ビニールプールの手入れから保管まで、プールを片付ける際やっておきたいポイントとは
残暑も厳しく暑い日が続いていますが、夏休みも終わりとなると、少しずつ夏アイテムを片付ける準備をしなければなりませんね。
今年の夏は外出を控えて、自宅でプール遊びを楽しんだ人も多いのではないでしょうか?
たくさん遊んだビニールプールもきちんと保管できていれば、来シーズンもすぐに取り出して遊ぶことができますよ。
今回は、ビニールプールを片付ける際にやっておきたいことを詳しくご紹介します。
プールを片付ける前にやっておくべきこととは
子ども用のビニールプールは、シーズン中はその都度空気を抜かずに、軽く洗って繰り返し使っていたお家も多いかもしれませんね。
しかしながら、来年の夏まで空気を入れたまま出しておくのは、場所も取りますし、ビニールの劣化が進んで破損につながりやすくなりますので、シーズンオフにはきちんと乾かして、たたんで収納しておくことをおすすめします。
そして、シーズンオフの間は長期の保管になりますので、ビニールプールをなるべく良い状態にしてしまっておくためにも、以下のことに注意しながらプールを片付けましょう。
・カビ対策:洗剤できれいに汚れを落とし、水気を残さない。
・破れなどの補修:破れや穴を、小さい段階のうちに補修する。
・べたつき対策:ビニールプールがべたつき、ビニール同士がくっつくことによる破損を予防する。
・空気抜き:ケースや箱に収納できるよう、空気を抜いておく。
・収納方法:直射日光と高温多湿を避けて保管する。
ビニールプールのカビ対策
シーズン中プールを洗いながら使用していたとしても、汚れや水分が残っていると雑菌が繁殖しやすく、カビや臭いの原因になります。
シーズンオフで片付ける前には洗剤を使い『きちんと汚れを落とし』『しっかり乾燥させて』保管しましょう。
ビニールプールの洗い方は、お風呂掃除とあまり変わりません。
普段使っているお風呂用洗剤、または重曹水(水100mlに重曹小さじ1杯を溶かしたもの)をスプレーして、スポンジで軽くこすります。
最後は、水やぬるま湯で十分にすすげばOKです。
しっかり洗い終わったら、きれいなタオルで水気を拭き取って、風通しの良い場所に置くと早く乾きますよ。
ビニールプールの底と壁の間は見えにくいので、特に注意が必要です。手をしっかり差し込んで洗ったり拭いたりしましょうね。
電動ポンプ不要!ビニールプールの空気抜き
ビニールプールを収納する際、空気をきちんと抜いてあるほうがたたみやすく、コンパクトにまとまります。
ここでは、ストローや掃除機を使ったビニールプールの空気の抜き方をご紹介しますので、参考にしてみてください。
電動ポンプがなくても家にあるものを利用できるので、経済的なうえ簡単ですよ。
【ストローを使った空気抜き】
1.先を軽く斜めに切ったストローを、プールの空気口から中の弁を過ぎる位置まで深く差し込みましょう。そのまま放置しておくだけで、ひとりでに空気が抜けていきます。
2.空気が抜けるのが止まったら、残りの空気を押し出します。ストローはそのままにして、空気口の反対側からプールをロール状に丸めながらたたんでいきましょう。
くるくる丸める作業なら、子どもも一緒になって楽しんでお手伝いしてくれますよ。
3.たたみ終わると同時に空気も完全に抜けるので、このタイミングでストローを取り、空気口を閉じればOKです。
【掃除機を使ったプールの空気抜き】
1.針金クリップ,セロハンテープ,掃除機を用意します。掃除機はノズルを外し、ホースの先を拭いてきれいにしておきましょう。
2.クリップを一旦伸ばした後、階段を1段上がるようなクランクの形を作り、掃除機のホースの先にセロハンテープでしっかりと固定します。
3.クリップの先端でプールの空気口の中の弁を押すように掃除機を空気口にセットしたら、掃除機のスイッチを入れて空気を抜きます。
4.数分で完全に空気を吸い出せますので、空気口を閉じて形を整え、折りたたんで収納しましょう。
意外と簡単?ビニールプールの補修方法
プール遊びの際気をつけていても、知らないうちに小さな穴が開いてしまうこともあります。
でもお気に入りのプールはできるだけ長く使いたいですし、特に大型ビニールプールなどは、買い替えの経済的負担もあるのでなるべく避けたいですよね。
できるならば修理して、次の年すぐに使えるような状態にしてしまっておきましょう。
【小さな穴の場合】
ビニールプールを購入した際に補修用パッチが同封されていれば、小さな穴程度はそれで修理できます。
同封されていない場合は、3Mのビニール補修用テープがおすすめです。透明テープなので、修理した箇所がつぎはぎにならず、見た目もきれいに直せますよ。
いずれの場合も、隙間なく貼ることが重要ですので、パッチを貼る箇所の汚れを洗い流して、しっかりと乾燥させてから、平らな場所で皴を伸ばして貼りましょう。
もし、空気の漏れる穴の場所が特定できずにいる場合は、空気の入った状態のプールに石鹸や洗剤を塗ってみましょう。
空気が漏れる箇所からシャボン玉が膨らむので、穴の開いている場所をすぐに見つけられますよ。
【数センチになる大きな穴の場合】
100均で売っているビーチボールを切り抜いてパッチを作り、ビニール用接着剤で貼り付けて修理します。
1.穴の大きさに対し、3倍以上の大きさでパッチを作ります。
2.パッチを貼り付ける箇所に、軽くサンドペーパーを掛けます。
3.汚れを洗い流してよく乾かしたら、ビニールプールとパッチの両方に接着剤を塗り広げます。
4.プールとパッチを隙間なく貼り合わせたら、両面から手で押し付けて密着させます。
5.端がめくれたりして隙間ができるのを防ぐため、上からテープを貼って1日乾かします。
無地のプールなら、キャラクターのビーチボールを切り抜いてワンポイントにすると、子どもも喜びますよ♪
ビニールプールのべたつき防止にひと工夫
ビニールプールや浮き輪・スイミングキャップ・ゴーグルなどの素材は、時間の経過でどうしてもべたつきが出てきてしまいます。
無理にはがそうとして破損させてもいけませんので、シーズンオフの保管の際は、ビニールプールをたたむ前に、ベビーパウダーや重曹を全体にふっておくことをおすすめします。
ベビーパウダーは体にもつけられるものですし、簡単に水で洗い流せますので安心ですね。
もうひとつの工夫は、ビニールプールを入れておく箱やケースの除湿です。
市販の除湿剤でも良いですし、広口の空き瓶に重曹を入れて、ガーゼと輪ゴムで蓋をしたものを入れておいても良いでしょう。
使い終わった重曹は、家のお掃除に再利用できますよ。
まとめ
夏休みの間いっぱい楽しませてくれる自宅プールには、自然と愛着もわきますよね。
きちんと手入れをしてしまっておけば、またきっと来年も新しい夏の思い出が作れることでしょう。
自宅の屋上テラスを使えたら、プールの設置から洗浄・乾燥まで一箇所で済ませることも可能です。
もしこれから家を購入する予定があれば、屋上家具付きの家など検討してみてはいかがですか?
リゾートホテルのように、プールから出たらテラスのソファで休憩、なんていう素敵な過ごし方もできますよ。