屋上テラスをアートの場に、子どもとできるアート体験
外出を控えることによって、家の中で退屈してしまっている子どもになにをさせてあげたらいいか悩んでいませんか?育ち盛りの子どもはパワフルなので、毎日家の中ではエネルギーが余ってしまいますよね。
外出ができない今こそ、親子でアートを楽しむチャンスです。お家での時間を大いに活用して、感受性を磨きましょう。
屋上テラスに出れば、部屋の中ではやりたくないことにも挑戦できますね。親子でおうち時間をどう過ごすかで、今後の成長も変わってきますよ。
おうち時間で五感を磨く
外出できない時間を家の中でゴロゴロしているだけでは、せっかく親子でアートをできるチャンスを逃してしまいます。アートを楽しむことから得られることを挙げてみますね。
五感をフル活用
例えば絵を描く、造形物を作ることは観察力、想像力を駆使します。五感を働かせ、頭の中にあることを目に見える形にしていく作業は、脳の発育を促すことが期待できるでしょう。
また「こういうものがあったらいいな」という発想力が、新しいものを生み出す創造力にもつながります。
ストレス解消
親子でアートを楽しむことで得られることがあるのは、子どもだけではありません。親も、ルールに縛られず、思うままに頭に浮かぶ世界を色や形を使って作り上げていく作業を夢中ですることで、日頃溜まっているストレスを解消。
子どもを放っておいて自分だけ楽しんでいるのでは罪悪感を抱えてストレスになってしまうかもしれませんが、子どもと一緒に楽しむことで心の底から楽しめます。
競争することなくマイペース
上手も下手もなく、思い浮かぶことを、思うままに表現できるのがアートの世界です。アートを楽しむことで競争社会から抜け出し、自由自在にマイペースで自分の世界を感じることができるでしょう。
また、子どもが表現するものから、無意識で抱え込んでいるSOSサインや潜在的なセンスの傾向など、心の状態を知ることができるかもしれませんよ。
子どもと部屋ではやりたくないことに挑戦するチャンス
おうち時間は部屋で過ごす時間が長くなると同時に、子どもと部屋でやりたくないことに挑戦するチャンスでもあります。
部屋の中では子どもと一緒にyoutubeを見たり、ゲームをやったりする時間が長くなった家庭もあるのではないでしょうか。
ゲームも参加型のものなら良いのですが、ただ画面を見ているだけの時間が長くなるのは、あまり好ましい状況ではありません。子どもには受動的なものよりも能動的なもののほうが好まれるという説があるのです。
部屋ではオンラインワークショップがおすすめ
部屋の中でやるのなら、親子で参加できるオンラインワークショップを受けるのはいかがでしょうか。親子で受けられるオンラインワークショップは、お菓子作りの他、塗り絵やお絵描きなどのアートなジャンルもあるので、チェックしてみましょう。
部屋でやって欲しくないことは?
また、できれば子どもに部屋ではやって欲しくないこととして、「書道」という声があるのだとか。理由は、墨が付くと洗っても落ちないからだということ。
大人なら、墨汁をこぼしたり、服に付けてしまったりすることはほとんどないでしょうけれど、子どもの場合は起こり得るのですね。書道に向き合う集中力、綺麗な字を書くということは学んで欲しいものの、部屋の中ではやって欲しくないというジレンマです。部屋の中でなければ、どこでやればいいのでしょうか。
外でやるならおすすめの場所は?
自宅の屋上テラスで汚れても良い服を着てやれば、集中力を持って書道に向き合うことができます。
水彩画を大きな紙を使って、空の下で描いてみるのも良いでしょう。部屋の中で描くのとは違い、多少水をこぼしてしまっても気にせずのびのびと楽しむことができます。
外で子どもとできるアートとは
自宅に屋上テラスがあれば、出かけなくても屋外でやったほうがいいアートが体験できます。絵の具遊びや絞り染めなどのアートを楽しめますよ。
ストローを使う「吹き絵」
好きな色の絵の具を溶かした水をスポイトか筆で、紙の上に落とします。上からストローで吹くと、絵の具の水が飛んで、様々な形を作ります。吹く強さや、吹く方向を変えて、予測不能な出来上がりの絵を楽しみましょう。
絵の具がどこに飛んでも気にしないでいられる外だからこそ、楽しめます。
大きな紙で競う「陣取りゲーム」
大きな紙を広げ、絵の具を付けた筆を銘々が持ち、よーいドンで紙に色を塗りましょう。たくさん色が塗れたほうが勝ちです。
夢中になると絵の具を紙以外のところにも塗ってしまいがちですが、外なら安心ですね。
絞り染め
インスタントコーヒーを使うコーヒー染めなら、染め粉を使う絞り染めより簡単に楽しめます。下準備として牛乳か豆乳で、コーヒー染めがしやすくなるよう布を浸します。
陰干しして乾いた布を、インスタントコーヒーを溶かした水で煮て染めます。色落ち止めとして、塩を煮た鍋にそのまま入れて溶かしたものに浸すか、ミョウバンを水に溶き浸します。
屋上テラスでアートを楽しみ感性を磨こう
外に出られる機会が減り、ストレスが溜まりがちな今だからこそ、アイデア次第で想像力を培うチャンスが得られます。外出しなくてもできるアート体験を親子で楽しみましょう。
アートは誰かと競争することもなく、マイペースで自分の世界を作り出せます。絵を描く、造形物を作るなど、頭で想像したものを形にする作業は五感をフル活動させ、新しいものを生み出していく創造力を育てるでしょう。
屋上テラスに上がれば、外出しなくても汚すことも気にせずに思う存分、墨や絵の具を使ったアートを楽しめますよ。
外出しづらいときだからこそできるアート体験を親子でしてみてはいかがでしょうか。