屋上テラスで映画や音楽を楽しむためのヘッドホンおすすめ5選
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屋上テラスで映画や音楽を楽しむために重要なのが「ヘッドホン選び」です。
一般的にヘッドホンといえば「価格」や「デザイン」を重視しますが、屋上テラスでは「コードの有無」「重量やフィット感」「ノイズキャンセリング」「音質」が大切です。
そこで今回は、屋上テラスで映画や音楽を楽しめるヘッドホンの4条件と、おすすめのヘッドホン5選を解説します。
都市型の屋上テラスでスピーカーを使用すると、近隣への騒音トラブルが気になります。その点、ヘッドホンは周りに迷惑をかけない優れたアイテムです。
本記事で正しい選び方とおすすめのヘッドホンを理解して、快適に映画や音楽を楽しみましょう。
1.屋上テラスで映画や音楽を楽しむヘッドホン4条件
ここでは、屋上テラスで利用するヘッドホンに大切な4つの条件を解説します。
・リラックスして楽しむならワイヤレス
ヘッドホンには、有線と無線の2種類があります。有線はコード付きヘッドホンのこと、無線はBluetooth機能を使ったコードのないヘッドホンのことです。
もし、屋上テラスで映画や音楽を楽しむなら、無線のヘッドホンである「ワイヤレスヘッドホン」をおすすめします。
有線ヘッドホンは、コードの長さによって動きが制限されます。音楽ならプレイヤーの近く、映画ならプロジェクターの近くなど、座る位置に気をつけなければいけません。一方、ワイヤレスヘッドホンなら、屋上テラスのどこにいても映画や音楽を楽しめます。
最近のワイヤレスヘッドホンは、よほどの悪条件を除いて、音が途切れたり、止まったりしません。リラックスして楽しみたいなら、断然ワイヤレスヘッドホンがおすすめです。
・長時間つけても気にならない重量とフィット感
ヘッドホンをつけていると、気になるのが重量です。特に、後ほど紹介する4条件のひとつ、ノイズキャンセリング機能を搭載したヘッドホンは、通常よりも重量があります。
一般的には200g〜300g程度ですが、長時間つけていると重さが気になってくるかもしれません。女性の場合は、できるだけ軽めのヘッドホンを選ぶといいでしょう。
次に、フィット感です。自分の耳に合わないヘッドホンをつけていると、徐々に耳が痛くなっていきます。ライブ映像や映画は長時間視聴するため、フィット感は大切です。できれば、自分の耳で試してみて、フィット感を確認してください。
・周囲の音をカットするノイズキャンセリング機能
ノイズキャンセリングは「周囲の音をカットしてくれる技術」のこと。屋上テラスには、時間帯によって人の話し声や車の走行音など、あらゆる環境音が入ってきます。ノイズキャンセリングを利用すれば、こうした音を最小限にカットできるので、集中して映画や音楽を楽しむことが可能です。
ただし、ノイズキャンセリングといっても、すべての騒音をゼロにするわけではありません。一般的に、40~1,500Hzの音を軽減させる効果があるといわれています。多少騒音が耳に入りますが、映画や音楽の音を流すため、そこまで気にならないでしょう。
・ダイナミックな体験ができる音質
やはりヘッドホンを使う上で、大切なのは音質です。映画や音楽を楽しむ以上、迫力のある音質は欠かせません。音質の悪いヘッドホンを使ってしまうと、臨場感に欠けてしまい、いまいち感情移入できないでしょう。
ヘッドホンは種類によって、「低音重視型」や「フラット型」など重視している音が異なります。例えば、ロックやパンクといった音楽を楽しみたいなら低音重視、クラシックやポップスならフラット型が適しています。映画を楽しむなら、立体音響のサラウンド対応もいいかもしれません。
ただし、基本的には自分の好みに左右されるので、実店舗で確認することをおすすめします。
2.屋上テラスで映画や音楽を楽しむためのヘッドホン5選
価格 | 重量 | 音質 | 着用感 | デザイン | |
SONY WH-1000XM3 | 約3万円 | 255g | ◎ | ◎ | ○ |
BOSE NOISE CANCELLING HEADPHONES | 約5万円 | 250g | ○ | ◎ | ◎ |
SENNHEISER MOMENTUM Wireless | 約5万円 | 304g | ◎ | ○ | ◎ |
Bang&Olufsen Beoplay H9i | 約4〜5万円 | 285g | ○ | ○ | ◎ |
JVC HA-S78BN | 約1万円 | 165g | △ | ○ | △ |
最後に屋上テラスで映画や音楽を楽しむためのヘッドホンを解説します。上記の表とともに、各ヘッドホンの特徴を参考にしてください。
・SONY WH-1000XM3 【まるでオーダーメイド】
カラー:ブラック/プラチナシルバー
価格:約3万円
バッテリー:30時間(NCあり)、38時間(NCなし)
SONYの「WH-1000XM3 」は、ノイズキャセリング機能に特化したヘッドホンです。「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」を搭載し、業界最高クラスのノイズキャンセリング性能とエレガントな音を実現しました。
「NCオプティマイザー」と呼ばれる機能を使えば、装着したときの髪型やメガネの有無、フィット感などを検知して、ノイズキャンセリング機能を最適化してくれます。
また、ヘッドホンに搭載された気圧センサーによって、気圧の変化にまで対応します。まるで、オーダーメイドのヘッドホンのようです。
WH-1000XM3は装着感にもこだわっています。イヤーパッドには、低反発のウレタン素材を使用。側頭部の圧力が分散されるため、長時間つけても安心です。
・BOSE NOISE CANCELLING HEADPHONES 700【スマートな装着感】
カラー:ブラック/ラックスシルバー/ソープストーン
価格:約5万円
バッテリー:20時間
BOSEの「NOISE CANCELLING HEADPHONES 700」は、スタイリッシュなフォルムが特徴的なヘッドホンです。どこかゴツゴツした印象のあるヘッドホンですが、こちらはシャープでエレガントな雰囲気を持っています。
特に、ソープストーンと呼ばれるカラーは、女性でも軽やかに持てるデザインです。
気になる着用感も良好です。イヤーパッドには人間の頭や耳の形状に合わせた高級感のあるレザー、ヘッドバンドにはソフトシリコンを使ったカバークッションが付いていて、長時間のリスニングでも頭や耳が痛くなりません。
音質はBOSEならではのクリーンで聴きやすいサウンド。どんな映画や音楽にもなじむ、フラットな音質です。さらに、11段階の設定ができるノイズキャンセリング機能を搭載しています。ノイズキャンセリング特有の圧迫感が苦手な方でも、設定を変えれば快適に映画や音楽を楽しめます。
・SENNHEISER MOMENTUM Wireless【スタイリッシュなデザイン】
カラー:ブラック/サンディホワイト
価格:約5万円
バッテリー:17時間
ドイツの音響機器メーカー「SENNHEISER(ゼンハイザー)」が、2012年から発売している人気シリーズ「MOMENTUM Wireless」。低音から高音までバランスのとれた音質が好評のシリーズです。
「MOMENTUM Wireless」のノイズキャンセリング機能は全部で3つ。余すことなく性能を発揮した「最大モード」、風の強い日に使いたい「風きり音低減モード」、ノイズキャンセリング特有の圧迫感から解放される「圧迫感低減モード」の3つです。
特に、最後の「圧迫感低減モード」は、長時間の映画や音楽を楽しむ際に役立ちます。
ヘッドバンドとイヤーパッドには、シープスキンの本革を使用。マットなスチールアームとマッチして、高級感あふれるデザインになっています。ちなみに、本体は折りたたんで、付属ケースにて保管できます。
・Bang&Olufsen Beoplay H9i【ラグジュアリーな一品】
カラー:ナチュラル/ブラック/テラコッタ/ライムストーン
価格:約4〜5万円
バッテリー:18時間(NCあり)、23時間(NCなし)
デンマークの老舗オーディオメーカー「Bang&Olufsen(バング アンド オルフセン)」。ほかのヘッドホンにはない、ラグジュアリーなデザインは、所有欲を満たしてくれます。
「高級感のある本革のヘッドバンド」や「ラムスキンを使ったなめらかなイヤーパッド」によって、長時間快適なフィット感を提供。別売りのイヤーパッドを購入すれば、劣化した際も安心して交換できます。
肝心の音質は高音と低音のバランス型。近年、人気のある低音重視型ではないので耳にやさしいです。ノイズキャンセリング機能と組み合わせれば、耳に負担をかけずに映画や音楽を楽しめます。
・JVC HA-S78BN【入門用に最適】
カラー:ブラック
価格:約1万円
バッテリー:11時間(NCあり)、16時間(NCなし)
今回紹介したヘッドホンの中で、もっとも安いJVCの「HA-S78BN」。
この価格帯でしっかりとノイズキャンセリング機能を搭載。クセのないフラットな音質で映画や音楽の邪魔をしません。
また、3つのプリセットサウンドモードを収録し、一般的な「ノーマルモード」、迫力のある「バスブーストモード」、ボーカルを際立たせる「クリアモード」から好みの音を選べます。
「とりあえずノイズキャンセリング機能を使ってみたい」「できるだけ価格を抑えたヘッドホンが欲しい」という方におすすめです。ヘッドホンを初めて買うなら申し分のない内容となっています。
まとめ
一般的な環境で利用するケースとは違って、屋上テラスではノイズキャンセリングや着用感などが大切になります。何を基準にして選んでいいのかわからない方は、ぜひ本記事のヘッドホンを参考にしてください。