夕涼みはここで。屋上テラスで楽しむ「晩夏インテリア」のポイント

新しい生活様式が定着しつつある今日この頃、ほっとくつろげる自宅のインテリアにこだわる方は多くなっています。居心地の良さや好みをベースに、「季節感」もプラスすると、より心地よい空間がつくれます。今回は、夏のおわり頃「晩夏」に楽しむ「屋上テラスのインテリア」のポイントをご紹介します。

インテリアだけでも「晩夏」の風情を

二十四気の一つ。暦の上で秋が始まる立秋を過ぎると、朝夕が少しずつ涼しくなり秋の気配を感じられるようになります 。ですが、最近はまだまだ暑さが厳しい地域も多く、盛夏同様の暑さ対策が必要ですよね。

でも、せめてインテリアだけは季節感を楽しみたいもの。屋上テラスも晩夏ならではの心地よいインテリアに模様替えしてみませんか。大がかりな模様替えはしなくても、小物や植物などを変えるだけで雰囲気ががらりと変わりますよ。それでは。具体的なポイントを観ていきましょう。

屋上テラスで楽しむ「晩夏インテリア」のポイント

家具を置いたりラグを敷いたり、屋上テラスをリビングのように整えれば、「アウトドアリビング」として快適な屋外空間になります。 でも、屋内と比べて家具や小物などを大きく変えることが少ない場所なのではないでしょうか。

そこで意識したいのが小物で「季節感」を楽しむこと。ここでは、「晩夏」にちなんだインテリアのポイントをご紹介します。

ポイント1：晩夏のイメージに合う色って？

 気軽に季節感を楽しむのに、意識したいのが「色づかい」です。晩夏と聞いて、あなたはどんな色を思い浮かべますか。

真夏はシアーな（透明感のある）明るい色合いをイメージしますよね。それに対して晩夏は、少し深みのあるシックな色合いに変化していきます。たとえば、ベージュ・ブラウン・マスタード・カーキなどが晩夏にぴったりの色。その他の色でも、少しグレイッシュなくすんだトーンを選べば、夏のおわりの雰囲気にマッチするはずです。

ポイント2：夕涼みアイテムをプラス

子どものころ、夏の夕方に縁側などに出て涼んだ経験はありませんか。暑さが少しずつ和らいでいく晩夏は、屋上テラスで夕涼みを楽しむのも素敵な過ごし方。心地よい風を頬にうけながら、ゆったりと冷たい麦茶やお酒を楽しんだり、家族と語らったり…癒しのひとときが訪れることでしょう。

この時、あると便利なのがアウトドア用の折りたためるテーブルやチェア。ベンチタイプのチェアは、座るだけでなくテーブル変わりとしても便利に使えます。ダイニングセットなどを置いていない場合でも、一時的に夕涼みコーナーをつくることができますよ。

ポイント3：デコレーション照明でリラックス感を

晩夏のひとときをゆったりと過ごすなら、おしゃれなデコレーション照明で屋上テラスを彩ってみてはいかがでしょうか。照らす目的だけでなく、「飾る」イメージで小さな照明を散りばめると、リラックス感のあるインテリアに。非日常的な屋上テラスを演出できます。

太陽光電池式・LEDタイプなど、屋外でも快適に使えるデコレーション照明は多く販売されています。たとえば、スウェーデン発祥の家具ブランド「IKEA」ではライトチェーンが3,000円以下（2020年8月現在）とリーズナブルに展開されており、屋外に使えるタイプも揃っています。色やデザインなどバリエーション豊富なので、あなたのご自宅にマッチするものを選んでみてはいかがでしょうか。

ポイント4：ガラス花器に季節の花を飾る

晩夏に開花する季節の花を飾るのも素敵です。

可憐なイメージがお好みならコスモスを、華やかでゴージャスなイメージがお好みならダリアを飾ってみては。いずれも豊富なカラーバリエーションがあるので、インテリアの色に合わせて選んでみてください。

秋になると、重厚感のある陶器製の花器で飾ることが多くなっていきますが、晩夏なのでシアーなガラス製の花器を使うのも良いですね。透明感のある涼やかさと、初秋を感じさせる花の組み合わせが晩夏インテリアならではのアクセントになります。

屋上テラスで「夏のおわり」を楽しんで

 夏のおわりは少し寂しさも感じますが、その独特の心地よい風情が心を癒してくれますね。暑さが少しずつ和らぎ過ごしやすくなったら、屋上テラスの楽しみ方がもっと広がるはず。夕涼みなど晩夏らしい過ごし方ができる、お家のなかでも特にお気に入りスペースになりそうですね。あなたも晩夏インテリアに模様替えをして、屋上テラスで家族団らんの時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。