秋の味覚の秋刀魚を屋上テラスで味わってみよう!
秋が旬の秋刀魚は脂がのっていて、一際美味しく栄養も豊富です。
でも「キッチンで焼くと、煙とにおいが気になって…」という方もいるのではないでしょうか。
屋上テラスなら、そんな心配も不要です。
屋上テラスで秋の高い空を見上げながら秋刀魚を味わうのは、とても豊かなひとときになりそうですよね。
今回は、秋刀魚の焼き方や秋刀魚のレシピを紹介します。代表的な秋の味覚の一つである秋刀魚の美味しさを、秋空の下で満喫してみませんか?
旬の秋刀魚とは
秋刀魚は冷たい海水に生息するため、北海道より北の公海を回遊し、秋になると日本近海に近づいてきます。8月末頃、北海道東で水揚げが始まり、10月中旬頃まで少しずつ三陸沖まで南下。
この期間に水揚げされるのが旬の秋刀魚です。三陸沖の海は、親潮と黒潮がぶつかるため、餌が豊富で秋刀魚に脂がのります。
秋刀魚には胃がなく、餌を食べてから排出するまでの時間が短いため、内臓にえぐみがなく、塩焼きにしたときにはらわたも美味しく食べられるのが特徴です。
また、秋刀魚には血液をサラサラにすると言われている成分やビタミン類、カルシウムなどの栄養素が含まれています。善玉コレステロールを増やしたり脳の老化を防止したりする効果も期待できるDHAも豊富に含まれているため、老若男女を問わずおすすめの食材と言えます。
秋刀魚の焼き方
旬の秋刀魚と言えば、外はカリッと、中はふんわりジューシーな味わいの塩焼きではないでしょうか。
塩焼きを作る下準備は、秋刀魚に「かけすぎかな」と思うくらい塩を振り、水分が出てきたらキッチンペーパーで丁寧に拭き取ることです。余分な水分を出しておくことで、パリッとした焼き上がりになります。
キッチンで焼くのとは違い、屋上テラスなら、アウトドアの方法でも料理できそうです。秋刀魚を美味しく焼くには、何を使う方法があるのか、確認していきましょう。
七輪
秋刀魚の塩焼きを料理するのにアウトドアの気分を味わえるアイテムとして、七輪があります。
秋刀魚を焼くのには、丸型ではなく端から端まできちんと焼ける角型の七輪のほうがおすすめです。
七輪を使うためには、炭火が欠かせません。炭火の火おこしは大変なイメージですが、火おこし器(チャコールスターター)を利用すると、案外簡単に火をおこせます。
火おこし器は厚みがある鋼板でできている四角い筒状の形で、網の上に炭をのせ、その下の着火剤に火をつけるだけ。それまでの火おこしのための苦労が嘘のように、待っていれば炭火ができます。
準備ができた炭火を火挟みで七輪に移して、網を充分熱してから秋刀魚をのせましょう。熱し方が足りないと、秋刀魚が網にくっついてしまいます。こんがりと焼き色がつくまで眺めているのは、至福の時間になるかもしれません。
炭火サンマ焼き器
秋刀魚は炭火で焼きたいけれど、ひっくり返すのが苦手で身を崩してしまうことが多いという方には、炭火サンマ焼き器がおすすめです。
LOGOS(ロゴス)の炭火サンマ焼き器は、秋刀魚を挟んで炭火の上にのせるだけ。手首を返せば両面が焼けるので、秋刀魚をひっくり返すときに身を崩してしまうことはありません。
ただし、加熱時にハンドル部分が熱くなるので、耐熱手袋の用意が必要です。
フライパン
炭火や七輪の用意ができない場合は、コンロとフライパンで焼きましょう。
フライパンには、フライパン用ホイルシートを敷きます。フライパンに秋刀魚がのりきらなければ、秋刀魚を半分に切りましょう。この際、斜めにカットするのがコツです。また、旬の秋刀魚は内臓も美味しく食べられるため、取る必要はありません。
ホイルシートの上に秋刀魚をのせて、中火~弱火で片面7~8分ずつ、じっくりと焼きます。両面に焦げ目がついたら出来上がりです。
秋刀魚のアレンジレシピ
塩焼き以外の秋刀魚レシピを紹介します。旬の秋刀魚をいろいろなアレンジで味わいましょう。
秋刀魚のガーリック焼き
簡単でスタミナ満点のレシピです。材料は秋刀魚と、ざく切りキャベツ、塩コショウ、しょうゆ、オリーブオイルです。
頭を落とした秋刀魚の片面に1cm間隔で切れ目を入れ、スライスしたにんにくを挟みます。
塩コショウ、オリーブオイルを振ります。熱したフライパンにオリーブオイルをひき、にんにくを挟んだ面を下にして秋刀魚を入れます。
中火で3分焼いて、焼き色がついたら裏返し、秋刀魚の脇にざく切りキャベツを入れ、塩コショウをしたら蓋をして3分、蒸し焼きにします。
蓋を開け、キャベツにしょうゆを振って炒めて、火からおろします。お好みでパセリを振って、出来上がりです。
秋刀魚のゴマ焼き
続いて、ゴマの風味が芳ばしい秋刀魚のレシピです。
材料は3枚におろした秋刀魚、塩、片栗粉、卵、白ゴマ、黒ゴマ、サラダ油、しょうゆ、みりんです。
秋刀魚を半分に切り、塩を振って10分くらいおき、水気をキッチンペーパーで拭いて、片栗粉・卵の順で衣をつけます。
次に、黒ゴマと白ゴマを別々の切り身につけて、しっかり押さえましょう。焼くときに取れてしまわないように押さえておくのがポイントです。
フライパンに油を熱して皮を下にして、ゴマが焦げないように中火で、蓋をして焼きます。焼き色がついたら裏返して、火を弱くして再び蓋をして、さらにじっくり焼きましょう。
しょうゆとみりんを合わせたものをまぶして、完成です。
秋の味覚を屋上テラスで堪能
旬の秋刀魚には深い味わいがあり、栄養もたっぷりです。
家の中で秋刀魚を焼くと、煙やにおいが気になってしまうこともありますが、屋外である屋上テラスなら心置きなく楽しめるでしょう。
アウトドアのように七輪を使って、秋刀魚を炭焼きにするのも美味しそうです。定番の秋刀魚の塩焼きも良いですが、いつもとは違ったアレンジ料理に挑戦しても楽しめるのではないでしょうか。