アウトドアには万能な多機能ハサミがおすすめ!形状・素材・機能も解説

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アウトドアの用意をしている時、どんどん増えていく荷物を前にしながら、本当はなるべく持ちものを少なくしたいのにと思っている人は多いのではないでしょうか。

それならば、便利な多機能ツールを活用してみませんか。今回は、細かい工具や刃物の機能がまとまった、多機能ハサミの種類や選び方を紹介します。

アウトドアには多機能ハサミが便利

アウトドアは、自然の中でさまざまな体験ができます。その分、自分たちで何かを切ったり加工したりする場面も多いでしょう。

多機能ハサミがあれば、木の枝や金属、プラスチックや食材などいろいろなものを切ることができますので、複数の刃物を用意していく必要もありません。栓抜きなどの機能を備えたものならば、さらに使い勝手が良くなりますよ。

多機能ハサミの選び方|ハンドルの形状

多機能ハサミは、ハンドルの形状によって切る対象や作業の向き不向きも変わってきます。見た目からもある程度の傾向が読み取れるので、特徴を理解して、目当てのハサミを購入してください。

スティック型
スティック型は、5本の指だけでなく親指の付け根にある母指球まで使って握るタイプのハサミです。手全体の力を込められますので、金属製の板や棒、針金など硬いものを切断するのに向いています。

アウトドアでは、のこぎりを必要としない程度の木枝の剪定や、缶の加工、ごみ分別の際ペットボトルの分解などに使えます。

円形左右対称型
円形左右対称型は、小さな円にそれぞれ親指と人差し指、もしくは中指を入れて使うタイプのハサミです。力を加減しやすく、細かくコントロールできるので、細かい作業に向いています。一方、使用するのが2本の指だけなので、長時間使うのには不向きです。

アウトドアでは、レトルトのパウチやプラスチックの袋、ビニール紐など、あまり力を必要としないものを切るのに使えます。

楕円形左右対称型
楕円形左右対称型は、親指側は母指球まで差し込み、もう一方の輪には中指・薬指・小指の3本を入れて使うタイプのハサミです。力を入れる作業にも向いているほか、疲れにくいため長時間の使用にも向いています。

アウトドアでは、段ボールなど厚みがあって切りにくいものや、ロープ、革製のものなどを切る時に役立つでしょう。

左右非対称型
左右非対称型は、円形の輪に親指を入れ、楕円形の輪に残りの4本指を入れて使うタイプのハサミです。円形左右対称型と楕円形左右対称型の良いところを持ち合わせたタイプとも言え、細かい作業と力を入れる作業の両方に対応できます。

ひとつあればいざという時に役立ちます。ただし、それぞれに特化していないため、用途が明確なら前述したどちらかを選ぶ方が良いでしょう。

多機能ハサミの選び方|素材

多機能ハサミは、ハンドルの素材によって握り心地が異なり、疲れにくさにも違いが出ます。また、刃の素材によって、手入れのしやすさなどにも違いがあります。ハンドルと刃にどのような素材が使われているのか、注意を払ってみましょう。

ハンドル 
ラバーや低反発素材のハンドルは、スティック型に多く見られます。滑りにくいためグリップ力が高く、また、クッション性も良いので、長時間の使用でも疲れにくいです。アウトドアでは、硬いものを切ったりする時に使われます。

樹脂素材は楕円形左右対称型によく見られます。フィット感が良いものも多いのですが、種類によって差が大きいため、実際に手に取ってみる方が良いでしょう。アウトドアでは、料理する際に肉や野菜を切るのにもよく使われます。


多機能ハサミの刃には、ステンレスや炭素鋼が多く使われています。ステンレスはサビに強いため、キャンプの調理時や釣りなどにも使え、オールマイティに活躍します。

炭素鋼のハサミは鉄のハサミで、耐久性もあり切れ味が続きますが、サビやすいのが特徴です。アウトドアでは、水気の少ない作業に向いています。

多機能ハサミの選び方|切る以外の機能

さまざまな材質のものを切れる多機能ハサミですが、「切る」以外の機能がついているものもあります。アウトドアで使うなら、ひとつで何役もかなえられる、サバイバルナイフのような万能なハサミの方が使い勝手が良いでしょう。

栓抜き機能
栓抜きは、アウトドアやキャンプに出かけた際、うっかり持って行くのを忘れがちなアイテムでもあります。この機能がついていると、栓抜きをわざわざ持って行く手間も省けますし、荷物に埋もれてしまいやすい小さいアイテムを、いちいち探す手間も省けるようになるでしょう。

トング機能
トング機能は、平らになっているハサミの先端部分を使って、トングやピンセットのようにものを挟んでつかめる機能です。

レトルト食品や真空処理された食品パックのように、箸でつかみにくいものを挟んで取り上げたり、焼き網や蓋など、手で触るとやけどの危険性があるものなども、けがを防いだりしながらつかめます。

工具の機能
多機能ハサミには、工具の代わりになる機能を持つものもあります。ハサミの先端をマイナスドライバー代わりに使えるものもあります。

またスプレー缶を捨てる際の、ガス抜きができるものもあります。重い工具箱を運ばなくても、手元にある多機能ハサミで対応できれば便利ですよね。

安全性の機能
安全性に配慮された機能がついているかどうかもチェックしてください。金属など硬いものも楽に切れるハサミは、誤って刃に触れてしまうだけで、けがをしてしまう恐れもあります。

使わない時に、きちんと刃を覆っておけるキャップが付属していたり、ロック機能がついていたりすれば、安全に保管しておけるでしょう。

アウトドアには便利アイテムを取り入れよう

アウトドアでは、物事を合理化していくことが荷物を少なく抑える秘訣でもあります。いろいろな役割を果たせる便利ツールを上手に利用すれば、荷物の量も少なくなり、さらには作業の手間もぐっと少なくなりますよ。

万能の多機能ハサミを取り入れて、アウトドアをより便利にしてみましょう。

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