋って?
美しいお気に入りのモノ、目にも優しい植物や花、心地よい香り…たとえば、このようなモノに囲まれると、気持ちがよいと感じる方は多いのではないでしょうか。もし、お家にいても何だか落ち着かない…と感じているなら、インテリアを工夫してみると気持ちを変えるきっかけになるかもしれません。
まずは以下のようなことを意識して、お部屋づくりを計画してみましょう。
・整理整頓されたすっきりとした空間
・家具や雑貨を好みのスタイルでまとめる
・心地よい照明、香り、温度湿度にこだわる
・気持ちが落ち着くBGMを流す
・お部屋のなかに植物を取り入れる
今あるモノを整理整頓し生かしつつ、リラックス感を高めるモノをプラスすると、お部屋の印象はがらりと変わります。これからご紹介する「暮らしに取り入れたいモノ」は、モダンインテリアだけでなく、あらゆるスタイルになじみます。「リラックス」をテーマにした、具体的な選び方もチェックしてみてください。
リラックスできるお部屋に。日々の暮らしに取り入れたいモノ
1.暖色系の照明:スタンドライト
インテリアで、心地よさに大きくかかわる要素のひとつが「照明」。好みの照明デザインを選ぶことはもちろんですが、照明の「光」の質にもこだわってみましょう。
「癒し」にフォーカスして照明を選ぶなら、ホテルの照明のようにほの暗く温かみのある光が最適。主照明だけでなくスタンドライトなどで光を分散させる「1室多光」を取り入れるとよいでしょう。暖色系の色合いで温かみのある光を意識してみてください。
2.アロマグッズ:ディフューザー、スプレーなど
香りは、一瞬で気持ちを変えてくれるチカラがあります。フレッシュな柑橘系からは元気を、ラベンダーなど優しいフローラルな香りからはリラックス感をもらえますよね。私も毎日ラベンダーの香りを楽しんでいますが、香りが漂ってくると心がほっと落ち着くのを感じます。ディフューザーやスプレーなど、火を使わないアロマグッズなら気軽に取り入れられるのでおすすめです。
香りの好みは人それぞれ。また、妊婦さんなど体調やその人の状態によっては使わない方がよい香りもあります。販売スタッフに質問するなどしっかりとリサーチして、あなたが好きな香りを取り入れてみてはいかがでしょうか。
3.アート:絵画やポスター、ディスプレイ小物など
お部屋を自分らしく、楽しい空間にしてくれるのがアート。お部屋を見渡して、少し寂しいなと感じたところに飾ってみてはいかがでしょうか。
本格的な絵画やフレームに入れたポスターなどはもちろん、お子さんの描いてくれた絵や気に入っているデザインの箱、カレンダー、オブジェなどめざすインテリアに合った色合いやテイストなら何でもOKです。飾り棚やキャビネットの上などを使って、「余白」を取りながら飾ると素敵なディスプレイになります。
4.観葉植物:シンボルツリー、テーブルグリーンなど
「癒し」をテーマにしたインテリアに欠かせないのが植物。たとえ小さなグリーンでも、あるのとないのとでは、お部屋のみずみずしさや印象が全く違います。
家族が集まるリビング、料理をするキッチン、日々の身支度や家事で何度も出入りするサニタリースペースなど、お家のあちこちに取り入れてみては。シンボルツリーのように大きなタイプはリビングや玄関など人の目が多く触れる場所に、テーブルグリーンなど小さなタイプはキッチンや洗面所など限られた空間にぴったりです。葉の形が美しい品種、ハーブなど香りや味を楽しめる品種など、飾る場所によって思い思いに選んでみましょう。
癒されるお部屋で過ごす時間が、明日の活力に
画像:Unsplash
忙しい日々のなかで、ひとときほっとできる場所が自宅。最近では、仕事と暮らしが交わる「職住融合」のライフスタイルも多くなっていますが、やはりオンオフの切り替えのためにも「癒し」の空間をつくりたいものです。それを助けてくれるのがインテリア小物や植物たち。インテリアに取り入れてみると、「何だか、前より心地いいな…」そんな気持ちを実感でき、明日への活力も生まれてくることでしょう。