ちょっとスマートなおうち時間を。自宅で天体観測を楽むために必要なアイテムとは?

お家キャンプ

キャンプで雄大な自然に囲まれながら月や星を見る時間は、忙しない日常から離れられる贅沢な時間ですよね。

キャンプにはまとまった休みがないと行けませんが、双眼鏡や望遠鏡があれば、自宅の屋上で癒しのアウトドア時間を楽しめますよ!夜の屋上は、街灯や近隣のお家の明かりも影響しにくいので近所の公園やお庭よりも天体観測におすすめな場所です。

そこで、今回は自宅の屋上で夜の天体観測を楽しむために必要なアイテムや対策をご紹介いたします。

天体観測の必需品

・双眼鏡

双眼鏡は特別なセッティングをしなくてもすぐに天体観測を楽しめるので、初めて天体観測をする初心者の方や、子どもでも扱いやすくおすすめです。

望遠鏡に比べて扱いが非常に簡単で、両目で見られるため疲れにくく、視界も広いので目的の星も探しやすいですよ。また、軽いうえにコンパクトなので、キャンプに行く時も簡単に持ち運べます。

双眼鏡を選ぶ際には、「ひとみ径」に注目しましょう。人の目の瞳孔は暗い場所で5〜7mmほど開くと言われています。

そのため、夜に行う天体観測では瞳孔の開きにあったひとみ径5〜7mm前後で倍率は8倍前後の双眼鏡を選ぶと綺麗に星が観察できます。

・天体望遠鏡

自宅でも大迫力で星や月を楽しみたいという方や、本格的に天体観測をしたいという方は望遠鏡がおすすめです。

天体望遠鏡では月だけでなく、木星のしま模様や土星の輪など惑星まで見られるので宇宙の大きさを体感できます。

初心者の方や子どもには難しそうなイメージがある天体望遠鏡ですが、仕組みや種類を理解して、扱いやすい望遠鏡を選べば問題なく天体観測を楽しめます。

天体望遠鏡は「鏡筒」「架台」「三脚」の3つの組み合わせでできています。目的や使う人に合わせて鏡筒と架台の性能を選ぶのがポイントです。

まず、鏡筒は天体の見え方を左右するところです。鏡筒選びで、見える天体の種類や見え方、扱いやすさが異なります。

初心者の方や子どもが天体望遠鏡を扱う際には、光学タイプが屈折式のものがおすすめです。屈折式は接眼レンズが天体と同じ向きになっているため見つけやすくメンテナンスが簡単です。

一方、反射式は天体望遠鏡の扱いに少し慣れた中級者から上級者の方におすすめです。

反射式は接眼レンズの扱いや光軸のメンテナンスなど手間はかかりますが、にじみや歪みが少なく、暗い星でもはっきり見えるのが特徴です。

倍率は50倍〜100倍のものを選ぶと月のクレーターのゴツゴツした感じや月が地球の自転により移動していく様子などが大迫力で楽しめますよ!

架台は本体を乗せる部分で、鏡筒を安定して保持する役割と、目標の天体を見つけやすくする機能や自動で天体を追尾する機能などが付いているものもあります。

そのため、目的に合わせてタイプや機能を選びましょう。

天体観測にあれば嬉しいおすすめグッズ

・ランタン・ヘッドライト

天体観測をするときは、目を暗闇に慣れさせて瞳孔を開いた状態にしておくのがベストなのですが、足元を照らすときや、荷物を探すときには明かりが必要ですよね。

そこで、活躍するのがランタンやヘッドライトです。しかし、普通の白色や黄色の明かりではなく、天体観測のときはできるだけ眩しさのない赤色の明かりがベストだとされています。

ヘッドライトは赤色を装備しているタイプのものが販売されていますが、ランタンで赤色を装備しているものはなかなかありません。

その場合は、ランタンに赤フィルムを切って貼り付ければ簡単に赤色のライトが完成するのでおすすめです。

・ジェットボイル

ジェットボイルはアウトドア用の湯沸かし器です。天体観測をしながらコーヒーやココア、インスタントラーメンを食べるとオツな感じがして美味しいですし、少しわくわくしますよね。

もちろん、自宅の屋上での天体観測なのであらかじめキッチンでお湯を沸かし、保温容器に移して屋上に運んでも問題はありません。

しかし、少し手間をかけてジェットボイルでお湯を沸かすことで自宅の屋上にいながらアウトドア気分を満喫できるのでおすすめです。

・収納性チェア・収納性テーブル

天体観測をするときに椅子があれば、コーヒーやココアを飲んでくつろぎながら、星座を楽しめます。夜に底冷えする季節にも椅子があると冷えも軽減できますね。

テーブルは飲み物やランタンを置くために使いますが、テーブルの上にキャンドルを置くとおしゃれな雰囲気も出て、より癒しの空間ができあがります。

どちらも使わないときは収納できるような折りたたみのものであれば、置き場所にも困らず、キャンプの際には持ち運びができるのでおすすめです。

・星座アプリ

少し前までは天体観測をするときは紙の星座表を見て、星座を探すのが主流でしたが、今では優秀な星座アプリがあります。

アプリによって機能性は異なるのでまずは、無料の星座アプリから試して、次第に天体観測に慣れてきたら有料アプリの星座アプリを使って天体観測を楽しんでみてはいかがでしょうか。

・子どもと一緒なら図鑑もおすすめ

最近は高性能なアプリで手軽に天体観測ができるのですが、子どもと一緒に天体観測をするのならば、子ども用の星座図鑑や宇宙図鑑もおすすめです。暗い中なのでその場で読み込むのは難しいですが、星座図鑑には星座に関連した物語の紹介や、惑星の大きさ比べのページがあるなど、子どもが学習しやすいように作られています。

普段は図鑑を開かない子でも、夜に天体観測をしながら気になった情報を懐中電灯で照らしながら図鑑で調べる、となれば研究者のようで楽しんで学習できますね。

天体観測を楽しむための季節ごとの対策

・虫除け対策

夏の天体観測ではどうしても虫が気になります。ちょっとした明かりに寄ってくる虫が気になって天体観測を集中して楽しめないのはもったいないですよね。

そのため、夏に天体観測をするときは蚊取り線香を焚いて、虫よけスプレーを用意しておくと、虫刺されなどを気にせず、天体観測を楽しめますよ。

・防寒対策

天体観測は夜なので、少し冷え込むこともありますよね、春や夏であっても多少寒さへの対策をすることをおすすめします。

自宅なので寒ければすぐに上着を取りに行くことも出来るのですが、軽く羽織れるダウンやブランケット、底冷えを防ぐ為のクッションなどがあると、わざわざ室内に取りに行かなくてすむので快適に過ごすことができますよ。

秋や冬に天体観測をする場合、可能なら電気ストーブなどを用意しておくとすぐに暖まれます。

まとめ

今回は自宅で天体観測を楽しむために必要なアイテムや対策をご紹介しました。

双眼鏡や望遠鏡のほかにも、アイテムをそろえれば、自宅でも手軽にアウトドア感覚で天体観測を楽しめます。

天体観測は子どもの知的好奇心を育てることができますし、何より自宅にいながら自然と宇宙を感じることができるおすすめのお家アウトドアです。

中々遠出ができない時にもアイテムさえ揃えば気軽に始められるので、ゆっくりと流れる夜の時間に身を委ねて、癒しのお家アウトドア時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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