玄関にスロープは必要?メリット・デメリットや費用のことも解説

コラム

段差による負担を無くし、車椅子やベビーカーの移動をスムーズにしてくれる玄関スロープは、自宅にも導入できます。

しかし、メリット・デメリットが生じるため、取り入れるときのポイントを含め、事前に把握しておくことが大切です。

そこで今回は、玄関スロープの必要性やメリット・デメリット、導入するときのポイントや費用相場と助成金についても解説します!

玄関スロープの必要性

日本では玄関スロープの必要性は高まっていて、公共施設や商業施設などではバリアフリー化が進んでいます。段差があることで、ケガのリスクを伴う人や不便に感じる人がいるからです。

例えば、筋力が低下している高齢者や足を負傷している方、体の不自由な方は、段差につまずきやすい傾向があります。また、車椅子やベビーカーは段差があると移動がスムーズにできません。

このような理由から、玄関スロープは公共の場だけでなく、自宅での必要性も高いといえます。

玄関スロープをつけるメリット・デメリット

自宅に玄関スロープをつけるにはメリットだけでなく、デメリットも生じます。どんなメリット・デメリットがあるのか、下の表でチェックしていきましょう。

メリットデメリット
車椅子やベビーカーの移動がスムーズになる玄関周りに広いスペースが必要
転倒のリスクを減らせる施工費用がかかる
おしゃれな外構に仕上がる住宅によっては施工できない場合がある

玄関スロープをつけるメリットは、段差が無くなりフラットになる分、車椅子やベビーカーの移動がスムーズになることです。段差が無くなるため、足腰の負担が軽減され、転倒のリスクも下げられます。

さらに玄関スロープを取り入れることで玄関周りがおしゃれに見えるのもメリットです。

一方で、階段をつける以上に広いスペースが必要になります。また、設置にそれなりの費用がかかることや住宅の形状によっては施工できないといった点がデメリットです。

玄関スロープを取り入れるときのポイント3つ

いざ玄関スロープを取り入れようと思っても、どんなことに気をつければ良いのか悩んでしまうかもしれません。玄関スロープを取り入れる際には主に3つのポイントがあります。

それぞれのポイントについて見ていきましょう。

1.角度は緩やかに
玄関スロープの角度は、できるだけ緩やかにするのがポイントです。角度が急だと、車椅子やベビーカーの利用者が危険を伴う可能性があります。

特に車椅子の場合は介助者がいる場合とひとりで行動する場合があるため、スムーズに移動しやすい緩やかなスロープにするのがおすすめです。

公共施設などで推進されている勾配は、屋外で1/15といわれています。例えば30cmの段差にスロープをつくる場合、4m50cmのスロープが理想です。

敷地が狭い場合は、スロープを折り返すなどの工夫が必要になります。

2.車椅子が通れる幅を確保する
玄関スロープをつける場合、車椅子が通れる横幅を確保するのも重要なポイントです。

車椅子は手動・電動共にJIS規格で横幅最大70cmと決まっているため、スロープの横幅は最低でも80cmは確保しましょう。80cmあればベビーカーでも余裕を持って通れるので安心です。

3.滑りにくい素材選びをする
スロープの地面には滑りにくい素材を選ぶのもポイントです。コンクリートやタイルなどは、雨に濡れると滑りやすくなり危険です。

おすすめはコンクリートブロックを互いにかみ合わせた、「インターロッキング」や砂利を浮かび上がらせたような見た目の「洗い出し」素材がおすすめです。

また、頑丈な石材やおしゃれに見えるレンガなども滑りにくい素材のひとつです。タイルの場合は、滑りにくい加工が施されたものを選びましょう。

玄関スロープの費用相場と助成金

玄関スロープの施工にはどれくらいの費用がかかるか気になるものです。また、助成金が出るケースもあり、その場合は費用が抑えられます。

ここでは玄関スロープの費用相場と助成金について、確認していきましょう。

費用相場
玄関スロープの費用相場は手すりを含めて約40~50万円前後です。手すりのない短めのスロープなら20万円程度で設置できますが、安全を考慮するなら手すりはつけた方が良いでしょう。

また、外構の状況次第で整備が必要な場合は、別途工事費用がかかります。さらに安全性を高めるためにフットライトなどを導入すると、その分の費用も負担が必要です。

ホームセンターなどで簡易的なアルミスロープや木製のスロープをDIYする方法もあります。しかし、安全性や快適さを求めるなら多少費用がかかっても業者に工事を依頼する方が安心です。

助成金について
介護保険制度(高齢者住宅改修用助成制度)の助成金を活用することで、玄関スロープの施工費用の手出し金額が抑えられるケースがあります。

介護保険制度とは、介護が必要な人が住む家の、バリアフリー化の改修費用の一部を負担してくれる制度です。

制度が受けられるのは、自治体から「要介護」あるいは「要支援」といった介護認定を受けている人に限ります。また、介護認定を受けているうえで、自治体の申請窓口で工事前の事前申請が必要です。

助成金が受け取れる改修工事には「手すりの取り付け」や「段差の解消」も含まれるため、玄関スロープの工事も対象になります。

工事費用の約9割を助成金として受け取ることができ、最大20万円まで負担してくれます。スロープを取り付ける際には助成金を活用することで、自己負担額を大幅に減らせるでしょう。

玄関スロープで暮らしを安全で快適に!バリアフリー化を実現しよう

玄関スロープは車椅子やベビーカーの移動がスムーズになるほか、転倒のリスクが軽減するなどのメリットがあります。

施工費用はかかりますが、介護保険制度が受けられる場合は助成金を活用することで、自己負担額は抑えられます。

傾斜を緩やかにできるか、車椅子が通れる横幅を確保できるかなど考慮して、設置を検討してみると良いでしょう。

暮らしを安全で快適にしてくれる玄関スロープを取り入れて、自宅のバリアフリー化を実現してみてはいかがでしょうか。

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