「 屋上テラス」に置く家具はどう選ぶ?劣化や色褪せしにくい素材選びを

屋上インテリア

従来は、アウトドア色の強いアイテムが多かった屋外用家具ですが、最近では室内用と変わらないデザイン性と素材感のものが増えています。

素材や構造の技術が上がったことにより、屋外用の家具もメンテナンスしやすくよりデザイン性にもこだわれるようになったのだそう。そこで今回は、屋上テラスに置く家具を選ぶポイントをご紹介します。そもそも室内用と屋外用家具の違いは?など素朴な疑問も解決するはずです。

室内用と屋外用家具の違いとは?

室内のリビングに加え、 もうひとつのリビングとして使われることも増えた「屋上テラス」。そのような背景もあり、最近では室内用と屋外用で家具のデザイン性が近づいてきている、と言われています。また、屋外用家具の座り心地や使い勝手のよさも室内用と遜色がないのだそう。

では、室内用と屋外用の家具にはどのような違いがあるのでしょうか。

大きな違いを挙げるとすれば、「屋外の環境にも耐えられる素材」が使われていること。具体的にどのような素材が使われているのか、詳しく見ていきましょう。

劣化しにくい素材が鍵。屋外家具を選ぶ4つのポイント

1.雨や紫外線によって劣化しにくい素材

強い日差しや雨風にさらされる屋外家具は、過酷な条件に耐えられる素材でなければ快適に使い続けることはできません。特に気になるのは、強度。雨や紫外線によって劣化しにくい素材を選ぶことは必須条件になります。

抗菌・防虫・耐久・耐水性に優れた高級天然チーク材や、屋外環境でも劣化が少ない人工ラタンなど、過酷な環境にも耐えられる高品質な素材を選ぶことも検討してみましょう。

また、変色や退色も家具の劣化を感じさせる要素のひとつ。 雨や紫外線によって変色や退色しにくい素材を選びましょう。

2.天然素材よりも、メンテナンスがラクなのは人工素材

天然素材が編み込まれたリゾートテイストの家具。ラグジュアリーでありながら軽やかな素材感で素敵ですが、メンテナンスが大変だと感じることも。屋上テラスで使うことを考えるのであれば、人工素材を選ぶのがおすすめです。アジアンテイストを香らせたウォーターヒヤシンスを高機能な人工素材で実現したものや、丈夫で耐候性に優れた人工ラタンなどでつくられた家具を選んでみては。

3.防錆加工を施したフレーム

雨風にさらされる屋外テラスは、家具に使われている金属製のフレームに防錆加工が施されていると安心です。またスタイリッシュなステンレスフレームは、モダンスタイルのインテリアをお好みの方にぴったり。モノトーンやダークな色合いを基調とした、シャープなラインを描く軽やかなデザインを選ぶとクールなインテリアに仕上がります。

4.高機能な化学繊維が使われたファブリック

屋外で使うソファのファブリックは、耐水性と耐候性に優れたもの。屋外家具でファブリック製のものを選ぶなら、耐候性の高い高機能な化学繊維のファブリックが使われているかもチェックしたいポイントです。ヨットの帆に使われているファブリックなど、屋外使用向きのソファカバーやクッションも多数展開されています。

屋上テラスに置く家具のデザインは?

屋上テラスをリゾートホテルのように整えるなら、屋外家具のデザインにもこだわりたいところ。モダンなフォルム、ゆったりとしたサイズ感、軽やかなデザインは外せないポイントです。

よりリラックス感を演出するなら、丸く包まれるようなデザインのラウンジチェアやゆったりとお昼寝もできるガーデンベッドを選んでみては。丸みを帯びた優しい曲線のラインが、リゾート感のある屋上テラスを演出してくれます。

よりスタイリッシュに仕上げるなら、脚やフレームなどがスリムなタイプを選ぶのがおすすめです。ロースタイルで過ごせる背もたれや座面が低めの家具なら、よりリラックス感のあるアウトドアリビングに。

 屋上テラスに置く家具にもこだわりを

屋上テラスを、もうひとつのリビングとしてゆったりと過ごせるスペースにしたい。そう思ったら、まず選びたいのが屋外家具。風に飛ばされないもの、転倒しないもの、厳しい気候にも耐えられるものなど、屋外使用ならではのチェックポイントが数多くあります。

何を選ぶか迷ったら、専門家に相談するのもひとつのアイデア。ガーデンファニチャーを専門に扱う家具店もあり、オンラインショップなども展開されています。リゾートホテルのような屋上テラスをつくりたい方は、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

伊野奈緒美

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福岡のフリーライター。Naomi.Spring代表。WEB媒体を中心に、インテリア・ライフスタイル・ファッションなどをテーマに記事を執筆しています。趣味は、...

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