【夏のリゾートインテリア】のつくり方。「涼」を感じさせるポイントは?

リゾートインテリア

暑さが厳しい夏は、お部屋からも涼を感じたいもの。リゾートホテルを思わせる涼やかで開放的なインテリアを自宅でも楽しめたら、家で過ごし時間がもっと心地良くなりそうですね。

ファッションや食事だけでなく、住まい全体にも季節感を取り入れると、暮らしがより快適になるはず。今回は、夏仕様のリゾートインテリアをつくるポイントをご紹介します。本格的な夏に向けて、模様替えのヒントにどうぞ。

清涼感を感じさせる素材は?

インテリアから夏らしさを感じられたら、実際の室温よりも少し涼しく感じられるかも。夏を意識したインテリアをつくるなら、「素材」にこだわってみませんか。

家具や雑貨も夏らしく

籐やアッシュ材などでつくられた家具は、その色合いや風合いから清涼感を演出してくれます。天然素材ならではの経年変化を楽しむこともでき、使い込むほどに自分らしいインテリアに。家具では難しければ、籐でつくられたカゴなどの雑貨をプラスするだけでも雰囲気が出ますよ。

大理石でひんやり感を

住まいに使われる石は、高級感や重厚感を演出する素材。石材のなかでも住宅に取り入れられることが多いのは、気品漂う「大理石」です。独特のさざなみのような模様が特徴の大理石ですが、白を選ぶことでインテリアになじみさりげない上質感を漂わせます。

天然の大理石を取り入れるのが難しい場合は、人工タイプもあります。人工大理石は、色やデザインなどバリエーションが豊富なため、インテリアに合わせて自由に選べるのがメリットです。ほかの素材では生み出せない、ラグジュアリーで美しい質感は夏インテリアをワンランク上の空間へと導いてくれることでしょう。

ファブリック1枚で、夏らしさをプラス

暑さで寝苦しい夏の夜も、さらりとした肌触りのファブリックに包まれればぐっすりと眠れそうですね。リネンやコットンなどひんやりとした肌触りのファブリックは、暑い季節におすすめのアイテムです。後ほど詳しくご紹介しますが、ブルー系の色合いは実際よりも涼しさを感じさせてくれます。色の心理効果を活用してみるのも良いでしょう。

ベッドルームに取り入れるならシーツやガーゼケットなどに、キッチンやダイニングなら、ランチョンマットやティーマットなどで小さく取り入れるのも素敵。テーブルに敷くだけでなく、細々としたモノの目隠しにしたりアートのように飾ったりと使い方が広がります。

「透明感」のあるアイテムが涼を運ぶ

涼やかな水をイメージさせる透明感のあるガラス製アイテムも、夏インテリアに欠かせないアイテム。写真のようなフラワーベースなど透明感のあるアイテムがひとつお部屋にプラスされるだけで、涼を運んでくれそう。

みずみずしいインテリアグリーンを

テーブルやキッチンカウンターなどお部屋のあちこちに、季節のインテリアグリーンを置けば潤いのあるみずみずしい空間に。夏らしさを意識するなら、鉢は白を選ぶのがベター。太陽の光を反射する色なので明るく軽やかな印象を与えます。また、カラフェやボウルに、さりげなく花やグリーンを挿すだけでも素敵。ガラス越しに見える水面が、涼しさを運んでくれそう。

寒色系をインテリアのメインカラーに

夏インテリアのメインカラーは、寒色系を選ぶのがおすすめ。特に、青系の色合いは心理効果からも涼しさを感じられると言われています。海を思わせる青のグラデーションカラーを意識してインテリアをつくれば、爽やかで洗練された雰囲気に。ソファカバーやフラワーベースなどのインテリア小物はもちろん、壁の一部に青系のタイルやアクセントクロスを取り入れるのも良いですね。少しグレイッシュな青を選べば、海外インテリアのように個性的に。夏らしいモチーフやアートを飾れば、シーズンムードを盛り上げてくれそう。

モダンなインテリアにしあげるなら、「原色」を

モダンテイストのインテリアをお好みなら、モノトーン配色のインテリアのアクセントに原色を取り入れるのもおしゃれ。クッションカバーなど極彩色のテキスタイルを小さくプラスすれば、インパクトのある初夏コーディネートを楽しめます。

ポイントは自然素材・透明感・涼しげな色合い

夏インテリアをつくるポイントは、「透明感・自然素材・涼しげな色合い」を積極的に取り入れることです。意識してプラスすれば、涼をもたらすだけでなく季節感を楽しめますよ。あなたもぜひこれらのポイントを参考に、心地よいと感じられる夏インテリアをつくってみてはいかがでしょうか。

伊野奈緒美

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福岡のフリーライター。Naomi.Spring代表。WEB媒体を中心に、インテリア・ライフスタイル・ファッションなどをテーマに記事を執筆しています。趣味は、...

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