「スタディスペース」はどこにつくる?勉強がはかどる収納アイデア
学校や塾の宿題、日々の学習を、子ども部屋ではなくリビングでしたいというお子さんは多いのではないでしょうか。リビングなどの一角に「スタディスペース」があれば、より勉強がはかどります。今回は、スタディスペースをつくるのにおすすめの場所や、収納のアイデアをご紹介します。
あると役立つ「スタディスペース」
家族の気配を感じられて落ち着く、子どもが親にわからないところを質問しやすい、子どもの勉強の様子を見守れるなど、親子ともにメリットの多いリビング学習。ですが、食事の時間になるとダイニングテーブルの上に広げた教材を片づけなければいけない、テレビなどが目に入り何となく集中できない…などのデメリットもあります。
そんなお悩みを解決するのが「スタディスペース」。小さなデスクをリビングなどの一角に置いてつくる、その名のとおり「勉強場所」です。家族が集まる共用スペースですが、勉強専用デスクを置けば、教材などをそのままにしておくことも可能。デスクの向きを壁や窓向きなど工夫すれば、テレビやゲーム、おもちゃなどが目に入ることもなく集中力が高まります。
このように、食事やくつろぎのスペースと学習スペースを分けることで、親子が快適に過ごしやすい空間になります。それでは、スタディスペースは具体的にどこにつくるのがよいのでしょうか。
「スタディスペース」をつくるのにおすすめの場所
食事の用意をしながら見守れる:「キッチン」の近く
親が食事をつくっている時に、子どもが勉強をしている…というタイミングが多いのであれば、キッチンの近くにスタディスペースをつくってみてはいかがでしょうか。家事と勉強、お互いに別々のことをしつつも、親子で同じ空間にいることを感じられるのがメリット。わからない問題の質問や、勉強の声かけなどもしやすいレイアウトです。
「リビングの一角」または「リビングに近い部屋」
ちょっとしたことに不安を感じやすい小さな子どもは、家族の気配を感じながらの方が勉強がはかどると言われています。リビングの一角や近い部屋で親が家事やリモートワークをしている場合は、その近くに学習デスクを設置してみてはいかがでしょうか。
限られた空間に大きな学習デスクを置くと空間を圧迫してしまうため、横幅100cm以内、奥行き50cm以内ほどのコンパクトなタイプを選ぶのがおすすめです。オープンな空間のため集中できない場合は、パーティションなどで間仕切りするとプライベート感が得られるでしょう。
LDKに近い「デッドスペース」を活用
LDKのなかにあるわずかな窪みなど、上手く使いにくいデッドスペースをスタディスペースにするのもおすすめです。既成のデスクではどうしてもサイズが合わない場合、こちらの写真のように、造り付けの造作デスクを設置する方法も。スペースを無駄なく使えるだけでなく、インテリアとしてもおしゃれに仕上がります。
「スタディスペース」の収納アイデア
教材や文具などで散らかりやすいスタディスペースをきれいに保つためには、使いやすい収納を備えることがマスト。どのような収納アイテムを取り入れるのか迷ったら、このようなことを参考にしてみてください。
・教科書やテキスト、問題集などをしまうためのオープン棚(できれば専用を準備)
・細々とした文具をしまうペン立てや小物入れ
・ポケットファイルや収納グッズを吊り下げられる壁面収納
・プリントをはさめるデスクマット
これらの収納アイテムを上手に使いながら、デスク周りをすっきりとさせてみてはいかがでしょう。子ども部屋であれば、カラフルな色やキャラクターなどを取り入れた子ども仕様のインテリアを楽しむのもありですが、家族が集うリビングは皆がくつろげる落ち着いた雰囲気に仕上げるのがおすすめです。色数を絞ったり、家具や収納アイテムの素材を周りのインテリアに合わせたりなど、「なじむ」ことを意識してアイテム選びをしてみてください。
「スタディスペース」で快適な学習を
スタディスペースがあれば、家族との共用部分を散らかりにくくなるだけでなく、子ども目線で勉強に集中できる環境づくりができます。リビング学習を始めたい方や、すでにリビング学習を始めているものの、なかなか上手くいかない…という方は、ぜひご参考にしてみてはいかがでしょうか。